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手作りしてあげたい「防災頭巾カバー」の作り方。小学校の入学準備に

コノトガク

多くの小学校で必需品となっている防災頭巾。防災頭巾は、いつ起こるかわからない自然災害からお子さまたちを守る、大切な役目を果たします。

そんな防災頭巾の「収納カバー」も手作りしてみたい、という方も多いのではないでしょうか。学校生活でお子さまたちの使うものは、せっかくならオリジナリティ溢れるものを持たせたいですよね。

今回は、手軽に作れる防災頭巾カバーのレシピをご紹介します。お子さまの好きな色柄の生地を使用して、ぜひオリジナルの防災頭巾カバーづくりに挑戦してください。

2WAYタイプで便利な「防災頭巾カバー」の作り方

今回紹介する防災頭巾カバーは、防災頭巾のゴムを利用したクッションタイプと、背面にはめて使える2WAYタイプです。お好みで使い分けてください。

実際に使用することを想定して、机の下にもぐったまま防災頭巾が取り出せるように、開き口は下についています。全て直線なので、初心者さんにも作りやすいデザインとなっていますよ。

■今回作る防災頭巾について

完成サイズ 縦35cm×横48cm
所要時間 2時間

材料

  • 本体布(大)    縦69cm×横50cm
  • 本体布(小)    縦40cm×横50cm 
  • タブ        縦34cm×横27cm 

※キルト生地は、100cm巾×0.7mで作る事ができます。毎日使うものなので、汚れの目立ちにくい生地がおすすめです。

  • マジックテープ 2.5cm巾×20cm
  • 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • 定規
  • 目打ち
  • メジャー
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

作り方

  1. 本体布(大)の上端を、アイロンで2cm折り、3つ折りにして縫います。
  2. 上端が3つ折りできました。
  3. 下端から38cmに印をつけて、線を書いておきます。
  4. 本体布(小)の下端にジグザグミシンをかけます。
  5. 本体布(大)の裏を上にして置き、その上に本体布(小)を置きます。この時、本体布(小)の下側(ジグザグをかけた方)が手順3 で書いた本体布(大)の線に合うように乗せて、待ち針でとめましょう。この状態で、本体布(小)の下端から1cmを縫います。
  6. 本体布(大)と本体布(小)を重ねて縫えました。
  7. 本体布(大)と本体布(小)の脇を縫います。表にして、本体布(大)と本体布(小)が重なっている部分の左右の脇を端から5mm縫います。
  8. 左右の脇を端から5mm縫えたら、左右の脇にジグザグステッチを上から下まで全てかけます。
  9. 脇にジグザグステッチがかかりました。
  10. 本体布を縦35cmになるよう、半分にたたみます。たたんだら、脇を1cmで縫い合わせます。
  11. 脇が縫えました。
  12. 入れ口をアイロンで2cm折り、3つ折りして、待ち針でとめておきます。
  13. 続いてタブを作ります。タブ布の縦34cmを半分に折って、17cmにします。両脇を端から1cmで縫い合わせます。
  14. 脇が縫えました。表に返します。
  15. 表に返しました。
  16. タブの「わ」側から1.5cmの中心にマジックテープをつけます。ザラザラと硬い「オス」側を縫い付けましょう。マジックテープの端から4~5mm位にステッチをかけておきます。
  17. 続いてタブを本体につけましょう。本体布(小)がついていない方に、タブがつきます。付け位置意をしっかりと確認してください。タブはマジックテープがついている方を下にします。本体布の入れ口の3つ折りを1折り分開いて、タブの端を合わせます。合わせたら、タブの中心と本体の中心を合わせてまち針でとめます。
  18. 本体布の3つ折りを折り直して、待ち針でとめます。本体布の3つ折りを縫います。折った端から2~3mmにステッチをかけましょう。
  19. タブを挟んで、本体布の3つ折りが縫えました。
  20. タブを下に倒して、待ち針でとめます。
  21. 本体布を表に返します。表側を上にして、入れ口の端から2~3mmにステッチをかけ、タブを縫い留めます。
  22. タブが縫えました。
  23. 続いて本体にマジックテープをつけます。本体入れ口の端から3cmの中心にマジックテープをつけます。ふわふわで柔らかい「メス」側を縫い付けましょう。マジックテープの端から4~5mm位にステッチをかけます。

    ※マジックテープの付け位置は、中に入れる防災頭巾の厚みに合わせて変えてください。

  24. 本体にマジックテープがつきました。
  25. 完成です。

    防災頭巾のゴムを利用して、座布団にもできますよ。学校の椅子に合わせて活用してください。

防災頭巾カバーにおすすめの生地

防災頭巾カバーの生地には、外部のダメージから守るためにクッション性のある生地や、丈夫な生地を選ぶのがポイントです。

今回使用したキルティング生地は、クッション性に優れており、市販品の防災頭巾にも使用されることの多い素材です。ほかにも、頑丈でしっかりしている帆布、汚れや水に強い撥水ナイロンもおすすめです。

防災頭巾カバーと一緒に学用品を手作りしよう

防災頭巾カバーのほかにも、学校や幼稚園で必要になるさまざまなアイテムを手作りしてみてはいかがでしょうか。

体操着入れにぴったりなナップサック

巾着の形をしたナップサックは、体操着を入れたり、遠足のときのサブバッグとしても役立ちます。お子さまが好きな色・柄の生地を選んであげると、より一層学校が楽しくなることでしょう。防災頭巾カバーと同じキルト生地を使えば、見た目にも統一感があり、丈夫に仕上がりますよ。

作り方を見る

手提げタイプの万能バッグ

防災頭巾カバーと同じキルト生地を使って作れる、手提げタイプのバッグです。幼稚園の通園バッグとしてはもちろん、小学生になってからは図画工作で使用する道具や、家庭科で使用する裁縫道具セットなどを持ち歩くのに便利。手提げ部分は机横にあるフックにかけられるため、学校に収納しておきたいアイテムがある場合にもぴったりです。

作り方を見る

デザインを工夫してオシャレな防災頭巾カバーに!

もしもに備えた防災頭巾のカバー。安全性や実用性はもちろんですが、使わないときにはお子さまが喜ぶデザインにもこだわって手作りしてみてはいかがでしょうか。

使用する布のデザイン・柄によって、市販品にはないようなオリジナリティの高い防災頭巾カバーを作ることができます。他にも手作りしている学校用のバッグがあれば、布を揃えて作ってみるのもおすすめです。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。