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シンプルなポケットティッシュケースの作り方。縫い目が見えない工夫も

コノトガク

日頃から持ち歩いている人も多い「ポケットティッシュ」。市販のケースが多く発売されていますが、自分で作ってみたいという人も少なくありません。
そこで今回は、シンプルなポケットティッシュケースの作り方を、アレンジ術と合わせてご紹介します。

持ち運びたくなる手作りのポケットティッシュケース

ポケットティッシュは可愛い柄のついているものもありますが、街で配られているものなどは無地で素っ気ない印象がありますよね。オリジナルのケースを手作りして、シンプルなポケットティッシュを一気におしゃれなアイテムに変身させてみましょう。

さらに、ポケットティッシュケースには、ティッシュを清潔に保つことができるというメリットもあります。市販のケースを購入しても良いですが、作り方をマスターすることで好きなデザインの生地で作れるようになるため、より愛着が湧きます。ぜひポケットティッシュケースを手作りしてみましょう。

ポケットティッシュケース作りに必要な材料と道具

ここからは実際に、ポケットティッシュケースの作り方をご紹介していきます。
まずは必要な材料と道具を揃えましょう。

■今回作るティッシュケースについて

完成サイズ:縦9cm×横13cm
所要時間:20分ほど ※人によって多少前後します

材料

  • お好きな生地 縦23cm×横16cm
  • 糸 60番 ※普通地用

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • 50cm定規
  • 目打ち
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

おすすめの生地

薄手の綿ローンを使用しました。
薄手の生地で作ることで、繊細な仕上がりになります。中肉のオックス生地で作ると、形がしっかりと出るので存在感のあるケースになるでしょう。

デザインのポイント

型紙無しで作れるようになっています。
裏側もきれいな袋縫い始末にしております。

ポケットティッシュケースの作り方

必要な材料と道具を揃えたら、早速ポケットティッシュを作ってみましょう。
作り方は下記の通りです。

作り方

  1. 上下の端を3つ折りして、縫います。
    生地の裏面が上になるように置いたら、生地の端を2cmで折り、生地の端を2cmで折った山に合わせるようにして、3つ折りにアイロンをかけます。折った端から2~3mmにステッチをかけます。

    3つ折りで縫えました。
  2. 裏側が上になるように置き、下端から5cmで折ります。
  3. 上端も同様に5cmで折ります。折ったら左右の横端を、端から5mmで縫います。(右側はわかりやすいようにめくっていますが、端を合わせてとめて下さい)

    左右の横端が縫えました。

    裏に返します。
  4. 左右の横端から1cmで縫います。

    左右の横端が縫えました。

    表に返します。
  5. 裏側の縫い代もきれいで、簡単に出来るポケットティッシュケースの完成です。

ふた付きのポケットティッシュケースにアレンジ

基本のポケットティッシュケースの作り方を覚えたら、アレンジをしてふた付きのポケットティッシュケースにするのもおすすめです。
ふた付きにすることで、よりポケットティッシュを清潔に保つことができるほか、プレゼントにも最適ですよ。

材料

  • ふた生地(からし色) 縦44cm×横15cm
  • 本体生地(白花柄)   縦17cm×横15cm
  • 糸 60番※普通地用(今回は白色を使用)

作り方

  1. 下端を3つ折りして、縫います。
    ふた生地(からし色)と、本体生地(白花柄)をそれぞれ裏が上になるように置き、下端を 生地の端を2cmで折り、生地の端を2cmで折った山に合わせるようにして、3つ折りにアイロンをかけます。折った端から2~3mmにステッチをかけます。

    3つ折りで縫えました。
  2. ふた生地(からし色)と、本体生地(白花柄)の3つ折りしていない方を中表に重ねて、端から1cmで縫います。

    端が縫えました。
  3. 縫った端の縫い代を、アイロンで開いておきます。
  4. 生地の表を上にして、下側に本体生地(白花柄)がくるように置きます。
    下端の本体生地(白花柄)側を、布の裏が表に出るよう5cmで折り、待ち針でとめておきましょう。
    上端のふた生地(からし色)も、布の表が出るよう、5cmで折り、待ち針でとめておきます。
  5. ティッシュ入れ口を作るため、上端のふた生地(からし色)を、下側に本体生地(白花柄)に重ねて、待ち針でとめます。
    左側はわかりやすいようにめくっていますが、端を合わせてとめて下さい。

    端を合わせて、待ち針でとめました。
  6. 下側に本体生地(白花柄)が左側にくるよう、回転させて横から見ながらさらに折っていきます。
    一番下の生地が、本体生地(白花柄)の「わ」から18cmになるよう、上のからし色生地を折ります。

    縦の巾が(写真では横幅)が18cmになりました。
    横脇(写真では上下)の端から1cmを縫います。
  7. 横脇が縫えました。(下側に本体生地(白花柄)がくるよう、回転させました。)

  8. からし色と白花柄の間から表に返します。
  9. 完成です。
    写真はふたを開けた状態です。
  10. ふたを閉じた状態です。

    裏側です。

最後は「アイロンがけ」できれいに仕上げよう

ポケットティッシュケースが完成したら、仕上げにアイロンをかけて綺麗に形を整えましょう。アイロンをかける際は、折り目に合わせてかけることで、綺麗に仕上がります。

ポケットティッシュケースのアレンジ術

手作りのポケットティッシュケースは、自分好みにアレンジができるのも魅力のひとつ。
おすすめのアレンジ術を、3つご紹介します。

チロリアンテープで縁取っておしゃれに

チロリアンテープで周りを縁取ることで、一気におしゃれになります。

チロリアンテープは、「ポケットティッシュの作り方」を参考に、手順2と3の間にミシンで縫いましょう。

2種類の布を切替ればデザインの幅が広がる

1種類の布を用いて作ったポケットティッシュケースは、シンプルで統一感があります。

あえて2種類の布を切り替えて作ることで、よりデザインの幅が広がり、オリジナル感のある仕上がりになりますよ。

着なくなった古着を活用する方法も

生地は、手芸店などで購入できます。しかし生地を購入しなくても、着なくなった古着を活用してティッシュケースを作ることも可能です。

思い入れのある古着であれば、より愛着が湧きますね。また、小さくなったはぎれも小さなポケットティッシュケースであれば活用しやすいです。

生地を広げて箱ティッシュケースにも

ポケットティッシュカバーは、同様の作り方で箱ティッシュケースにすることもできます。箱ティッシュケースにする場合は、そのティッシュにあった大きさに生地を裁断しましょう。

おしゃれなティッシュケースを持ち歩こう

かんたんに作れるポケットティッシュケースは、コツを掴めばきれいに仕上げられます。また、基本の作り方をマスターしてアレンジをすれば、より自分好みのケースを作れるようになりますよ。これも、手作りの魅力といえるでしょう。
この機会にぜひ、ポケットティッシュケース作りにチャレンジしてみてください。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。