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毛糸のポンポンタッセルの作り方

Textile file Mai

こんにちは。ウィービング作家のMaiです。

シルクやレーヨンなど光沢がある細い糸を使って作ることが多いタッセル。今回のレシピでは、少し趣向を変えて、もこもことボリュームのある毛糸を使ってポンポンのようなタッセルを作ります。

そのままアクセサリーにしたり、編み物のアクセントにも活用できますよ。

ポンポンタッセルとは

子どものころに毛糸でポンポンを手作りしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。特別な道具や技術がなくてもかんたんに作ることができるパーツです。

一方で、タッセルは構造が複雑そうに見えますよね。手作りするのは難しいと思っている方もいるのでは?

細い糸を使うことが多いタッセルづくりで最も難しいことは、ボリュームを調節することです。でも毛糸を使えばとってもかんたんに作ることができるので、ぜひこのレシピを見ながらトライしてみてください。

カラフルなポンポンタッセルの作り方

今回は、毛糸を何色か組み合わせてカラフルなタッセルに仕上げます。シンプルな色のカゴバッグや巾着バッグとも相性ばっちり。いくつか作って重ねてつけるのもおすすめです。

鈴を付けてスマホリングにぶら下げたり、キーホルダーとして鍵に付ければ、無くす心配も少なくなりそうですね!

材料

  • 毛糸(中細〜並太程度)5~6色、各5g程度
  • 飾り糸(あれば)少量
  • ストラップ用コットン糸 少量

道具

  • 厚紙やカードケース(スマートフォン程度のサイズ)
  • はさみ
  • 定規
  • とじ針
  • いらない紙(タッセルを巻けるくらいの大きさ)

Textile file Mai

所要時間は30分程度です。

作り方

  1. ストラップ用のコットン糸をカットします。48cm × 1本(A)、12cm × 2本(B)、24cm × 2本(C)用意します。(画像はCの糸です。)

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  2. 毛糸を5〜6色まとめて、厚紙などに巻き付けます。厚紙がなければ、12〜15cm程度の長さのもの(カードケースやスマートフォン、文庫本など)を代用して、15~20周を目安に巻いていきます。

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  3. 巻き終わったら糸をまとめて取り外し、輪になった部分の1か所を切ります。

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  4. 切った部分からこのように束を開き、両端を整えます。そこに、2つに折ったコットン糸Aの輪っか部分が少しはみ出すように置きます。写真で左側に少しはみ出ているのがコットン糸Aで、この部分が後でストラップの役割をします。

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  5. コットン糸Aを包み込むように毛糸の束でくるみます。コットン糸Aを誤って抜いてしまわないように注意してください。
  6. ストラップの部分を左にして、毛糸の束を置きます。コットン糸Bの2本を使って、束を結びます。結ぶ位置は、中心よりも少し2~3cm右の部分と、そのさらに3cm右の部分が目安です。

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  7. 固定するために、もう一度コットン糸Bをぐるりと一周させて固結びします。

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  8. ストラップ状になったコットン糸Aの輪っかを持って、毛束を片手でぶら下げます。するとコットン糸Bの結び目の上から毛糸が覆いかぶさるようになります。全体の形を整えます。(コットン糸Aを引っ張りすぎると抜けるので注意してください)
  9. 形を整えたら、覆った毛糸の上から、コットン糸Bで結んだ2ヶ所をコットン糸Cでしっかりと固結びします。余分な糸は後で処理するので、短くカットしないでそのままにします。

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  10. ストラップを少し長くしたい方は、ここで少しコットン糸Aを引っ張ってください。長さを決めたら、毛束の中からコットン糸Aの先端を探し、玉結びを2回して固定します。こうすることでストラップがするりと抜けることがなくなります。

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  11. 結んだコットン糸Cの、余分な長さを処理します。糸の両端をとじ針に通し、ポンポン部分に刺してタッセルの中にしまいます。

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  12. タッセルの下端を処理します。ここではきれいにカットするために紙が活躍します。毛束が少し見えるようにして紙を巻き、テープなどでとめます。

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  13. 紙の端にそって、毛糸をまっすぐ切りそろえます。

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  14. 紙をはずして形を整えたら、完成!

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ミニサイズを作りたい場合

小さめのタッセルを作るときはコットン糸B,Cで束ねる部分を1か所ずつにします。

Textile file Mai

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サイズ違いで作り、ストラップの長さを変えて重ね付けするのもおすすめです。

毛糸の素材やボリュームを変えてアレンジ

ポンポンタッセルは毛糸の種類で雰囲気がかなり変わります。太さの違う糸やキラキラした糸、変わり糸などを混ぜると表情が出ます。

縛る部分に小さいビーズを巻いてデコレーションしてもかわいいですね。

またフリンジ部分の長さやボリューム感はお好みでアレンジしてみてください。

バッグチャームやアクセサリー、カーテンタッセルにも

手作りのタッセルが出来上がったら、バッグチャームやキーホルダーなどとして使っても素敵ですね。

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カーテンタッセルとして使いたい場合は、ストラップ部分を輪っかにせず、かつ太いロープ状のものにして、その両端にタッセルを1つずつつければOK。

小さく作って金具をつけたらピアスやイヤリングにすることもできます。

毛糸は冬のもの、夏は暑そうだと感じるかもしれませんが、このタッセルはビーチグッズとも相性が良いのです。海に出かけるときバッグや帽子に飾ったり、パーティー用のガーランドにしたりと、カラフルで楽しい雰囲気が演出できます。

ぜひ色々なアレンジを楽しんでくださいね!

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ライター

Textile file Mai
Textile file Mai
ウィービング作家・講師、Textile file主催。ワークショップを通じてウィービングの楽しさを伝えています。Craftie登録講師。Instagram: @textile_file