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テーブルをおしゃれに彩る、布を使ったコースターの作り方

コノトガク

食事のたびにお皿やコップが並ぶ食卓。机の上がなんとなく寂しいと感じたことはありませんか?そんな時に役立つのが、お好きな生地で作れる布製のコースターです。

余った布ですぐに作れるコースターなら、ハンドメイド初心者の方でも手軽に挑戦することができます。柄や素材を変えていくつも作れば、テーブルの上が華やかになるだけでなく、お客様が来た時のおもてなしにも便利です。

今回は、手縫いの練習にもなる実用的な布製コースターの作り方を解説します。

好きな布で可愛いコースターを作ろう

見た目だけでなく、実用性が高いのが布製コースターの便利なところ。コップに発生した結露を生地が吸い取ってくれるほか、コップを置く際に机が傷つかないよう守ってくれる役割もあります。

来客の際に飲み物に添えて出すと、華やかな印象を与えられますよ。好きな柄の布を使って、テーブルの上をかわいく飾りましょう。

布を使ったコースターの作り方

布製のコースターを作るなら、市販のカットクロスや余ったハギレを使うのがおすすめ。異なる布同士を使えば、リバーシブルになります。レースなどの飾りを用意したり、柄の異なる布をはぎ合わせたりとバリエーションはさまざまです。

今回作るコースターについて

一般的な正方形、ラウンド型の作り方をご紹介します。初心者さんでもチャレンジしやすく、手縫いでも作りやすいので、ミシンがなくても大丈夫です。

また、コースター作りに使える生地は、吸水性の良いものを選ぶのがポイント。今回は、表布に中肉のオックス生地を、裏布には薄手のシーチング生地を選びました。水分を吸収し、コップの熱さからテーブルを守る役割もあるため、オックス生地などしっかりと厚みのある生地を選ぶとよいでしょう。

■所要時間:約15分
■完成サイズ:縦9cm×横9cm

材料

  • 表布 縦11cm×横11cm 
  • 裏布 縦11cm×横11cm
  • 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)

道具

  • 針と糸
  • まち針
  • チャコペンシル(鉛筆でも可)
  • はさみ
  • アイロン
  • 目打ち(なければ菜箸でも可)
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

コースターの作り方

手縫いでも綺麗にできる布製コースターの作り方を詳しく見ていきましょう。全て直線縫いのため、初心者さんでも縫いやすいですよ。

作り方

  1. 正方形に切った布を2枚用意し、布の表同士を内側に合わせてまち針で固定します。左端に5cm位の返し口を残して周りを1cmで縫います。(右下はわかりやすいようにめくっていますが、縫う時は、端を合わせてとめて下さい。)              
  2. 周りが縫えました。
  3. 1cmの縫い代を、表布側に1cmで折り、アイロンをかけます。表に返す前にアイロンしておくときれいに表に返せます。
  4. 返し口に全体を押し込むようにして裏返します。角を目打ちして綺麗な四角形に整えましょう。目打ち、もしくは菜箸を使用します。
  5. 端から2~3mmの所にぐるりとステッチをかけ、返し口を閉じます。
  6. 完成です。

     柄の異なる布を使えば、リバーシブルで楽しめるのが嬉しいですね。夏なら、レース生地、冬ならウール生地で作るのもおすすめです。

手作りコースターのおしゃれなアレンジ術

基本のコースターの作り方をマスターした後は、よりおしゃれなアレンジに挑戦してみましょう。ここでは、コースターの便利で可愛いアレンジ術をいくつかご紹介します。

ラウンド型に作るとかわいく

コースターの形を変えるだけでも、見た目の印象が大きく変わります。コースターでお馴染みの形といえば、ラウンド型です。布を丸い形に裁断して縫い合わせれば、かわいいラウンド型のコースターが完成します。

■所要時間:約15分

■完成サイズ:直径10cmの円

材料

  • 表布 縦12cm×横12cm
  • 裏布 縦12cm×横12cm
  • 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペンシル(鉛筆でも可)
  • まち針
  • 50cm定規
  • 目打ち(なければ菜箸でも可)
  • コンパス
  • 厚紙、縦12cm×横12cm
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

作り方

  1. 厚紙にコンパスで半径5cmの円を描きます。コンパスが無い場合、お皿などで直径が10cm位のものを探して、型紙にするとよいでしょう。
  2. 半径5cm(直径10cm)円型の型紙ができました。
  3. 表布の表と裏布の表を合わせるように重ねて、待ち針で周りをとめます。その上に円型の型紙を置いて、待ち針でとめましょう。型紙の周りに沿い、左端に3cm位の返し口を残して周りを縫います。(右下はわかりやすいようにめくっていますが、縫う時は端を合わせてとめて下さい。)
  4. 表布と裏布が縫えました。
  5. 縫ったステッチから4~5mm縫い代を残して、周りをカットします。
  6. カットできました。
  7. 返し口から表に返します。返し口から目打ち、もしくは菜箸を入れ、縫い目をしごいてきれいなカーブを出します。
  8. 返し口の形を整えながら、中側に折り入れ、周りを2~3mmでステッチをかけます。
  9. 完成です。

     こちらもお好きな布を組み合わせ、リバーシブルで楽しめますよ。

パッチワークの切り替えで個性的なデザインに

色や柄の異なる複数の布を組み合わせれば、パッチワークのようなデザインのコースターを作ることもできます。別の生地をワンポイントに使ったり、2種類の布の境目にレースを貼り付けたりとデザインの幅が一気に広がりますよ。

お家にある布の種類によって出来上がりはさまざまです。余ったハギレや残り少なくなったお気に入りの布を有効活用して、個性的なコースターを作りましょう。

お気に入りのコースターで食卓を華やかにしよう

柔らかい布製のコースターはテーブルに傷がつくのを防ぐだけでなく、コップの水滴を吸収してくれるため日々の掃除も楽になります。手軽にできるコースター作りは、余ったハギレを活用する手段としても有効です。お気に入りの布を使った手作りのコースターで、テーブルを華やかに飾り、食事やティータイムを楽しみましょう。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。