みなさんのお家に、使いきれずにしまってある割り箸はありませんか?今回は、その割り箸をリユース(=違う形で再利用)するアイデアとして、ペン立てを作る方法をご紹介します。
お子さまの夏休みの工作にもぴったりのテーマなので、ぜひ「再利用」をテーマに自由研究に取り組んでみてください。
まずは割り箸を集めよう
今回は割り箸を重ねてペン立てを作るので、サイズ感や素材が同じもの選ぶと全体がバランスよく仕上がります。
竹の割り箸を使用しても問題ありませんが、つるりと滑りやすい性質なので、チャレンジする場合は作る前にバランスが崩れないか念入りに確認することをおすすめします。
使用済の割り箸を使う時は、汚れを落としておこう
もちろん、使用済の割り箸も再利用することが出来ます。その際には、工作する前にブラシやスポンジで洗って汚れをしっかり落としましょう。
汚れを落としたら、水分がなくなるまでしっかり乾燥させることがポイントです。風通しの良い場所で丸1日以上乾かしましょう。
割り箸で工作!ペン立ての作り方
今回の材料でできる鉛筆立ての作品サイズは幅17cm、高さ17cmです。
材料
- 割り箸 50本(25膳分)
- 厚紙
道具
- グルーガン(木工用ボンドでも可)
- ニッパー
- メジャー(30cm定規でも可)
- カッターまたはハサミ
作り方
- 割られていない割り箸は丁寧に2つに割っていきます。勢いよく割ってしまうと左右のバランスが均等にならないので、切り込みに沿って慎重に割りましょう。
- 割り箸の長さをそろえます。手で折ろうとすると切り口がささくれてしまい危険なので、ニッパーで1本ずつ丁寧にカットしてください。長さが均一でカットする必要がない場合はこの工程を飛ばして作業に進みます。
- まだ接着剤は使わずに、準備した割り箸を1本ずつ四角形を描くように積み重ね、このようなタワーを組んでペン立ての完成型をイメージします。(四角形を作る時、平行になる2辺を1セットとして1段ずつ交互に積み重ねることで、枠が安定します。)
- イメージができたら、改めて最初から割り箸を積み重ねていきます。割り箸が重なり合う部分をグルーガンで接着します。
- しっかり固定されているのを確認するために枠を横にしてみてください。接着が十分でないと歪みがでるので、一本ずつ枠組みを指で触りながらちゃんと接着されていることを確認しましょう。
- ペン立ての底の部分を作ります。底のサイズを測ってダンボールをカットします。
- 底部分のダンボールを、一番下の段の割り箸に接着します。底部に接する2本の割り箸にグルーガンやボンドで貼り付けます。
- 接着剤が乾いて固定されたら完成です!
紙やすりを使えば表面がなめらかに
割り箸の表面がザラザラして気になる場合は、紙やすりをかけると表面がなめらかに仕上がります。
作業するときに気をつけたいこと
子どもの力で割り箸をカットすることは難しい場合もあるので、大人の方がサポートして安全に行うようにしてください。
また、グルーガンの先端は高温になります。使用する際は火傷をしないようにグルーガンの使用上の注意事項をしっかり守り、安全に使ってください。
工作のヒント①色を塗ってみよう
作ったペン立てに、アクリル絵の具などを使って色をつけてみましょう。(よりきれいに色を付けたい場合は、組み立てる前に割り箸に色付けをしておくことをおすすめします。)
工作のヒント②ソフトクレイで装飾しよう
ソフトクレイと呼ばれる粘土を使って、表面に飾りをつけてみると作品に立体感が出ます。デコラティブで華やかな仕上がりにしたい時にぴったりです。
工作を通して学べる環境のこと
工作を通して、その素材がどのように作られているのか?どんな種類があり、どんな歴史があるのか?といったことも一緒に調べることで、お子さまの学びにも繋がり、夏休みの自由研究としても内容に厚みが出ます。
素材によっては、リサイクルされてコピー用紙やティッシュなどに生まれ変わるものもありますね。その過程を調べてみても、お子さまが今までと違う視点で環境と向き合うきっかけになるかもしれません。
資材の再利用(リユース)の工作が、環境問題やゴミ問題についての学びの一歩につながりますように。
最初はキットで工作を楽しむのもおすすめ
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