冠婚葬祭など幅広い場で使われる「水引」。最近はご祝儀袋だけでなく、プチギフトのラッピングやアクセサリーなど、さまざまなアイテムに水引が取り入れられています。色選びや結び方によって色々なアレンジができるので、ぜひ手作りに挑戦してみてください。今回は、和風テイストを楽しめる水引の作り方をまとめました。
初心者の方にもおすすめ♪8種類の結びがマスターできる水引スターターキット
おしゃれな水引飾りを楽しみたい方におすすめ♪ 分かりやすい結び方動画と13色の水引、アレンジに便利な和紙やピン土台などがセットになったスターターキットで水引をマスターしてみませんか?初心者の方でも、基本から応用まで覚えておきたい8種類の結びを作れるようになりますよ。
気持ちのこもった水引を手作りで
繊細で精巧に見える水引。手作りするのは難しいイメージがありますが、水引やハサミなどの手軽な材料で作れるので、初心者さんにもトライしやすいのが魅力です。一般的な紅白や黒白の水引だけでなく、最近ではカラフルで可愛い水引が手芸屋や文具店などで販売されており、手作りのバリエーションも広がっています。アクセサリーやしめ縄など、多彩なアイテムづくりに活用してみては?
水引はどんな時に使われる?
水引は、結婚式などのお祝い事におけるご祝儀袋や贈り物の包み、お葬式での香典袋などに使用されることが一般的です。水引の色や本数、結び方にはそれぞれ意味が込められています。たとえばお祝いのシーンでは、紅白や金色の水引が使用されることが多く、「結び切り」や「あわじ結び」「梅結び」などの華やかな結び方がふさわしいと考えられています。葬儀や法要などのお悔やみのシーンでは、黒白や銀色の水引が使用されます。
フォーマルな場以外においては、使用する色や結び方に決まりはありません。自分が好きな色を組み合わせたり、結び方をアレンジしてみましょう。
水引きの冠婚葬祭など幅広い場で使われる「水引」。最近は、ご祝儀袋だけでなくプチギフトのラッピングやアクセサリーなど、さまざまなアイテムに水引が取り入れられています。色選びや結び方によって色々なアレンジができるので、ぜひ手作りに挑戦してみてください。今回は、和風テイストを楽しめる水引の作り方をまとめました。
水引を手作りするポイント
水引を手作りするとき、以下のポイントを押さえておきましょう。
水引きの種類を選ぶ
水引の素材にはいくつか種類があります。それぞれ風合いが異なるので、使用するシーンやアイテムに応じて選びましょう。
■絹巻水引
絹巻水引は和紙をこよりにした芯に細い人絹(レーヨン)を巻いた水引です。肌触りがよく柔らかいのが特徴です。扱いやすく結び直しをしやすいので、初めて水引を使う方におすすめです。
■羽衣水引
羽衣水引は和紙をこよりにした芯に、糸とプラスチックフィルムを混ぜ合わせたこよりを巻いた水引です。絹巻水引より固いので扱いが少し難しいかもしれませんが、キラキラしていて華やかな雰囲気を演出できるのが特徴です。
■光水引
光水引は和紙をこよりにした芯に、薄いプラスチックフィルムを巻いて作った水引です。絹巻水引より少し硬いのが特徴です。小さなカーブを作るのは少し難しいかもしれませんが、つるっと光沢があるので上品や高級感を演出できます。
■曙水引
曙水引は和紙をこよりにした芯にフィルムを巻き、人絹(レーヨン)を隙間を空けて巻いた、光水引と絹巻水引が混ざったような水引です。柔らかく扱いやすい上に、キラキラ感があるのが特徴です。
シーンに適した色・結び方に注意する
水引の結び方にはそれぞれ意味が込められています。使用するシーンに応じて適した結び方を選びましょう。
■出産や入学、長寿など
紅白の水引、蝶結びが一般的です。
出産や入学などのお祝いには、5本の水引を使用します。
■婚約、結婚など
紅白や金銀の水引を選び、結びきり、あわじ結びといった結び方が一般的です。
結婚式のお祝いには、5本ではなく10本の水引が使用されています。
■弔事
お葬式や法事などのお悔やみごとには、黒白の結び切り、黄白の結び切りが使用されるのが一般的です。
水引の本数は奇数で
水引は5本もしくは7本の奇数で結ぶのが一般的です。これは古くから中国では「奇数の方がおめでたい」とされていたことが由来と言われています。本数が7本の方が、より丁寧な意味合いがあります。ただし、婚礼・結納に関しては10本の水引が使われるのが一般的です。これには「奇数の5が2倍になる」という意味が込められており、豪華さが表されています。
贈り物やお祝いにぴったりな、水引の結び方
大切な人への贈り物やお祝いごとには、心を込めて水引を手作りしましょう。
ご祝儀袋やアクセサリーにも使える「あわじ結び」
結婚式でのご祝儀には「あわじ結び」がおすすめです。あわじ結びは、一度結んでしまうとほどくことが難しいことから、結婚祝いに適した結び方とされています。また、両端を引っ張るとさらに固く結ばれることから「末長く」「より固く」という意味も込められています。とても縁起が良い結び方のため、ご祝儀袋だけでなく、アクセサリーとしてアレンジするのもおすすめ。和の雰囲気を演出できるので、着物や浴衣に合わせてもおしゃれです。
水引の基本「梅結び」を覚えよう
日本の縁起物「松竹梅」の梅を模した梅結びは、縁起が良くお祝い事に使われます。ぎゅっと結ばれたような形が「固い絆」を意味し、結婚の際のご祝儀袋に使われることも多くあります。また、厳しい冬を耐え春先に咲く花として有名な梅には、運命向上の意味も込められています。お正月や進学・就職等の節目のお祝いにも適しています。何より、ころんとした見た目が可愛らしく、和のほっこり感があるのが魅力。ヘアアクセサリーやお正月飾りなどの和小物にアレンジしてみては?
年始を彩る正月飾り「水引のしめ縄」
お正月に飾られるしめ縄飾り。玄関のドアに飾ることによって、年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所だと示す意味があります。水引で作ったしめ縄は、古風な雰囲気がありつつ、玄関など飾る場所をパッと華やかな雰囲気にしてくれます。水引の色の組み合わせを変えたり、生花を取り入れたりと、飾るのが楽しみになるようなデザインにアレンジしてみましょう。
特別な思いは手作りに込めて
お祝いやお正月などさまざまな大切なシーンを彩る水引。手作りした水引をを飾ったり、贈ったりすることで、より気持ちのこもった特別なアイテムへと変化します。結び方や色などを工夫して、オリジナリティ溢れる作品を作ってみてはいかがでしょうか。「一から手作りするのは不安」という方は、キットを使ってみるのもおすすめです。水引を選ぶ必要がないので、初心者さんでも安心して本格的な水引が作れます。