お家に必ずある「ボックスティッシュ」。お部屋のインテリアとしておしゃれにしたいなら、ケースに入れて使うのがベストです。市販のボックスティッシュをケースに入れるだけで、お部屋の印象がすっきりしますよ。好きな柄や色の布を使って、オリジナルのティッシュケースを手作りしてみませんか?
今回は、お気に入りの布で作る、かんたんおしゃれなボックスティッシュケースの作り方をご紹介します。
お家のティッシュケースがおしゃれに変身
毎日使うボックスティッシュ。リビングや洗面所など、色々な場所に置いているのではないでしょうか。でも、市販のボックスティッシュは、「デザインや柄がちょっとイマイチ…」と感じる人も多いはず。
お部屋のインテリアの邪魔になったり、統一感が無くなったりと、「もっとおしゃれにしたい!」と思ったことはありませんか?
そこで活躍するのが、ボックスティッシュケースです。お部屋の雰囲気に合ったケースに入れておくと、家具やインテリアにもよく馴染んでくれます。生活感をおさえて、すっきり整えたい方にもぴったりです。
今回作るティッシュケースについて
手持ちのボックスティッシュに合わせて作れる公式を用意しました。全て直線縫いだけで作れますよ。ボタンやマジックテープなどを使わず後側から入れるデザインなので、かんたんに挑戦することができます。
■完成サイズ:入れるボックスティッシュによって変わります。
■所要時間:30分ほど ※人によって多少前後します。
ボックスティッシュケース作りに必要な材料と道具
ボックスティッシュケース作りに必要な材料には、特別なものは必要ありません。ですが、布の柄や素材はこだわりたいところ。お部屋の雰囲気にぴったりな生地を選べば、インテリアを損ねず、空間をおしゃれにしてくれます。かんたんな材料と作り方で作れるのでぜひ挑戦してみて下さいね。
材料
- 生地 入れるボックスティッシュによって変わります
- 糸 60番※普通地用(今回は白色を使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- チャコペン
- 待ち針
- メジャー
- 目打ち
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
ボックスティッシュケースの作り方
ボックスティッシュケースの作り方をご紹介します。
布のサイズをきちんと測って、作業を進めることで失敗が少なくなりますよ。
折って縫うだけのかんたんな工程なので、不器用さんでもチャレンジしやすいでしょう。沢山作って、各部屋にあわせたティッシュケースを作ってもいいですね。
作り方
- 入れるティッシュのサイズを測ります。
メジャーを使って、縦にぐるりと巻くと測りやすいですよ。今回は縦44cmです。
横もぐるりと巻いて測ります。今回は横27cmです。
-
縦と横の長さを元に計算式にあてはめて、生地のカット寸法を出します。
縦…(縦の寸法)÷2+8=【縦カット寸法】
横…(横の寸法)÷2=(X)+13=【横カット寸法】今回の場合は、
縦…(44)÷2+8=縦カット寸法【30】
横…(27)÷2=(13.5)+13=横カット寸法【26.5】
この寸法には縫い代も含まれているので、計算した寸法通りにカットしてください。
写真では袋タイプのボックスティッシュを使用していますが、紙箱タイプでも一緒です。
※数字の単位は全て『cm』です。縦30cm×横26.5cmの生地を2枚用意します。
- 左右の端を3つ折りして、縫います。
生地の裏が上になるように置きます。
生地の端を2cmで折り、生地の端を2cmで折った山に合わせるようにして、3つ折りにアイロンをかけてください。
その後、折った端から2~3mmにステッチをかけます。
3つ折りで縫えました。
- 3つ折りした端を1cm重ねて、待ち針でとめます。
ティッシュの出し口として、中心に13cmの印を付けましょう。
そして、印の所を1cm縫います。
力がかかる所なので、しっかりと返し縫いをしてください。
ティッシュ出し口が縫えたら、左右の端から6.5cmに印をつけます。
- 裏が上になるよう置いて、6.5cmの印と、ティッシュ入れ口の中心を合わせて、たたみます。
反対側も6.5cmの印をティッシュ入れ口の中心を合わせてたたみ、待ち針でとめます。上下の端から1cmで縫いましょう。
上下の端が縫えました。
- 縫い代を上下とも5mmにカットします。
縫い代がカットできました。
裏に返します。
- 上下の端から1cmで縫います。
上下の端が縫えました。
表に返して、完成です。
ボックスティッシュの入れ方
まず、後側の重なっている所からボックスティッシュを入れます。
入れ終わったら表に返し、ティッシュ出し口からティッシュを出すと、便利なボックスティッシュケースに。
取っ手付きティッシュケース
ティッシュケースをどこかに引っ掛けて使いたい場合、レシピに取っ手をつけると便利。椅子や壁に掛けたりと、使いたいときにササっと取り出せる、使い勝手のよいティッシュケースが出来上がります。
取っ手付きティッシュケースのアレンジレシピ
次に、持ち手を付けたアレンジレシピを紹介します。
今回のレシピでは、本体とは別の生地を使用し、持ち手を作りました。
本体の生地は、縦地と横地それぞれかえて裁断しています。持ち手は使用する場所に合わせ、長さを変えても良いですね。車の中や、キッチンペーパー用にも使えます。
材料
- 本体生地 入れるボックスティッシュによって変わります
- 持ち手生地 巾6cm×長さ32cm ※持ち手の長さはお好みで変えてください
- 糸 60番※普通地用(今回は茶色を使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- チャコペン
- 待ち針
- メジャー
- 目打ち
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
作り方
※工程1~5までは、メインのレシピと同じ様に作ります。
上下の端は縫わずに、待ち針でとめておきましょう。
- 持ち手を作ります。巾6cmを半分に折って、3cmにします。
- 折った所を開いて、折り山に生地の端を合わせて折ります。
- もう1度、たたみ直します。持ち手の端に2~3mmのステッチをかけましょう。
持ち手が縫えました。端から1.5cmに印をつけておきます。
- 持ち手を本体の端に挟みます。印をつけた1.5cmを挟んで待ち針でとめてください。
- 待ち針でとめました。上下の端から1cmで縫います。
上下の端が縫えました。
- 縫い代を5mmにカットします。持ち手を切らないように気をつけながらカットします。
縫い代がカットできました。
裏に返し、この後は『縫い方7.』に続きます。
完成です。
ボックスティッシュケースを可愛くアレンジする方法
ボックスティッシュケースをより可愛くするアイデアをご紹介します。
デニムを使ってヴィンテージ風にアレンジ
デニムで作るティッシュケースは、ヴィンテージやアメリカの西海岸の雰囲気がお好きな方にぴったり。デニム特有のヴィンテージ感が、とてもかっこいい仕上がりになります。
ジーンズのタグが見えるように縫い合わせると、おしゃれ度もアップ。ダメージや多少の汚れがあってもおしゃれに見えるので、古くなって履かなくなったジーンズを活用するのもおすすめです。
2箱分でも楽々入る!大きめサイズも便利
ボックスティッシュがすぐ無くなり「詰め替えが面倒…」という方は、複数のティッシュを重ねて入れられる、大きめサイズを作ってみましょう。
2箱重ねたり、詰め替え用のソフトパックタイプのティッシュにもおすすめ。高さを大きく取ることで、大きいサイズのボックスティッシュもしっかり納まります。ご家庭で使用するボックスティッシュに合わせて、サイズを調節してみてください。
インテリアに馴染むティッシュボックスも作ろう
市販のボックスティッシュは、なんだか味気なく、生活感が出てしまいがち。おしゃれなケースに入れることで、お部屋をおしゃれに見せることができますよ。インテリアや家具によく馴染む生地を選ぶと、雰囲気づくりにも一役買ってくれます。少ない材料で手軽に作れるので、手作りのボックスティッシュケースを作ってみてはいかがでしょうか。