ふっくらとしたお花のような模様が美しいリフ編み。一見難しそうな編み方に見えますが、基本の手順をひとつずつ丁寧に覚えれば、初心者さんでも必ずきれいに編めるようになります。
この記事では、リフ編みの基本的な仕組みから、実際の編み方手順、よくある質問と対処法まで分かりやすくご紹介します。
リフ編みとは?
リフ編みとは、かぎ針編みの技法のひとつで、「未完成の中長編み」を複数本まとめて引き抜く「玉編み」を使って編んでいく手法です。編み目が凸凹した立体的な表情になり、ふっくらとしたお花模様のような見た目と、心地よい手触りが特徴。
リフ編みは英語では「puff stitch(パフステッチ)」とも呼ばれ、海外でも人気の高い編み方です。マフラーやポーチ、コースターなど様々なアイテムに応用でき、シンプルなアイテムでもリフ編みを取り入れることで、ぐっと華やかに仕上げることができます。
リフ編みに必要なもの
リフ編みをするために必要な道具をご紹介します。最低限の道具があれば、すぐに挑戦することができます。
かぎ針
リフ編みはかぎ針編みで編みます。使う糸の太さに合わせたサイズを選びましょう。糸のラベルに記載されている推奨の号数を目安にしてください。
毛糸
リフ編みは、ふっくら感が出やすいアクリルや綿混の糸がおすすめです。細すぎる糸は玉編みがつぶれやすいため、並太〜極太程度が編みやすいでしょう。
とじ針、ハサミ
糸の始末に使用します。
段数マーカー
編み目を間違えないように、目印になるマーカーがあると便利です。
リフ編みの編み方 手順解説
それでは、実際のリフ編みの編み方の手順をご紹介します。今回は輪の作り目を作り、リフ編みを1段ずつ編んでいきます。
編み方
- はじめに作り目を編んでいきます。鎖編みを4目編み、鎖編みの1目めに針を入れ、引き抜きます。※鎖編みの編み方はこちら
これで輪の作り目ができました。輪の中心に、違う色の毛糸やマーカーで目印をつけておくと編みやすくなります。

- 1段目を編んでいきます。鎖編みを1目編み、少し長めに糸を引き出しておきます。

- 作り目の輪の中に、未完成の中長編みを2回編み入れます。※中長編みの編み方はこちら

- 糸をかけ、一気に引き抜きます。このとき、左手の中指と親指で糸を持ち、本体と一緒に押さえながら引き抜きます。

- 手順4で押さえていた糸が輪になるので、輪の中にかぎ針を入れて、糸をかけ引き抜きます。


- 続いて、鎖編みを1目編んで少し長めに引き出しておきます。これで、中長編み2目の玉編み1目ができました。※玉編みの編み方はこちら

- 1セット目を編んでいきます。作った玉編みの上部に、未完成の中長編み2目を編み入れます。

- 続いて、作り目の輪の中に、未完成の中長編みを2目編み入れます。

- 手順4と同じように、左手の親指と中指で糸を持ち、本体と一緒に押さえながら引き抜きます。引き抜くと、手順5のように、押さえていた糸が輪になります。

- 手順5のように、輪の中にかぎ針を入れて、糸をかけて引き抜きます。引き抜いたら、鎖編みを1目編み、少し長めに引き出します。これで1セット(中長編み2目の玉編み2目一度+鎖編み1目)が編めました。

- 同じように、手順7〜手順10の編み方(中長編み2目の玉編み2目一度+鎖編み1目)で、2セット目以降も編んでいきます。全部で4セット編みます。編み終わりの目にマーカーを入れておくと、分かりやすくなります。

- 1段目4セット全て編み終えたところです。手順1で作った目印をここで外します。

- 最後に作った玉編みの上部に未完成の中長編みを2目編み入れ、作り目の輪の中にも未完成の中長編みを2目編み入れます。

- 続けて、手順11でつけたマーカーの目にも、未完成の中長編みを2目編み入れます。

- 手順4と同じように、左手の親指と中指で糸を持ち、本体と一緒に押さえながら引き抜き、手順5のように、輪の中にかぎ針を入れて、糸をかけて引き抜きます。(段の終わりの玉編みでは鎖編みは不要です)。これで1段目が編めました。リフ編みのきれいなお花模様が完成します。

- 2段目以降は、段が増えるごとに増し目をしながら編んでいきます。

段数を重ねていくほど、リフ編みの模様がどんどん広がっていくので、様々な作品づくりに応用することができます。
リフ編みのさらに詳しい手順、2段目以降の編み方は、Mayさんの動画「リフ編み小物入れの作り方」でさらに詳しく解説しています。
(この記事でご紹介したリフ編みの編み方は、1:40〜7:22で解説しています)
(2段目以降の編み方は、7:23〜で解説しています)
リフ編みでよくある質問、失敗と対処法
リフ編みを始めたばかりの頃に多いよくある質問や、その解決策をまとめました。
Q1:リフ編みの形や高さがきれいに揃わないときはどうすればいい?
リフ編みの形や高さをきれいに揃えるためには、ループの長さ(未完成の中長編み)を揃えることが大切です。また、糸を引き抜く際には毎回同じ力で引き抜くことを意識すると、形が揃いやすくなります。最初は練習で何度かリフ編みを繰り返し編んでみるのがおすすめです。
Q2:リフ編みで円形に編むと丸まってしまう。
リフ編みを編むときに力加減を強くし過ぎてしまうと、丸まってしまうことがあります。未完成の中長編みを引き抜き鎖編みを編んだら、糸を少し長めに出しておくこともポイントです。リフ編みを円に編む際に丸まってしまうときは、力加減や糸の張り具合を少し緩めてみましょう。
Q3:リフ編みにはどれくらい糸を使う?
リフ編みは他の編み方に比べて、糸の消費量が多くなりがちな編み方です。途中で糸が足りなくならないよう、あらかじめ余裕を持っておくと安心です。
リフ編みのキットなら作品に必要な糸量があらかじめ計算されて入っているので、糸が足りなくなる心配なく最後まで編み進められます。
リフ編みで作れるもの
リフ編みはそのふっくらとした質感が魅力で、さまざまなアイテムに活用できます。
コースター
リフ編みが初心者の方にもおすすめな、コースター。編みやすく、大きさの調整もしやすいので、リフ編みの練習を兼ねて作ってみるのもおすすめです。
小物入れ
リフ編みに慣れてきたら、立体的なアイテムを編んでみるのもおすすめです。リフ編みのお花模様がワンポイントになります。
プレイスマット
リフ編みで大きな作品を編んでみるのもおすすめです。編みごたえたっぷりなので、時間をかけてじっくり楽しめます。
まずはキットでリフ編みを編んでみよう♪
「リフ編みを試してみたいけれど、材料選びが難しそう…」「何から編めば良いのか分からない」という方には、必要な道具やレシピがセットになったリフ編みのキットがおすすめです。届いたその日からすぐに編み始められるので、初心者の方にもぴったり。
Craftie Homeでは、リフ編みのキットを手がけるMayさんのキットをご紹介しています。やさしい解説動画とともに丁寧に作られたキットで、初心者さんでも安心してチャレンジできます。













