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願いを込めてミサンガを編もう。基本の編み方と応用レシピをご紹介

kino

身に付けるだけで気分を高めてくれるミサンガ。願いを叶えてくれるという言い伝えもあり、多くの人に親しまれています。 一見制作するのは難しそうですが、手順を守って編むと気軽に作ることができますよ。この記事では、ミサンガの基本の作り方や応用アレンジ、色選びのポイントなどについてご紹介します。

ミサンガに込められた意味や想い

ミサンガの由来は、ブラジルにある「奇跡の教会」の願掛けリボンからきており、手首や足首に身に着けることで「願いを叶える」という想いが込められているようです。そんなミサンガには、着ける場所によって得られるご利益が異なります。例えば、利き手に着けると恋愛成就の意味があり、利き足に着けると友情運や勝負運の意味があると言われているようですよ。

さらに、ミサンガには作る色によって仕上がりイメージが大きく異なります。どんな色の糸や紐で作るのか選ぶことも、ミサンガの楽しみ方のひとつでしょう。

ねじり編みから始めよう。基本のミサンガの編み方

ミサンガ

ここからはねじり編みを用いる、基本のミサンガの編み方をご紹介します。2色の糸を使用するため、お好みの刺繍糸2色をご用意ください。

今回の作品について

■完成サイズ:約16cm

■所要時間:約30分

材料

ミサンガ

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  • 刺繍糸(オレンジマーブルカラー)100cm×4本
  • 刺繍糸(イエロー)100cm×4本

道具

  • マスキングテープ
  • 定規
  • ハサミ

編み方

  1. 刺繍糸を8本全てまとめ、紐の端を5cmほど残して、結び目をつくります。2色に紐をわけて、オレンジ色(左側)の糸で4のかたちを作るように置きます。このとき、まっすぐの糸の上に重なるようにしましょう。
    ミサンガ

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  2. 4の字の中を通るように、オレンジの糸の先を通します。4の字を抜ける部分は、上に糸が通るようにして、ひっぱります。
    ミサンガ

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    このように、糸を抜きましょう。

    ミサンガ

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  3. 真っ直ぐになっているイエロー(右側)の糸をおさえて、オレンジの糸をそのままひっぱります。
    ミサンガ

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  4. これを繰り返します。ねじり編みなので、回数を重ねるにつれ結び目がねじれていきますが、気にせず繰り返しましょう。 8cmほどの長さができたら、完成したところまでをマスキングテープで固定します。続けて、イエローの糸に変えて、また繰り返します。 そうすると、2色の糸でミサンガを作ることができます。
    ミサンガ

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  5. イエローの糸が左側にくるようにして、イエローの糸で4の字を作り、先程と同じように工程を繰り返します。
    ミサンガ

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  6. イエローの糸でも8cmほどの長さになったら、編む部分は完成です。マスキングテープを外して、2色の糸の終わりを2回結んでしっかりと固定します。 はじめに作った部分の結び目も、もう一度しっかりと結んでおきます。
    ミサンガ

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  7. イエロー、オレンジ、どちらかの糸を結び目の部分でカットします。
    ミサンガ

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  8. 糸が1色ずつになったら、輪っかになるように結びます。
    ミサンガ

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    腕の太さを確認して、ここでも2度しっかりと結びましょう。

    ミサンガ

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  9. 結び目で余った糸を切って、完成です!
    ミサンガ

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【応用編①】ねじり編みミサンガの作り方

ミサンガ

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基本のねじり編みで作るミサンガをマスターしたら、ねじり編みの応用編に挑戦してみましょう。基本との違いは、編む糸の本数が増える点です。基本では2色でしたが、応用では3色の組み合わせを楽しむことができます。糸の細さはお好みで調整してください。

材料

ミサンガ

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  • 刺繍糸(オレンジ)100cm×1本
  • 刺繍糸(イエロー)100cm×1本
  • 刺繍糸(グリーン)100cm×2本

道具

  • マスキングテープ
  • 定規
  • ハサミ

編み方

  1. 刺繍糸を4本全てまとめ、10cm程残し、結び目を作っておきます。
    ミサンガ

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    結び目の部分をマスキングテープで固定し、糸を4本ばらします。

    ミサンガ

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  2. 左側にあるイエローの糸を隣のグリーンの糸に重ねるようにし、基本の作り方と同じ用に4の字を作ります。
    ミサンガ

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  3. 重ねたグリーンの糸の中を通して、そのままイエローの糸をひっぱり、編みます。このとき、イエローの隣のグリーンの糸以外は編み込まないように、注意しましょう。
    ミサンガ

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    このように、左側2本で編みます。

    ミサンガ

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    上にしっかり引っ張りましょう。

    ミサンガ

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  4. 次も、先程と同じ左側2本の糸を使います。イエローの糸で、逆4の字を作るようにして、同じ用に編みましょう。 工程は、先程と左右の向きが変わる形になります。。
    ミサンガ

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  5. 4の字、逆4の字で左側2本が編めたら、次はオレンジの右側の2本で編んでいきます。工程は同じですが、逆4の字を先に作りましょう。 編み方は右側イエローの糸と同じように編みます。
    ミサンガ

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    左側2本を巻き込まないよう、気をつけましょう。

    ミサンガ

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    しっかり上まで引っ張ります。

    ミサンガ

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  6. オレンジの糸で逆4の字ができたら、次は4の字を作って編みます。
    ミサンガ

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    同じ手順で続けましょう。

    ミサンガ

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  7. イエローの糸で4の字、逆4の字、オレンジの糸で逆4の字、4の字の順番で編むことができたら、次は中心のグリーンの糸2本を使って編みます。グリーンの糸は、同じ糸で2回4の字を作って編みます。
    ミサンガ

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    グリーンの糸は、同じ糸で2回、4の字を作って編みましょう。

    ミサンガ

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    4の字の真ん中に通します。

    ミサンガ

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    これを、2回繰り返します。

    ミサンガ

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  8. ここまでの「イエローの糸で4の字→逆4の字を編む→オレンジの糸で逆4の字→4の字を編む→グリーンの糸で4の字×2回」が、ひとつの工程になります。
    ミサンガ

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    この工程を、同じ順序で繰り返し編んでいきましょう。

    ミサンガ

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  9. 編み目ができてきたら、動かないようにマスキングテープで固定しながら、続けて編みます。
    ミサンガ

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    仕上がった部分を常にマスキングテープでとめておくと、編みやすいですよ。

    ミサンガ

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  10. この工程を何度も16cmほどになるまで、繰り返していきます。
    ミサンガ

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  11. 終わりの部分は、このように2本に分け、2回結んで固定します。
    ミサンガ

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  12. 始まり部分も、同じように2本を結んで、固定します。
    ミサンガ

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  13. どちらも固定ができたら、輪っかになるよう左右の余った糸を結びます。ここも解けないように2回、固く結ぶと安心です。
    ミサンガ

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    このように仕上げます。

    ミサンガ

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  14. 余った糸をハサミでカットして完成です!
    ミサンガ

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    ねじり編みをコードに巻きつけながら編むと、このようなアレンジも可能。2本の糸の1本分をコードにして作ります。 お好みの色を組み合わせ、カラフルに作ってみるのも楽しいですね。
    ミサンガ

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【応用編②】平編みミサンガの作り方

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2つ目の応用編のレシピは、平編みで作るミサンガです。ねじり編みに慣れた後は、ぜひ挑戦してみましょう。こちらもお好みの色や太さで作ってみてください。

■完成サイズ:長さ16cm

■所要時間:約1時間

材料

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  • お好みの刺繍糸や紐(ネイビー)100cm×1本
  • お好みの刺繍糸や紐(ブルー)100cm×1本
  • お好みの刺繍糸や紐(ライトブルー)100cm×1本

    ※今回は工程や編み目がわかりやすいよう、太い紐を使いますが、刺繍糸で作るのをおすすめします。

道具

  • マスキングテープ
  • ハサミ

編み方

編み方

  1. まずは、芯となるネイビーの糸100cmを半分の長さにカットします。

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  2. カットできたら、3本揃えて結びます。4〜5cmを残して、ゆるく結んでおきましょう。長さはおおよそで大丈夫なので、定規を使わなくても大丈夫です。

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  3. 2本の糸が中心になるよう、マスキングテープでテーブルに貼り付けます。中心の糸が動かないように、少し下の方で中心に糸もマスキングテープで固定します。

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  4. 。左側のブルーの糸をネイビーの糸の上に4の字の形になるようにのせます。

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  5. ブルーの糸の上を通って、ブルーの糸とネイビーの糸の下から、ライトブルーの糸を通します。

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  6. 通し終わりは、ブルーの糸の上を通します。

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  7. ブルーの糸とライトブルーの糸を一緒に外側へ引っ張ります。

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    左右に引っ張りましょう。

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  8. これで、ひとつ編み目ができます。次は右側にブルーの糸がくるので、逆4の字になるようにのせ、同じようにライトブルーの紐を通します。

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    4の字の真ん中を通します。

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    しっかり引っ張りましょう。

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  9. このように逆4の字でまた編み目ができます。

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  10. これを繰り返していきます。次は左側にブルーの糸がくるので、4の字で編んでいきます。

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    同じ手順の繰り返しになるので、焦らずゆっくり進めてくださいね。

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  11. 繰り返して、編み目を作っていきます。固定しているマスキングテープは、編んでいくにつれて貼る位置を変えていってください。

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  12. 時々腕にあわせて、長さを決めながら編んでいきましょう。

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    腕が通るくらいに編んだら、ブルーの糸と、ライトブルーの糸を2回結んで固定します。

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  13. 編み目の固定ができたら、左右の余った糸をあわせて、2回固く結びます。

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    残った糸を短くカットして、完成です!

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    平編みができたら、簡単なアレンジもおすすめです。ミサンガの長さの半分くらい8cmほどのところで、中心の糸ではない左右どちらかの糸に通し、同じように編んでいきます。お好みのチャームで手軽に印象を変えることができますよ。

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ミサンガの糸や紐の選び方

ミサンガは刺繍糸だけではなく、ヘンプやワックスコード、レザーなどでも作れます。それぞれに特徴があるため、使用用途に適した素材のもので作りましょう。ヘンプは吸水性や耐久性に優れており、ワックスコードは刺繍糸よりも太く、複雑な編み方にも向いています。また、レザーは上質な風合いを楽しめるのが特徴。お好みに合わせて選んでみてください。

ミサンガが切れてしまったら?

身に付けているミサンガ自然に切れると、願い事が叶うという言い伝えもあり、常に腕や足首につけているという方も多いのではないでしょうか。自然に切れたミサンガは、切れ方にもよりますが編み直すことは難しいので、もう一度新しいものを作るのがおすすめです。

また、常に付けていると劣化が早まってしまうので、長く楽しみたい方は取り外し用の金具を付けてアレンジするのが良いでしょう。

お守りやアクセサリーにミサンガを身に着けて

心を込めて編んだミサンガは、お守りやアクセサリーにぴったり。色々な想いや願いを込めながら編むのも、楽しみ方のひとつですね。紐や糸の素材を変えてみたり、チャームを付けたりなど、アレンジも自由自在。自分好みのミサンガを作って、アクセサリーやお守りとして楽しんでみてください。

このレシピのデザイナー

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アクセサリー作家として活動しています。つまみ細工やレジン、ワイヤーアクセサリーなど幅広いジャンルで作り方をお伝えします。Instagram: @hmkino

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。