かご編みやナチュラルなアイテムが作れることで人気の、クラフトバンド。ペーパーバンド、紙バンドと呼ばれることもあり、軽く扱いやすいことから、ハンドメイド初心者の方でも手軽にはじめることができます。
クラフトバンドの編み方はさまざまですが、いくつかの編み方を覚えるとかごやバッグ、アクセサリーなど幅広く制作できるのも魅力。そんなクラフトバンドを使ったアイテムの作り方レシピや、おすすめのアイテムをご紹介します。
必要な材料が揃うスターターキットで、かご編みを始めよう!
Craftie Homeでは、クラフトバンドで必要な材料が揃ったかご編みスターターキットを好評販売中です♪ 基本の編み方をマスターしながら3つの作品が作れるお得な内容。分かりやすい作り方動画を見ながら自分のペースで制作できるので、初心者の方も安心ですよ。
クラフトバンドとは?
クラフトバンドとは、紙から作られているハンドメイド用の紐のことです。素材に牛乳パックや古紙などを原料とした、環境に優しくエコなものも多くあります。加工しやすく形を作りやすいことから、ハンドメイドの材料に適しています。
作れるものがたくさんあるのも魅力で、インテリアやお出かけに使えるかごやバッグ、コースターや小物入れまで。また、異なるカラーを組み合わせたり、大きさ違いで作って揃えたり、楽しみ方も幅広いのがクラフトバンドの特徴です。
クラフトバンドの使い方
クラフトバンドは、よく見ると複数の細い紙ひもがくっついている状態のひもになります。何本でできているかを表すために、クラフトバンドには「12本幅」「24本幅(ダブル)」のように、付属情報がついていることがあります。レシピ等で特に記載がない場合は12本幅であることが一般的です。6本幅・4本幅などが少量欲しい場合は、お手持ちの12本幅などを裂いて作ることができます。
カラーバリエーションが豊富で、手芸店や100円ショップでも購入することができます。素材はブランドにより異なりますが、扱いやすい上質なものを選ぶと、カットしても毛羽立ちにくく本格的な作品を作れるのでおすすめです。
クラフトバンドの編み方について
クラフトバンドの編み方はさまざまです。ねじりながら編んだり、ひもを交互に重ねるようにして編んだり、作品やデザイナーさんによって編み方も異なります。まずは簡単な作品から挑戦し、少しずつ編み方に慣れていくのがおすすめです。
初心者の方は、キットから挑戦してみるのも良いでしょう。Craftie Homeのキットなら、必要な材料と作り方動画をセットにしてお届けするので安心。はじめてのクラフトバンドにぴったりですよ。
クラフトバンドで手作りコースターにチャレンジ
クラフトバンド第一作目は、コースター作りにチャレンジです。同じカラーでそろえたり、家族それぞれのカラーを決めたり、デザインを考えてみてください。丈夫なクラフトバンドは、毎日使用するコースターにピッタリな素材です。
■今回作るクラフトバンドで作るコースターについて
・完成サイズ:約10㎝×約10㎝
・所要時間:約30分
クラフトバンドのコースターに必要な材料と道具
コースター作りに必要な材料と道具は以下の通りです。
材料
- 8本幅 10㎝×19本
- 8本幅 8㎝×4本
(合計2.5mほどあれば作れます)
※クラフトバンドの幅は、張り合わせてある紙ひもの本数によって12本幅・24本幅などと呼びます。8本幅がない場合には、12本幅を裂いて8本幅にできます。Craftie おすすめのアイテムはこちらからご購入いただけます!
道具
クラフトバンドを使ったコースターの作り方
作り方
- コースター作りに入る前に、クラフトバンドを10㎝×19本、8㎝×4本分カットしておきましょう。10㎝にカットしたクラフトバンド10本を、すき間なく縦に並べます。
- 両端にボンドをつけます。
- その上に10㎝にカットしたクラフトバンド2本を貼り付けます。
- ひっくり返して両端にボンドをぬり、クラフトバンド(10㎝)を貼り付けます。
- クラフトバンド(10㎝×2本)を重ねて、編み目が交互になるように入れます。
- 編み入れたら左右に分けます。
- 同じように2本を重ねて、6と編み目が交互になるように編みます。
- 編み入れたら左右に分けます。
- クラフトバンド(10㎝×1本)を8と編み目が交互になるように編みます。
- クラフトバンド(8㎝×2本)の両端にボンドをつけ、貼り付けます。
この時、洗濯バサミで固定しましょう。
- ひっくり返して、同じようにクラフトバンド(8㎝×2本)をボンドで貼りつけ、洗濯バサミで固定します。
- 完成です。
クラフトバンドでかご編み小物入れを作ろう
コースターが作れたら、次はかご編みの小物入れを作ってみましょう。小さいものから大きなものへチャレンジしていくことで、戸惑うことなく上達できるでしょう。
■今回作るクラフトバンドで作る小物入れについて
・完成サイズ:約16㎝×約14㎝×約6㎝
・所要時間:約2時間
クラフトバンドの小物入れに必要な材料と道具
今回作成するクラフトバンドで作る小物入れに必要な材料・道具は、以下の通りです。
材料
- クラフトバンド(12本幅) 6m×2個
※クラフトバンドの幅は、張り合わせてある紙ひもの本数によって12本幅・24本幅などと呼びます。
道具
- ハサミ
- 速乾性ボンド
- 千枚通し
- 洗濯バサミ
- 定規(メジャー)
- マスキングテープ
- PPバンド(いらなくなったカードなど)
クラフトバンドを使った小物入れの作り方
小物入れ作りに入る前に、クラフトバンドを以下の通りにカットし、準備しておきましょう。
準備
横ひも① 37㎝×5本
横ひも② 15㎝×4本
縦ひも③ 37㎝×5本
始末ひも④ 14㎝×2本
編みひも⑤ 62㎝×5本
縁ひも⑥ 61㎝×1本
縁ひも⑦ 63㎝×1本
巻きひも⑧ 3m×2本(12本幅を裂いて2本幅にします。手順17を参照)
作り方
- 横ひも①の中央に、縦ひも③を十文字に組んでボンドで貼ります。
このとき、横ひも①が下になるように組んでください。
- 横ひも①の上下に横ひも②を、その上下に横ひも①を交互に貼ります。
- 縦ひも③を交互に編みこんでください。
- 始末ひも④を貼ります。
- まわりの動くひもをボンドで固定し、洗濯バサミで挟んで貼り付けてください。
- 側面になるひもを内側にしっかりと折り曲げ、垂直に立ち上げます。
- 編みひも⑤を用意します。
垂直に立ち上げたひもに対して交互になるように編み込んでいきます。
ひもが浮いてくるようなら、洗濯バサミで押さえながら作業を進めましょう。
- 1周編み込みんだあと重なる部分に印をつけ、編みひも⑤を一旦外します。
- 残りの編みひも⑤にも、同じ部分に印をつけます。
- 各編みひもを印の所にボンドをつけて輪にしてください。
- 輪にした編みひも⑤を1本ずつかぶせ入れ、一段目と編み目が交互になるようにします。
- 前段と編み目が交互になるよう、計4段編みこんでください。
- 編み込みの後、編み目の間にすき間ができないようしっかり整えましょう。
- 網目を整えたら、立ち上げたひもを内側と外側へ交互に折り曲げます。
- 千枚通しなどをつかって、立ち上げたひもを編み目の間に差し込んで始末します。
- 始末したら、カゴの内側にボンドをつけて、縁ひも⑥を貼り付けたあと、洗濯バサミで固定します。
- 次に、巻きひも⑧を用意します。
画像のようにハサミで切込みを入れて、その切込みにPPバンドを差し込みます。
いらなくなったカードでも代用可能です。
差し込んだPPバンド、またはカードを使って裂いていきます。
- 次に、縁ひも⑦を用意します。
縁ひも⑦の端から1~2㎝のところから、裂いた巻きひも⑧をすき間なく巻きつけていきます。
- ある程度巻きつけたら、一度、縁ひも⑦でかごのフチを囲ってみましょう。縁ひも⑦の重なり部分に印をつけて、その部分をボンドで貼りつけ輪っかにします。
- 輪っかにした縁ひも⑦全体に、巻きひも⑧を巻き付けます。これでかごのフチができました。
- しっかり乾燥させたら完成です。
いろんな色の材料があるので、色違いの素材で作るのも楽しいですよ。
クラフトバンドのアレンジはいろいろ
実用的なアイテムをいろいろ作れるクラフトバンドは、子どもから大人まで楽しめるエコな手芸として人気を集めています。
完成後に防水スプレーや耐水・防水ニスなどを吹き付ければ、雨の日の使用やキャンプやピクニックなど水場のある場所でも使用OK。夏に備えて、涼しげなカゴバックやプールや海用のカバンを作るのも楽しいでしょう。
次々と違うアイテムに挑戦したくなるクラフトバンド。まずはコースターと小物入れから取り組んでみてくださいね。