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型紙なしでOK!シンプルで大人可愛いスカートの簡単な作り方

コノトガク

洋服の中でも、スカートを手作りするのは難しいと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか?

本格的なデザインは初心者さんには難しいかもしれませんが、シンプルなギャザースカートであれば、型紙不要で手作りすることができますよ。今回は、ロング丈で大人っぽい印象のスカートのレシピをご紹介します。

初心者でも簡単に作れるスカートとは?

スカートといってもさまざまな形状やデザインがあります。裁縫の初心者さんがスカート作りにチャレンジする際は、型紙いらずで、布を直線に裁つだけのレシピがおすすめです。

ギャザースカートであれば、長方形の布を直線に縫っていき、ゴムを寄せるだけのステップで作ることができます。裁縫に慣れていない方は、まずはギャザースカート作りから挑戦してみましょう。スカートが完成した時の達成感は、今後の制作意欲にもつながるはずです。

手作りギャザースカートの作り方

ギャザースカートとは、ウエスト部分にシワを寄せたデザインのスカートのこと。ギャザー(gather)には寄せるという意味があり、プリーツスカートのように折りひだがないのが特徴です。

今回のレシピでは、薄手のインド綿を使用していますが、薄めの布であればお好みの布で構いません。ただし、裏地をつけないため、足にまとわりつかないよう綿や麻などの天然素材がおすすめです。

また、2cmの平ゴムをウエストに使用して、安定感があり着やすい作りとなっています。丈については、平ゴムがベルト分となるため73cmの仕上がりになりますが、着用すると70cmになります。

たっぷりギャザーが入ったシンプルなスカートは、足さばきがよく活動的に動きたい場合にもぴったり。生地の質感や色、長さによって印象の変わるため、お好みのテイストで手作りしてみてください。

■今回作るギャザースカートについて

完成サイズ:9号~13号 丈70cm
所要時間:約1時間

材料

  • 表布  110cm巾×1.7m
  • 平ゴム  2cm巾×70cm
  • 糸 60番

※普通地用(今回は生成りを使用)

※ゴムの長さはお好みで調節してください。

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • 定規
  • メジャー
  • ひも通し
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

作り方

  1. はじめに生地をカットします。110cm巾×1.7mの生地を中表にして、縦にたたみます。このとき、縦の長さは85cmです。その後、上端を(耳)に対して直角にカットし、上端から縦81cmのところに印をつけます。

    ※耳とは…布の端にあるほつれてこない部分を耳といいます。耳以外の部分と比べて、伸びづらく地の目がよれている場合が多いので、避けて裁断してください。
  2. 生地の端(耳)から、1.5cm空けた箇所から100cmのところに印をつけます。その後、縦81cm×横100cmの四角に2枚重ねてカットしましょう。
  3. 縦81cm×横100cmの四角が2枚カットできました。
  4. 中表に合わせたまま、左右の脇を待ち針でとめます。端から1cmで縫い合わせます。(右上は分かりやすいようにめくっていますが、縫う時は端を合わせてください。)
  5. 左右の脇が縫えたら、ミシンでジグザグステッチをかけます。
  6. ジグザグステッチがかかりました。
  7. 次に、ウエスト部分を3つ折りし、ウエストの端から4cmをアイロンで折ります。このとき縫い代は後側に倒してください。前後とも同じ大きさなので、柄などを確認しながら自分の好みの方を前にします。
  8. 折り目を付けたウエスト部分を開き、再度端から1cmをアイロンで折ります。
  9. 1cmに折った状態で、先ほど折った4cmでもう一度折り、3つ折りにします。
  10. 次に、裾を3つ折りし、裾の端から4cmをアイロンで折ります。ウエストと同様、縫い代は後側に倒し、柄などを確認しながら自分の好みの方を前にしてください。
  11. アイロンで折った裾を開き、端から2cmのところをアイロンで折ります。
  12. 2cm折った状態で、先ほど折った4cmでもう一度折り、3つ折りにします。
  13. これで、ウエスト・裾の3つ折りができました。それぞれ待ち針でとめたあと、ウエスト・裾の端から2~3mmにステッチをかけます。

    このとき、ウエスト部分にはゴム通し口として、左脇に3cm位開けておきます。
  14. ウエスト、裾が始末できました。
  15. 次に、ウエスト部分のゴム通し口から、ゴムを通します。長さはお好みで変えて下さい。
  16. 通したゴムの端を2cm位重ねて待ち針でとめます。このとき、ゴムの長さがちょうど良いか試着してみましょう。長さを確認したら、重ねたゴムをミシンで縫います。手縫いの場合は、端から2本ステッチを入れておくと安心です。
  17. ゴムが縫えたら、ウエストの中に入れます。
  18. ゴムがウエストの中に納まったら、最後に空けておいたゴム通し口を縫います。
  19. ゴム通し口が縫えました。
  20. 完成です。

お子さま用に小さなサイズで作ることも

生地の長さを変えれば、同様の作り方でお子さま用のスカートを作ることもできます。100サイズのお子さまの場合は、以下の長さを裁断の目安にしてみてください。

■100サイズのお子さま用

布:タテ120cm×ヨコ80cm
ゴム:約120cm(1cm幅)

同じ柄の布を使えば、親子お揃いのスカートができるので、ペアルックも楽しめます。スカートの素材をカラフルなチュールやサテンなどに変えると、子どもの発表会や演劇の衣装としても活躍しますよ。

ギャザースカート作りにはやわらかい布を

ギャザースカートを作る際は、薄手で柔らかい布がおすすめ。ギャザースカートはウエスト部分のひだがポイントのため、張りのある生地や厚手の生地は向いていません。薄く柔らかい布は、ふんわりとした仕上がりになり、ナチュラルな印象を与えられるのでおすすめです。

着心地らくちん、手作りスカート

今回ご紹介したギャザースカートのレシピは、型紙いらずで直線縫いで作れるので、初心者さんにも挑戦しやすいのではないでしょうか。

基本の作り方をマスターできれば、長さや生地を変えてお好みのシルエットに仕上げることもできます。自分の体型に合わせた洋服が作れるほか、レシピによっては購入するよりも低コストでおしゃれが楽しめるかもしれません。お好みの布で、世界に一つだけの洋服を手作りしてみましょう。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。