春の訪れとともにやってくる行事「イースター」。その中で飾られる「イースターエッグ」は、お子さまと楽しめる定番のアイテムです。
イースターはあまり日本に馴染みのない行事でしたが、最近ではクリスマスやハロウィンなどのイベントを祝うように、日本でも親しみを持たれはじめています。
今回は、そんなイースターを彩る定番飾り「イースターエッグ」の作り方を、行事の歴史も交えつつご紹介します。「卵を使用したもの」「紙粘土を使用したもの」の2パターンの作り方をご紹介します。
イースターは何をする日?
「イースター」とは、キリスト教の復活祭のことです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では、クリスマスのようなキリスト教の一大イベントとして、とても親しまれています。
イースターの日にちは教派によって異なりますが、日本でのイースターは、春分の日から次の満月の日、翌日曜日とされています。近年では春の到来を祝うイベントとして、日本でも注目を集めています。
イースターエッグに込められた意味
「イースターエッグ」は、生命のはじまりや復活の象徴とされています。鳥が卵の殻を破って生まれてくるように、キリストも「死」という殻を破って復活したといわれいることから、イースターは卵をモチーフにしたオーナメントを飾るのが伝統となりました。
また、カラフルなペイントで装飾された卵やウサギのモチーフなども、イースターのシンボルとされています。イースターエッグの色や絵柄にも意味が込められています。例えば、赤色には太陽や幸福、情熱。オレンジには強さや持続という意味があります。
イースターエッグを手作りしたり、ゲームを楽しんだりと、春の訪れをみんなで祝ってみませんか?
イースターエッグ作ってみよう!
イースターの飾り物として欠かせないイースターエッグ。今回は、卵の中身を取り出して、殻を使った作り方と、紙粘土を使った作り方をご紹介します。お子さまのできること、興味に合わせて作り方を選んでくださいね。
イースターエッグを手作りして、楽しい春のイベントをみんなで楽しみましょう。
卵の殻で作るイースターエッグについて
完成サイズ
今回はMサイズを使用します。
お好みの卵のサイズを選んで作ることができますが、SサイズよりもM・Lサイズの方が大きく、ペイントしやすいのでおすすめです。
所要時間
1時間半ほど(着色の乾燥時間は除きます)
紙粘土で作るイースターエッグについて
所要時間
1時間半ほど(紙粘土の着色の乾燥時間は除きます。)
完成サイズ
H約4cm×W2.5cm
卵の殻で作るイースターエッグの材料と道具
材料
- 生たまご(作りたい分だけ用意する)
道具
- 竹串または爪楊枝
- フォーク
- お椀
- ポスターカラーなどのペン
- アクリル絵の具
- 筆
卵の殻で作るイースターエッグの作り方
卵が割れて汚れるのが心配な方は、生卵の中身を抜いて作るのがおすすめです。
卵の中身は卵にフォークの先で小さな穴を空け、爪楊枝で黄身を潰しながら出すことで簡単に抜くことができます。
作り方
- 生たまごの底にフォークを使って穴をあけます。
先端に少しずつ力を加え、慎重に作業をしましょう。
- 3〜5mm程度の穴があいたら、竹串を入れ黄身を潰します。
- 穴から中身を少しずつ出します。この時、殻が入らないように注意してください。
- 中身を全部取り出した後、中を水でよく洗い乾燥させましょう。
- 乾燥させたら、絵具やペンで色を塗りましょう。
なみなみ、ドットお花など、いろんな柄の組み合わせを楽しんでください。
- 絵の具の色を事前に3〜4色塗っておくと、子どもが自由に描いたものも、まとまりのある色合いに仕上がります。
- お好みの飾り付けをして完成です。ポスターカラーやペンでもOK。使いやすい方法を試してください。
- お好みの飾り付けをして完成です。
紙粘土を使ったイースターエッグの材料と道具
イースターエッグは、卵の他に紙粘土を使って作ることもできます。
本物の卵の殻とは違い、粘土は好きな大きさ・形にできます。ウサギの耳や鳥をモチーフにしたオリジナルのたまごを作っても面白いですよ。紙粘土は着色がしやすく色塗りもかんたんなので、お子さまでも自由にペイントを楽しむことができます。
材料
- 紙粘土
- 水
道具
- アクリル絵の具
- ペン
- シール
- マスキングテープなど
紙粘土を使ったイースターエッグの作り方
作り方
- 紙粘土で卵の形を作ります。好きな形や大きさのものを作れるので、ウサギの耳や鳥をモチーフにしても、イースターらしくて可愛いですよ。
- ひび割れができてしまう場合は、水で濡らしながらひびを埋めるように馴染ませてください。
- 形が完成したら、乾燥させます。丸一日程しっかり乾かしましょう。
- 紙粘土が乾いたらペンやシール、マスキングテープなどでデコレーションを施します。
- 絵の具が乾けば、紙粘土バージョンの完成です。
イースターエッグでどう遊ぶ?楽しむポイント
小さな卵を鳥かごにいれてエッグハント用に
「エッグハント」とは、イースターバニーが隠したとされるイースターエッグを、探し出してカゴに拾い集めていくという、子どもたちに人気の遊びです。子どもたちに内緒でイースターエッグを隠して、「見つけたらお菓子と交換」などのルールを設ければ、まるで宝探し気分。鳥かごなどのハント用のグッズを用意すると、子どもたちがもっと盛り上がるはずです。
好きなペイントやデコレーションでアレンジ
イースターエッグのデコレーションは自由です。マスキングテープやシールを使ったり、絵の具で好きな模様を描いたり、色を付けたイースターエッグを楽しくデコレーションしましょう。好きな模様に飾ったイースターエッグは、おうちに飾ったりオーナメントにしたりと、観賞用としても可愛いですよ。
親子一緒に楽しむスプーンレース
イースターの代表的なイベントの一つであるスプーンレース。大きめのスプーンにイースターエッグを乗せて、レースで順番を競うゲームです。子どもたちだけでなく、大人も加わって楽しめるのでおすすめです。
花冠にエッグを飾ってリース風に変身
カラフルに色付けたイースターエッグと、色鮮やかな花々を組みわせると、可愛いリースに変身します。春のお花を取り入れたり、小鳥やうさぎのモチーフを飾ったり、思い思いのアレンジを楽しみましょう。お部屋や玄関に飾れば、春の訪れを感じることができますよ。
耳をつけてウサギやキャラクターも作れる
イースターエッグは色を塗ったり描いたりするだけではなく、耳を付けてもとても可愛くなります。おすすめはウサギ耳です。うさぎは「イースターバニー」と呼ばれ、子孫繁栄の象徴としてイースターに欠かせない存在とされています。紙粘土で作る際は、ぜひウサギ耳を付けて可愛く仕上げてみてください。
春の訪れを祝うイースターエッグでパーティを楽しもう
キリスト教の復活を祝うイースターは、春の訪れを感じる楽しいイベントです。
手作りのイースターエッグを作り、家族みんなで可愛く飾り付けをしたり、お友達を誘ったりしてゲームするのも面白そうですね。
終わった後は、部屋を彩るオーナメントとして飾るのも良し、いろいろな楽しみ方があふれるイースターエッグで、今年の春は思いっきり楽しみましょう。
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