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くるみボタンの作り方 お気に入りの布を雑貨やアクセに

コノトガク

自分の好きな生地をボタンにすることができる、くるみボタン。「洋裁や手芸の心得がないと難しいのでは」と思われがちですが、実は100円ショップでも手に入るお手頃な道具や材料で簡単に作れるのです。今回は、アクセサリーや雑貨アイテムなどにアレンジしても楽しいくるみボタンの作り方を紹介します。

お気に入りの生地や思い出の一着で、くるみボタンを楽しもう!

くるみボタンはお気に入りの生地で、手軽にオリジナルのボタンやアクセサリーモチーフが作れるのが魅力的。生地は一辺がボタン直径の2倍程度あれば大丈夫なので、小さな端切れも活かせます。思い出の一着を手放す前に、生地を使ってくるみボタンを作れば、かさばらない形でずっと手元に残すこともできます。刺繍や消しゴムはんこなど、手芸作品を生かしてアレンジするのもおすすめです。

くるみボタンの作り方①:打ち具で作る

専用の打ち具にくるみボタンパーツと生地をセットし、はめ込んで作る、比較的簡単な方法です。くるみボタンは洋服などにもよく使われますが、洗濯の際はネットに入れる、ボタンをアルミホイルでつつむなど、おしゃれ着洗いの要領で洗ってください。

打ち具で作る際の材料

  • ハギレ(サイズはキットを確認)
    ブロードやシーチングなどの薄手生地を選ぶと、どんなくるみボタンパーツでもくるみやすく、しわになりにくく、きれいに仕上がります。薄手であればニットやガーゼ生地もおすすめです。デニムやウールなどの厚手生地はくるみボタンを作りにくいのですが、使用するくるみボタンパーツによってはうまく作れるので、いろいろなメーカーのパーツを試してみてください。

打ち具で作る際の道具

  • 布切りバサミ
  • カッター
  • えんぴつ
  • くるみボタンパーツ
    ボタンの表側にくるパーツは「シェル」、裏側にくるパーツは「バックパーツ」と呼ばれます。今回は直径22mmのパーツを使っていますが、サイズはお好みで選んでください。
  • 打ち具・打ち台
    くるみボタンパーツと打ち具・打ち台がセットになった「くるみボタンキット」が手芸店や100円ショップなどで販売されています。打ち具・打ち台は再利用できるので、同じサイズのくるみボタンパーツを買い足せば何度でも作れます。
  • 型紙
    くるみボタンキット・パーツのパッケージ台紙などに印刷してあるのが一般的です。
    ※リンクをクリックすると楽天市場のページが開きます。

くるみボタンの作り方①:打ち具で作る

  1. くるみボタン用の生地を用意する
  2. 型紙を作る
    キットに同梱されている型紙を線の通りにカットします。型紙の中心に写真のようにシェル(ボタン表側のパーツ)をのせて、えんぴつで周囲をぐるりとなぞり、えんぴつの線に沿ってカッターなどで中をくり抜きます。
    このくり抜いた部分が、ボタンの「表から見える部分」です。くり抜いておくことで、型紙を生地の上に載せた時、柄などの見え方が確認しやすくなります。
  3. 生地をカットする
    生地の表を上にし、型紙を載せてボタンにしたい柄部分を選びます。決まったら外側の円をえんぴつでぐるりとなぞります。えんぴつの線に沿って生地をカットします。

    カットできました。
  4. 打ち具に生地とパーツを入れる
    打ち台に、生地の表を下にして載せます。


    生地の上から、シェルの表(膨らんでいる方)が下になるように入れ込みます。周りの生地はシェルを包むようにして、ひだを寄せながらシェルの中へ入れていきます。ボタンの表にしわが寄らないよう、少しひっぱりながら入れ込むのがコツです。


    ここで一度打ち具を載せて指で押し、生地をシェルになじませます(写真では棒を使っていますが、指で押してください)。


    打ち具を外し、余分な生地がはみ出ないよう注意しながらバックパーツを載せます。生地の柄に上下がある生地で、縫いつけるなどして使いたい場合は、ボタンの足と柄の方向が合っているかにも気をつけて載せるようにしてください。
  5. バックパーツをはめ込んで仕上げる
    再び打ち具を載せて指でしっかりと押し、バックパーツをシェルにはめ込みます。(写真では棒を使っていますが、指で押してください)


    打ち具を外し、バックパーツがしっかりはまっているか確認したら、ボタンを打ち台から取り出します。バックパーツがすぐ外れるときは、生地やバックパーツを整え、もう一度打ち具をのせて押しましょう。
  6. 完成です

くるみボタンの作り方②:ボンドで作る

ボンドを使って作る時はバックパーツがカップ型になっていて、シェルとバックパーツの隙間が広くなるタイプのくるみボタンパーツを使います。このタイプのパーツは100円ショップなどでもよく販売されていますし、厚手の生地でも作りやすいのが特徴です。水性ボンドを使うと洗濯できないなど、使うボンドの特性によって扱い方が変わるので、あらかじめ使うボンドをチェックしておきましょう。

ボンドで作る際の材料

  • ハギレ(サイズはキットを確認)

ボンドで作る際の道具

  • 型紙
  • くるみボタンパーツ
  • ボンド
  • 布切りバサミ
  • カッター
  • えんぴつ
    ※リンクをクリックすると楽天市場のページが開きます。

くるみボタンの作り方②:ボンドで作る

  1. 生地を用意して型紙を作り、カットする
    「くるみボタンの作り方①:打ち具で作る」の工程1~3と同じ要領で生地を選んで型紙を作り、カットします。
    キットに同梱されている型紙を線の通りにカットします。型紙の中心に写真のようにシェル(ボタン表側のパーツ)をのせて、えんぴつで周囲をぐるりとなぞり、えんぴつの線に沿ってカッターなどで中をくり抜きます。
    このくり抜いた部分が、ボタンの「表から見える部分」です。くり抜いておくことで、型紙を生地の上に載せた時、柄などの見え方が確認しやすくなります。


    生地の表を上にし、型紙を載せてボタンにしたい柄部分を選びます。決まったら外側の円をえんぴつでぐるりとなぞります。えんぴつの線に沿って生地をカットします。


    カットできました。

  2. シェルにボンドをつけ、生地でくるむ
    シェルの内側にたっぷりとボンドをつけます。


    表を下にして生地を置き、ボンドをつけたシェルを真ん中に載せます。


    端を少し引っ張り気味にしながら、少しずつひだをよせて、端から丁寧にシェルをくるんでいきます。


    布端がすべてシェルの中に収まるようにくるみます。
  3. バックパーツをつけて仕上げる
    シェルに収まった生地の上から、ボンドをのせるようにたっぷりつけます。


    バックパーツを載せます。柄に上下がある生地で、縫いつけるなどして使いたい場合は、ボタンの足と柄の方向が合っているかにも気をつけて載せるようにしてください。ボンドがはみ出てしまったら、乾く前にウエットティッシュでふき取りましょう。
  4. ボンドが乾いたら完成です。


    左はデニム、右はウールのくるみボタンです。シェルとバックパーツの間が広いので、厚い生地でもバックパーツがしっかりはまりやすく、きれいに仕上がります。

くるみボタンの作り方③:穴あきボタンで作る

くるみボタンがほしいけれど、打ち具もくるみボタンパーツもない……そんな時、家にある穴あきボタンと綿、厚紙(型紙用)で簡単にくるみボタンを作れる便利な方法です。くるみボタンパーツが販売されていないような、大きいサイズのくるみボタンをつくりたい時にもおすすめです。

穴あきボタンで作る場合の材料

  • ハギレ 
  •  綿 少々
  • 厚紙(型紙用)

穴あきボタンで作る場合の道具

くるみボタンの作り方③:穴あきボタンで作る

  1. 型紙を作る
    コンパスを使って厚紙に「穴あきボタンの直径=半径」の円を書きます。今回は18mmのボタンを使用したので、直径36mmの円を書きました。


    型紙をコンパスの線の通りにカットし、中心に写真のように穴あきボタンをのせて、えんぴつで周囲をぐるりとなぞり、えんぴつの線に沿ってカッターなどで中をくり抜きます。このくり抜いた部分が、ボタンの「表から見える部分」です。くり抜いておくことで、型紙を生地の上に載せた時、柄などの見え方が確認しやすくなります。
  2. 生地をカットする
    生地の表を上にして置き、型紙を載せて確認しながらボタンにしたい部分を選び、決まったら外側の円をえんぴつでぐるりとなぞります。


    えんぴつの線に沿って生地をカットします。
  3. 生地の周囲を縫い、綿を入れる
    生地の端から2~3mmのところをなみ縫いでぐるりと一周縫います。


    手で丸めた綿を生地の中心に置きます。丸めることで、ふっくらと丸いボタンに仕上がります。綿の量は、この後穴あきボタンを入れる余裕を残しながら、お好みで調整してください。
  4. ボタンを入れ、縫い閉じて仕上げる
    綿の上からふたをするような感じで穴あきボタンを入れます。糸を引いて布端を中心に寄せ、綿と穴あきボタンをくるみます。


    縫いはじめのところに針をもう一度通し、さらに糸を引きます。綿とボタンが見えないよう、しっかりとくるみましょう。


    玉結びで縫い留めて仕上げます。
  5. これで完成です。

洋服だけじゃない!くるみボタンをアレンジしてみよう

ヘアゴム

完成したくるみボタンの足にヘアゴムを通し、輪にして結べば、簡単にヘアゴムを作ることができます。写真の作品は、刺繍した生地で40mmの大きなボタンをくるみ、コーディネートのポイントになる華やかなデザインに仕上げました。

ヘアピン

ころんと丸いフォルムがかわいいくるみボタンをヘアピンに仕立てました。くるみボタンのバックパーツについたボタン足は、ペンチで挟むと簡単に取り外せます。足を外してフラットになったところにボンドをつけ、ヘアピンに接着しましょう。小さめの直径22mmサイズで作ると、お子さんにぴったりのかわいいピンになりますよ。

マグネット

シンプルながらインパクトのある生地で作ったマグネットです。こちらもバックパーツから足を取り外して、マグネットパーツを接着します。

ブローチ

まるいシルエットはブローチにしてもかわいい!こちらはミシンでお名前を刺繍した布をくるみボタンに仕立て、バックパーツの足を外したところに、ブローチピンを接着しました。お友達やお子さんの名前、好きなアイドルやバンドの名前などを刺繍してプレゼントするのもおすすめです!

アレンジ次第でアクセサリーや雑貨にもなる、くるみボタン

ボタンとして洋服や布もの雑貨につけるだけでなく、さまざまなアレンジ方法のあるくるみボタン。ちなみに、アレンジしやすいようあらかじめボタン足のついていないくるみボタンパーツや、ヘアゴムを通す足が2本あって安定しやすい、専用のくるみボタンキットも手芸店などで販売されています。ぜひ、いろいろなアイテムに応用してみてくださいね。

 

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

丸田カヨコ
丸田カヨコ
アンテナショップと銭湯と和の意匠や素材にめっぽう弱い編集ライター。モダンな民芸雑貨に目がない。