お気に入りの布が少しだけ余っている、ほつれてしまったけれど捨てるには惜しいハンカチがある、着られなくなったけれど生地は気に入っている服がある、ひとめぼれした端切れをいつでも目に入るところに……そんな時は、メモボードにアレンジしてみてはいかがでしょうか。今回は、マグネット対応でメモボード代わりにもなるメモボードの作り方をご紹介します。
メモボードをマグネット対応にしておくとアレンジもしやすい
メモボードというと、絵画キャンバスのように枠を包み込んだり、フォトフレームのように額縁に入れたり……といった作り方をイメージしがちではないでしょうか?メモボードといっても、工夫ひとつで飾る用途だけでなく、ちょっとした実用アイテムになるのです。それが、今回ご紹介するマグネット対応のメモボードです。メモボードに合うマグネットピンやマグネットフックを用意すれば、メモボードやフックボードに早変わり。ポストカードやレース、刺しゅうワッペン、フェイクフラワーなどを貼って、またはデザインに特徴のあるマグネットを組合わせて、メモボードのデザイン自体をアレンジすることもできます。
メモボードの作り方
それではさっそく、マグネットがつくメモボードを作ってみましょう。
材料
- マグネット対応のホワイトボード
- ホワイトボードと同程度の大きさの布
- 両面テープ
- ペンキなど(フレームの色を変えたい場合)
道具
- ヘラ
- 刷毛など(フレームの色を変えたい場合)
作り方
- 材料を用意します。(フレームの色を変えたい場合は、あらかじめお好きな色で塗っておきましょう。)
- 布にアイロンをかけ、カットします。ボード部分(フレームの内側)の縦幅と横幅を測り、縦横それぞれ1cm長めにカットしましょう。ボード部分と布を重ねた時に、四辺それぞれ5mmずつはみ出すイメージです。
- ボード部分の四方に、両面テープを貼ります。
- 両面テープのはくり紙を剥がし、上に軽く布を重ねます。布のはみ出している部分を、ヘラなどを使ってフレームの溝に入れ込みます。もし、溝とボードの間にすき間がなかったりしてうまく入らない場合は、布をボードとぴったり同じサイズにカットするか、布の端から5mmのところにアイロンをかけて裏側へ折り、すき間を作らないように貼り直しましょう。
- 布がピンと貼れました。完成です。
壁にかけるためのアイデア
壁にぶら下げる場合は、裏面に吊り金具を取り付けましょう。
紐やチェーンを使わずにすっきりと取り付けたい場合は、フレームの裏側に接着剤で画びょうの頭を貼り付けます。こうすると、フレームごと直接壁に刺して飾れます。
ベースのボードと布や素材の組み合わせでアレンジも広がる
そのまま飾っても、布の色柄やテクスチャーを楽しむことができるメモボード。今回はマグネット対応のボードを使用したので、布やボードに穴を開けずに、ちょっとしたメモを貼ってメモボードにすることもできますし、ポストカードなどを貼ってディスプレイすることもできます。
無地の布に布用スタンプで絵・パターンを描くアレンジや、ホワイトボードの代わりにコルクボードを使い、プッシュピンでお好みの毛糸やリボンを張り巡らせて、ウッドやアルミのピンチで紙を留めるアレンジもおすすめです。全体に布を張らず、少しコルク部分を見せるようにアレンジしてもおしゃれですね。
リビングのインテリアに合わせて、トイレや洗面所の空きスペースにアクセントカラーで、子ども部屋にお子さんの好きなプリント生地を使って……と、布の選び方やアレンジ次第でさまざまな空間に合わせて作ることができるメモボード。ご家族でそれぞれお気に入りの1枚を作っても楽しそうですね。
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