いよいよ年末、来年のカレンダーが店頭に並ぶ季節となりました。壁掛けや卓上などさまざまな種類のカレンダーがありますが、今回は手作りできる「日めくりカレンダー」のアイデアを3つご紹介します。
来年も楽しく、よい毎日を送れるようにと思いを込めて、日めくりカレンダーを手作りしてみてはいかがでしょうか。
日めくりカレンダーを手作りして毎日楽しく
毎日めくる「日めくりカレンダー」は、毎日新たな気持ちでスタートできたり、季節の流れを感じられたりする魅力があります。お子さまと一緒に手作りすると、カレンダーに毎日触れるたびに愛情を感じられるはずです。
来年のカレンダーの準備を始める方は、ぜひオリジナルの日めくりカレンダーに挑戦してみてください。画用紙・フェルト・牛乳パックという3つのアイテムを中心にした、日めくりカレンダーのレシピを紹介します。
①画用紙で作る日めくりカレンダー
最初に紹介するのは、画用紙を使って作るフォトフレームサイズの卓上・壁掛けタイプの日めくりカレンダーのレシピです。画用紙で作った日付タグにカードリングを通して使用します。数字をスタンプで描くことで、ナチュラルでおしゃれなデザインに仕上がります。
■画用紙のめくりカレンダーについて
完成サイズ:W17.5×12.5cm(L判写真サイズ)
制作時間:2時間ほど
必要な道具と材料
材料
- 画用紙
- 紙ガムテープ(又はマスキングテープ)
- カードリング(3個)
- フォトフレーム
- フック(3個)
※画用紙の代わりに「暗記カード」を台紙に使っても、手間が省けておすすめです。
道具
- 穴あけパンチ
- 数字スタンプ(カレンダーの数字に使用。なければ手書きでもOK)
- スタンプ台(数字スタンプに使用)
- カッター
- ハサミ
- 定規
- カッターマット
画用紙の日めくりカレンダーの作り方
作り方
- 画用紙の真ん中に紙ガムテープを貼ります。マスキングテープでもOKです。
- ガムテープの真ん中でカットします。
- 作りたいサイズと形を1種決めて基準にします。3列並べてもフォトフレームに収まるようにしましょう。今回は画像左上のものを基準としました。
- 基準に合わせて、50枚切ります。
- カードリングを通すための穴を開けます。
- 月の1〜12月、日の1〜31日を数字スタンプで押します。
スタンプがなければ手書きでもOKです。
- 月曜〜日曜までの曜日を書きます。
- 月・日・曜日ごとに、リングでまとめましょう。
- フォトフレームにお好みの布やイラスト、写真などを入れて、フックを3つ並べて貼ります。季節ごとに背景を入れ替えてもいいですね。
- フックにリングをひっかけたら完成です。
②フェルトで作る日めくりカレンダー
マグネットボードに貼り付ける日めくりカレンダーのレシピです。フェルトで作ると耐久性もあり、長く使えるのが魅力です。
また、「今日は何日でしょう?」とお子さまと一緒にマグネットを動かすことで、形遊びをしながら数字やカレンダーの読み方を覚えるのにも活躍します。
■フェルトの日めくりカレンダーについて
完成サイズ:約W31.5×25cm
所要時間:3時間ほど
必要な道具と材料
材料
- フェルト
- マグネットがつくボード(ブリキ製フレームでもOK)
- マグネットシート
- 両面テープ
道具
- ハサミ
- フェルト用ボンド
マグネットシートとは、ハサミで簡単に切れるシート状のマグネットのことです。
マグネットが付くボードの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。
フェルトは裏に接着のりがついたタイプが使いやすいです。普通のフェルトの場合は、両面テープとフェルト用ボンドで貼り付けましょう。
フェルトの日めくりカレンダーの作り方
作り方
- マグネットシートを切って、日付と曜日を作ります。
マグネットシートの表面に、フェルトを付けるための両面テープを貼ります。
※接着のり付きフェルトの場合は、両面テープは不要です。
- マグネットにフェルトを貼ります。はみ出たフェルトはハサミで切りましょう。
- 数字を書くマグネットが11枚、 曜日のマグネットが7枚必要です。そのほかに、色々な形を作っておくと面白いですよ。
- 数字を切り抜きます。
1と2が各2枚、3、4、5、6、7、8、9(※)、0が各1枚必要です。
※6をひっくり返すと9になるので、 9はあってもなくても大丈夫です。
- 月曜~日曜までを切り抜きます。穴のある文字は、フェルトを二つ折りにして切り込みを入れてから切るとやりやすいですよ。
- 数字と曜日をフェルト用ボンドで貼り付けます。普通のボンドでも良いですが、接着が甘くなりやすいので、フェルト用がオススメです。
- ボンドが乾いたら、マグネットボードにくっつけてみましょう。
- 周りを飾ってみましょう。
木の形に切ったフェルトをボードに直接貼ります(マグネットシートには貼りません)。
マグネットシートに葉っぱに見立てたフェルトを貼って、木の上にペタッとくっつけます。
夏は新緑、秋は紅葉、春は桜、冬は木だけと、季節で変えても楽しいです。
- 完成です。
お天気マークや背景など、飾り付けに使うパーツも作ってみてください。
使わない日にちは袋や箱に収納するか、ボードの裏側にお片付けポケットを作ってもいいですね。
マグネットで自由に動かせるので、形遊びしながら数字を覚えるのに活躍します。
マグネット対応のホワイトボードならその日の予定を直接書きこめて便利です。
③牛乳パックで作る日めくりカレンダー
最後に紹介するのは、牛乳パックをサイコロ型にした、卓上タイプの日めくりカレンダーのレシピです。サイコロを包む紙は、お部屋のインテリアと馴染むものを選ぶと良いでしょう。
サイコロを大きくすると、遠くからでも日付を確認しやすいほか、お子さまは積み木のような遊び感覚で日付を変えられますよ。
■牛乳パックの日めくりカレンダーについて
完成サイズ:約W21×H7×D7cm
制作時間:2時間ほど
必要な道具と材料
材料
- 牛乳パック(3個)
- 色画用紙や包装紙
道具
- 定規
- ハサミ又はカッター
- テープ
- のり
- 油性ペン
牛乳パック日めくりカレンダーの作り方
作り方
- 牛乳パックをよく洗って乾かしましょう。
パックの1面だけに、底から7cmの所で「折る線(点線)」と、15cmの所で「切る線(直線)」を書きます。
- 残りの3面に、8cmの所で「切る線(直線)」を書きます。
- 切る線(直線)で切ると、このような形になります。
- 4つ角に1cmの切れ目を入れます。
- 切れ目に合わせて両サイドを折り(青点線)、 はみ出した前面部分をカットします(赤線) 長く伸びた面の先も1cm折り曲げておきます(青点線)。
- 長く伸びた面をフタのようにして閉じて、テープで留めましょう。
- 7cm角のサイコロ状になります。
- 同じようにして合計3個作りましょう。
- 色画用紙や包装紙、フェルトやカラーテープなど、お好みの材料で作った箱を包んでいきます。
- まずは4面をぐるりと巻き付けます。
包む紙は面の大きさプラス2cmくらいのサイズが良いです。
- はみ出した包み紙の4つ角に切り込みを入れて、折りたたんでのりで貼ります。
- 残った2面には四角に切った紙を貼り付けます。
ベースのサイコロができました。
- 1個目のサイコロには0、1、2、3、4、5を、2個目のサイコロには0、1、2、6、7、8を書き入れます。数字を印刷して貼り付けてもOKです。9は6をひっくり返して使います。
3個目のサイコロには曜日を書き入れますが、曜日は7つあるので土日だけは1面に2曜日入れましょう。使う曜日が来た時に、文字が上に向くように書くようにします(外側に文字が向くように)。
- 完成です。
1個7cm角で大きいので、遠くからでも今日の日付が確認できます。
ワクワクを生む、手作りの日めくりカレンダー
毎日めくるのが楽しくなる日めくりカレンダー。使う材料や切り取る形によって、さまざまなタイプの日めくりカレンダーを手作りできます。今回紹介したレシピは、年や干支を含まないため、月・日・曜日を使いまわして毎年使用することができます。
新しい日付に変えるたびにワクワクする、日めくりカレンダーを手作りしてみてはいかがでしょうか。