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せっけんを手作りしよう!

Elizabeth

夏の自由研究は、ビニール袋で簡単に作れるせっけん作りにチャレンジしてみませんか?

今回ご紹介するレシピは、夏祭りの金魚すくいをイメージした石けんです。手作りの石けんなんて、自由研究には少しハードルが高いのでは?と想像されるかもしれませんが、石鹸の素を溶かす・流す・固めるの3ステップで簡単に作ることができるのでお子さまでも心配ありません。石鹸の色付けや金魚と藻を作る工程は、まるでお菓子作りのように楽しめます。

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今年の自由研究は手作りせっけんにチャレンジ!

今回ご紹介する「コールドプロセス法」は完成まで少し時間はかかりますが、溶かして注ぐ『MP(Melt and Pour)ソープ』を使ってできるだけ短時間で完成できる方法を紹介します。

せっけんが完成するまでの工程を文章と写真でまとめて、オリジナルの制作ブックを作るのもオススメですよ。
親子で楽しみながら作ってみませんか?

作業するときに気をつけたいこと

耐熱容器の中のMPソープは高温ですので、火傷をしないよう保護者の方がサポートしながら、子どもの目線に合わせた作業環境を整えて行ってください。

金魚が浮かぶ、手作り透明せっけんの作り方

それでは早速作ってみましょう!

出来上がった作品は観賞用にしてもOKですが、石けんとして実際にお使いになりたい方は『SLSフリーグリセリンソープ』を材料に選ぶと良いかもしれません。SLSとは合成界面活性剤のことを意味します。お肌に刺激の少ない保湿成分のある天然素材のものを選びたい方におすすめです。

材料

  • グリセリンMPソープ(クリアタイプ) 115g
  • 色材マイカまたは食紅(青・赤・緑)
  • 無水エタノールスプレー

道具

  • マチ付きビニール袋 150×90×40mm
  • 電子レンジ可のカップまたは耐熱ビーカー(注ぎ口があると使いやすい) 2個
  • はかり
  • 紙コップ 1個
  • セラミックナイフ(カッターナイフでも可)
  • 金魚型モールド
  • スポイト(あると便利)
  • 耐熱スプーン 数本
  • 袋を結ぶリボン

    ※天然素材をつかうので、耐熱容器やスプーンは食用のものを使っても大丈夫です。使用後は食器と同じようによく洗いましょう。

    ※金魚のモールドは種類がたくさんあるので、サイズなどをよく見て、お好みのモールドをご購入ください。色材マイカとSLSフリーグリセリンMPソープは、クラフトショップやインターネットの通販などで購入できます。

それでは水・藻・金魚のパーツごとに作り方を見ていきましょう。

①水のパーツの作り方

  1. まず最初に、石けんの素となるMPソープを溶けやすくするために小さくブロック状にカットします。
  2. 35gのMPソープを電子レンジ500W(10秒を3回)でゆっくり溶かします。耐熱容器の中のMPソープが液体になったらOKです。また、電子レンジより時間はかかりますが、湯煎でゆっくりと溶かすこともできます。
  3. MPソープが完全に溶けているのを確認したら、青の色材を1滴垂らし、スプーンでゆっくり混ぜていきます。色の濃さは色材を足して調節できます。
  4. 青く着色したMPソープを、マチ付きビニール袋の底から2cmの高さまで流し入れます。
  5. 表面の気泡が気になる場合は無水エタノールのスプレーをひと吹きかけてください。
  6. 冷蔵庫で10分冷やします。水のパーツはこれで完成です!次は藻のパーツを作っていきましょう。

②藻のパーツの作り方

  1. カットした25gのMPソープを電子レンジ500W(10秒を2回)で溶かします。今度は緑色の色材を1滴入れて、スプーンでゆっくり混ぜ、紙コップに流しこみます。
  2. 冷蔵庫に入れて10分間冷やし、MPソープが固まったら紙コップをカットして中から取り出します。
  3. 自分のイメージする藻の形にナイフで自由に切り出します。藻のパーツはこれで完成です!
    最後は金魚のパーツを作ります。

③金魚パーツの作り方

  1. 20gのMPソープを電子レンジ500W(10秒を2回)で溶かします。これに赤色の色材を1滴入れ、スプーンでゆっくり混ぜていきます。色を濃くしたい時は色材を追加しましょう。
  2. 色がしっかり混ざったらスポイトを使って金魚型モールドに流し込み、冷蔵庫で10分間冷やします。表面が固まっているのを確認したらモールドから取り出してください。
  3. 金魚のパーツはこれで完成です。各パーツを組み合わせていきましょう。

④パーツの組み合わせ方

  1. 水のパーツが入ったビニール袋に、藻と金魚のパーツを入れます。
    ・藻を配置するコツ
    この後に金魚のパーツが入るので、藻で金魚が隠れないようにバランスを考えながら配置のデザインをしていきます。ビニール袋の幅が狭くて作業が難しい場合はピンセットやお箸などを使うとスムーズに作業が行えます。

    ・金魚を配置するコツ
    お好みですが、小さい金魚なら3匹ほど入ります。大きい場合は1匹でも十分存在感があります。

  2. ビニール袋にセットし終えたら冷蔵庫に入れて10分間冷やします。
  3. 冷蔵庫から取り出し、最後は溶かした35gのクリア(無色)のMPソープを表面に流していきます。金魚と藻が隠れるくらいまで入れたら、お盆やお皿などにゆっくり移動し、袋が斜めにならないよう冷蔵庫で30分間冷やしてください。
  4. 冷蔵庫から取り出し、袋の周りについた水滴を拭き取ります。最後に袋の開口部を紐やリボンで結んだら完成です!ビニール袋から取り出して飾る場合、表面を薄くナイフでカットしてあげると透明感が出て、とてもキレイです。

自由研究のヒント!お好みのアイテムを材料に入れてみましょう

観賞用として作る場合は、石鹸に下記のようなアイテムを入れるのもオススメです。

ラメ
MPソープに色材で色を付けた後にラメをプラスするとキラキラとした仕上がりになります。

小石や貝殻
立体感がでて作品が華やかな印象になります。

旅先の思い出をせっけんに

テーマを自分で考えて、旅先の海で見た魚や海の生き物などを自分流にアレンジして作品に残すというのも素敵です。自分のアイデアやイメージを広げて作ってみてくださいね!

せっけんの取り扱い方法について

成分中のグリセリンが空気中の水分を引き寄せる性質のため、作品の表面に水滴がつくことがありますが使用上の問題はないのでご安心ください。

無香料のMPソープは精油を入れて香りを楽しむこともできます。精油をご使用になる時は石けん全体の0.5〜1%の分量を入れてください。

ほかの工作にもチャレンジしてみませんか?

せっけん作りのほかにも、夏におすすめしたい工作レシピを集めてみました!気になる工作を見つけたらぜひチャレンジしてみてくださいね。

夏おすすめ工作レシピ特集はこちら

キットを使って季節の工作を楽しむのもおすすめ

Craftieでは、季節に合ったハンドメイドキットを販売中です。カラフルな「ゼリーせっけん」や、おしゃれな「手作り時計」など、お好みに合わせて選ぶことができますよ。基本的な材料が全て揃っているので、自由研究にもおすすめです。

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Elizabeth
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ライター

Curren
Curren
編集者&ライターを経てフリーランスへ。石鹸をはじめクラフトやモノづくりに携わりながらDIYのアイデアを発信。ワークショップ『Elizabeth』主催/ジュニアソーパ講師、Craftie登録講師。Instagram: @elizabeth.tokyo