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基本の裾上げ ミシン・裾上げテープを使う方法

コノトガク

うっかり裾上げせずに買ってしまった服、できたら自分で裾上げしてみたいけれど、ハサミを入れて失敗したら怖い……と思っていませんか? そんなあなたのために、今回は失敗しないポイントを押さえた裾上げの基本を、アイテムや素材別にご紹介します。ミシンを使わない、裾上げテープを使った裾上げ方法もぜひ覚えておきましょう!

ミシンで縫うなら、まずは“縫える生地・ミシン”なのかをチェック!

ミシンで裾上げをする場合、生地が何枚も重なった状態で縫うことになります。特に縫い代がある脇の部分は、6~9枚の生地が重なって厚くなるので、生地やミシンによっては押さえ金の下に挟みきれなくなったり、ミシン針が布を貫通できず、折れてしまったり……なんてことも。

そこでまずは、ご自身のミシンがどれくらい縫えるか、試し縫いしてみましょう。手持ちの生地や、サンプル生地を三つ折りして、どれくらいの厚さが縫えるか確認します。
厚手の生地やデニムの裾上げをする場合は、ミシン針も厚地用、デニム用に付け替えておきましょう。
ミシンでは縫い進められなかったり、押さえ金に挟み切れなかったりして、裾上げが難しそうな場合は、手縫いでの裾上げがおすすめです。

丈の決め方

パンツの場合

パンツの丈の決め方

  1. 丈を詰めたいパンツを履きます。
    ちなみに、靴を履くと床から裾までの長さが変わり、より丈が短く見えます。正確に測るのであれば、靴も履きましょう。
    ただし、子どものパンツは、裾が長いと室内で踏んでしまうので、靴を脱いだ状態で測ります。
  2. 裾を外側に折って、丈を決めます。
    靴を履いていない場合は、履いた時のことを考慮して少し長めの丈にしましょう。
  3. 折ったまま、待ち針や安全ピンで裾をとめます。
    こうすることで、パンツを脱ぐ時に折り目がわからなくなるのを防げます。
  4. 待ち針や安全ピンで手足を傷つけないよう、気をつけながら脱ぎましょう。

スカートの場合

スカートの丈の決め方

  1. 丈を詰めたいスカートを履きます。
  2. 正面を向いてまっすぐ立ちます。
  3. 裾を内側に折って、丈を決めます。
    丈を決めたら、左右の脇から体の中心に向かって(※)、内側へ折った裾を待ち針でとめていきます。
    ※スカートは裾がカーブになっている場合が多く、ぐるりと一周とめていくと途中でよれやすいので、基準となる両脇からそれぞれスタートします。
  4. 待ち針や安全ピンで手足を傷つけないよう、気をつけながら脱ぎましょう。

裾上げをする糸の色は?

生地に合わせて用意します。新たに購入する場合は、カットした切れ端を店頭へ持って行くと、合わせて選びやすいです。迷った場合、より濃い目の色を選ぶと縫い目が目立ちにくく、きれいに仕上がります。今回はステッチが見やすいよう、生地の色に関わらず全て赤い糸で縫いました。

【デニムパンツ(厚い綿)】裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

使うミシンのステッチ

ジグザグステッチ+2つ折り直線ステッチ

【デニムパンツ(厚い綿)】ミシンを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいデニムパンツ

道具

【デニムパンツ(厚い綿)】ミシンを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 折った部分の長さを測る
    丈を決める際に折った部分の長さを測ります。今回は8cmでした。
  2. 生地カット寸法の線を引く
    短くしたい寸法(今回は8cm)ぴったりではなく、縫い代の分を残してカットします。下記の式を参考に、カット寸法を割り出しましょう。
    短くしたい寸法(8cm)-縫い代(2cm)=生地カット寸法(6cm)
    縫い代幅は、デニムのような厚地~中肉地で2~3cmが目安です。
    続いて、裾から6cmの位置に生地カット寸法線を引きます。
  3. 生地をカットする
    先ほど引いた生地カット寸法線の通りに、裾をカットします。


    裾がカットできました。
  4. 脇の縫い代をカットする
    厚い生地を3つ折りする場合、脇の縫い代が重なって縫いにくくなるので、写真のように内側の縫い代をカットして、厚みを減らします。
    左右に開いている縫い代は、左右それぞれカットします。


    2枚の縫い代が片方に倒れている場合は、2枚重ねてカットします。
  5. アイロン定規を作る
    縦20cm×横10cmの厚紙を用意し、下の端から2cmの所に鉛筆かシャープペンシルを使って線を引きます。
  6. 裾を2つ折りする
    アイロン定規をあてて、端から2cmで折り、アイロンをかけます。


    一周ぐるりと裾が折れました。
  7. 端にジグザグステッチをかける
    生地はそのままにしているとほつれてしまいます。一度折り目を開き、ほつれ止めにジグザグステッチをかけます。
  8. 再び裾をり,ステッチをかけて仕上げ
    先ほどアイロンでつけた折り目で再度折り、待ち針でとめ、裾(折り目)から1.5~1.8cmのところにステッチをかけます。
  9. 完成です。

【デニムパンツ(厚い綿)】裾上げテープを使ったの裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

【デニムパンツ(厚い綿)】裾上げテープを使った裾上げの材料と道具

材料

  • 裾上げしたいデニムパンツ(厚い綿)
  • 裾上げテープ(厚地用)
    今回はポリエステルテープの片面に「のり」がついているものを使用しました。「のり」の面(ザラザラしている面)を生地に当て、アイロンの熱で溶かして接着します。

道具

  • チャコペン
  • 布切りハサミ
  • 定規
  • 厚紙 約10~20cm×10cm(アイロン定規用)
  • 水 少々 

【デニムパンツ(厚い綿)】裾上げテープを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 裾をカットし縫い代を折る
    「ミシンで裾上げをするやり方」の工程1~6までと同様に、丈を決め、裾カット寸法を割り出してカットし、アイロン定規で縫い代を折ります。
  2. 裾上げテープをカットする
    裾周りを測り、それより2~3cmほど長めに裾上げテープをカットします。


    裾上げテープがカットできました。
  3. 裾上げテープの下準備をする
    カットした裾上げテープを水に浸してしみ込ませ、軽く絞ります。
    ※テープの種類によっては水に浸さなくて良いものもありますので、製品の注意書きに沿ってご使用ください。
  4. 裾上げテープを貼る
    折った裾の端を覆うように裾上げテープを置き、当て布をした上からアイロンをかけて接着します。股下のハギ目からスタートすると仕上がりがきれいです。
    アイロンは中温(140~160℃)にセットし、すべらせずに一か所で10秒ほどグッと押さえましょう。カットした生地の端が、テープの幅の中心にくるように整えて、丁寧に貼ります。
  5. スチームアイロンをかける
    テープがついたら、上から2~3秒スチームアイロンをかけてさらに押さえます。写真では見やすくするため省きましたが、スチームをかける際も当て布をしてください。
  6. ぐるりと裾上げテープを貼る
    先ほど接着した箇所の続きが正面にくるよう裾を畳み直し、同じようにアイロンでテープを貼りつけます。
  7. 裾上げテープを重ねて仕上げる
    一周した最後は、裾上げテープを重ねて貼りつけます。
  8. 完成です。
    表からステッチが見えない、上品な仕上がりになりました。あえてステッチを見せたくない時は裾上げテープを使うといいですね。

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

使用するミシンのステッチ

ミシンで裾上げ(三つ折り直線ステッチ)

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】ミシンを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいチノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)

道具

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】ミシンを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 折った部分の長さを測る
    丈を決める際に折った部分の長さを測ります。今回は10cmでした。
  2. 生地カット寸法の線を引く
    短くしたい寸法(今回は10cm)ぴったりではなく、縫い代の分を残してカットします。
    下記の式を参考に、カット寸法を割り出しましょう。
    短くしたい寸法(10cm)-縫い代(2cm)=生地カット寸法(8cm)
    縫い代幅は、デニムのような厚地~中肉地で2~3cmが目安です。 続いて、裾から8cmの位置に生地カット寸法線を引きます。
  3. 生地をカットする
    先ほど引いた生地カット寸法線の通りに、裾をカットします。


    裾がカットできました。
  4. アイロン定規を作る
    縦20cm×横10cmの厚紙を用意し、下の端から2cmの所に鉛筆かシャープペンシルを使って線を引きます。
  5. 裾を3つ折りにする
    裾にアイロン定規をあてて、端から2cmで折り、アイロンをかけます。


    折った裾を一度開き、アイロンでつけた折山に生地の端を合わせて折ります。


    折り山をもう1度折り、3つ折りにします。


    3つ折りができました。

     

     

  6. 裾を縫う。
    折り目から2~3mmのところをぐるりと縫います。


    縫えました。
  7. 完成です。

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】裾上げテープを使った裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】裾上げテープを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいチノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)
  • 裾上げテープ(普通地用)
    今回はテープの片面に白い糸状の「のり」がついているタイプを使用しました。「のり」の面(糸のついている方)を生地に当て、アイロンの熱で溶かして接着します。

道具

【チノパンツ&Aラインスカート(薄い綿)】裾上げテープを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 裾をカットし、縫い代を折る
    ミシンで裾上げをする場合の工程1~5までと同様に、丈を決め、裾カット寸法を割り出してカットし、アイロン定規で縫い代を折ります。
  2. 裾上げテープをカットする
    裾周りを測り、それより2~3cmほど長めに裾上げテープをカットします。
  3. 裾上げテープの下準備をする
    カットした裾上げテープを水に浸してしみ込ませ、軽く絞ります。
    ※テープの種類によっては水に浸さなくて良いものもありますので、製品の注意書きに沿ってご使用ください。
  4. 裾上げテープを貼る
    折った裾の端を覆うように裾上げテープを置き、当て布をした上からアイロンをかけて接着します(写真では見やすくするため当て布を省きました)。
    股下のハギ目からスタートすると仕上がりがきれいです。 アイロンは中温(140~160℃)にセットし、すべらせずに一か所で3秒ほどグッと押さえましょう。カットした生地の端が、テープの幅の中心にくるように整えて、丁寧に貼ります。
  5. 先ほど接着した箇所の続きが正面にくるよう裾を畳み直し、同じようにアイロンでテープを貼りつけます。
  6. 裾上げテープを重ねて仕上げる
    一周した最後は、裾上げテープを重ねて貼りつけます。
  7. 完成です。 


    表からステッチが見えない、上品な仕上がりになりました。

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

使用するミシンのステッチ

裾上げ(2つ折りジグザグステッチ) 

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】ミシンを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいジャージパンツ、スカート(伸びるニット、スエット素材)

道具

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】ミシンを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 折った部分の長さを測る
    丈を決める際に折った部分の長さを測ります。今回は15cmでした。
  2. 生地カット寸法の線を引く
    短くしたい寸法(今回は15cm)ぴったりではなく、縫い代の分を残してカットします。下記の式を参考に、カット寸法を割り出しましょう。
    短くしたい寸法(15cm)-縫い代(2cm)=生地カット寸法(13cm)
    縫い代幅は、厚地~中肉地で2~3cm、中肉地~薄地で2~4cmが目安です。
    続いて、裾から13cmの位置に生地カット寸法線を引きます。
  3. 裾をカットする
    先ほど引いた生地カット寸法線の通りに、裾をカットします。
  4. アイロン定規 を作る
    縦20cm×横10cmの厚紙を用意し、下の端から2cmの所に鉛筆かシャープペンシルを使って線を引きます。
  5. 裾を2つ折りする
    アイロン定規をあてて、端から2cmのところで折り、アイロンをかけます。
  6. ジグザグステッチで裾を縫う
    伸縮性のある生地は、直線縫いするとニット用の糸でも切れやすいので、生地の伸びについてきやすいジグザグステッチが適しています。
    生地端のほつれ止めによく使われるジグザグステッチですが、今回はこのステッチを裾上げ自体に使いましょう。
    ミシンの種類によっては、ジグザグステッチ以外にも伸縮性のある生地に適したステッチがありますので、そういった専用ステッチを利用しても良いでしょう。

    裾が縫えました。
  7. 完成です。

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】裾上げテープを使った裾上げについて

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】裾上げテープを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)
  • 裾上げテープ(ストレッチタイプ)
    今回はストレッチタイプを使用しました。「のり」の面(ザラザラしている方)を生地に当て、アイロンの熱で溶かして接着します。

道具

【ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)】裾上げテープを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 裾をカットし縫い代を折る
    ミシンで裾上げをする場合の工程1~5までと同様に、丈を決め、裾カット寸法を割り出してカットし、アイロン定規で縫い代を折ります。
  2. 裾上げテープをカットする
    裾周りを測り、それより2~3cmほど長めに裾上げテープをカットします。
  3. 裾上げテープの下準備をする。
    カットした裾上げテープを水に浸してしみ込ませ、軽く絞ります。
    ※テープの種類によっては水に浸さなくて良いものもありますので、製品の注意書きに沿ってご使用ください。
  4. 裾上げテープを貼る 。
    折った裾の端を覆うように裾上げテープを置き、当て布をした上からアイロンをかけて接着します。股下のハギ目からスタートすると仕上がりがきれいです。
    アイロンは中温(140~160℃)にセットし、すべらせずに一か所で10秒ほどグッと押さえましょう。カットした生地の端が、テープの幅の中心にくるように整えて、丁寧に貼ります。
  5. ぐるりと裾上げテープを貼る
    先ほど接着した箇所の続きが正面にくるよう裾を畳み直し、同じようにアイロンでテープを貼りつけます。
  6. 裾上げテープを重ねて仕上げる
    一周した最後は、裾上げテープを重ねて貼りつけます。
  7. 完成です。
    表からステッチが見えない、上品な仕上がりになりました。


    めくるとこのように見えます。

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】裾上げについて

所要時間

 30分~1時間ほど ※サイズによって多少前後します

使用するミシンのステッチ

ミシン(ジグザグステッチ)+手縫いで裾上げ(2つ折り手縫いで奥まつり)

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】ミシンを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいAラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)

道具

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】ミシンを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 折った部分の長さを測る
    丈を決める際に折った部分の長さを測ります。今回は7cmでした。
  2. 生地カット寸法の線を引く
    短くしたい寸法(今回は7cm)ぴったりではなく、縫い代の分を残してカットします。
    下記の式を参考に、カット寸法を割り出しましょう。
    短くしたい寸法(7cm)-縫い代(2cm)=生地カット寸法(5cm)
    縫い代幅は、厚地~中肉地で2~3cm、中肉地~薄地で2~4cmが目安です。
    続いて、裾から5cmの位置に生地カット寸法線を引きます 。

    カットしました
    裾上げやり方

  3. アイロン定規を作る
    縦20cm×横10cmの厚紙を用意し、下の端から2cmの所に鉛筆かシャープペンシルを使って線を引きます。
  4. 裾を2つ折りする
    アイロン定規をあてて、端から2cmのところで折り、アイロンをかけます。
  5. 生地の端にジグザグステッチをかける
    生地のほつれ止めのために、端にジグザグステッチをかけます。ジャージパンツ・スカート(伸びるニット、スエット素材)のように、ジグザグステッチで裾上げ自体をするわけではないので、端だけにかけてください。
  6. 手縫いで奥まつりをする
    先ほどアイロンでつけた折り目で再度折り、待ち針でとめます。続いて、手縫いで奥まつりをして、縫い留めていきます。
  7. 完成です。
    手縫いの手間はありますが、表からステッチが見えない上品な仕上がりです。

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】裾上げテープを使った裾上げのやり方

所要時間

30分ほど ※人によって多少前後します

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】裾上げテープを使った裾上げに必要な材料と道具

材料

  • 裾上げしたいAラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)
  • 裾上げテープ(両面接着芯タイプ)
    今回は表に響きにくい、両面接着芯タイプを使用しました。「のり」そのものがテープ状になっていて、生地と生地の間に挟んでアイロンをかけると、熱で「のり」が溶けて生地同士が接着されます。
    ただし、アイロンに直接テープがつくと、のりでコゲができる原因になりますので、触れさせないよう気を付けてください。

道具

【Aラインパンツ・フレアースカート(ポリエステル・レーヨン・ウール・アクリル)】裾上げテープを使った裾上げのやり方

やり方

  1. 裾をカットし、縫い代を折る
    ミシンで裾上げをするやり方の工程1~5までと同様に丈を決め、裾カット寸法を割り出してカットし、アイロン定規で縫い代を折ります。
  2. 裾上げテープをカットする
    裾周りを測り、それより2~3cmほど長めに裾上げテープをカットします。
  3. 裾上げテープを挟む
    裾上げテープをほつれ止めした縫い代の端に合わせて重ね、そのまま2つ折りにして、縫い代とスカートの裾の間に裾上げテープを挟みます。
  4. 裾上げテープを貼る
    テープを縫い代の下にはさみながら、アイロンをかけて接着します。左脇のハギ目からスタートすると仕上がりがきれいです。
    アイロンは中温(140~160℃)にセットし、すべらせずに一か所で10秒ほどグッと押さえましょう。
  5. ぐるりと裾上げテープを貼る
    先ほど接着した箇所の続きが正面にくるよう裾を動かし、同じようにアイロンでテープを貼りつけます。
  6. 完成です。
    表からステッチが見えない、上品な仕上がりになりました。

裾上げスキルがあれば、洋服の選べる幅がひろがります

お店で好みの洋服を見つけても、丈が合わないこともあると思います。そんな時は買うのを諦めるのではなく、ご自分で裾上げをして丈を調整してみませんか?裾上げスキルを身につければ、洋服の選べる幅が広がるだけでなく、気に入った洋服を楽しく着れます。これからのファッションライフを楽しみましょう。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。