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ポーセラーツに使う白磁の選び方と絵付けの方法

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白磁にデザインを施して食器がハンドメイドできるポーセラーツ

世界でたった一つのオリジナルな食器が作れることで人気のポーセラーツ。絵柄や模様が描かれた転写紙を使って白色の磁器を好みのデザインに仕上げ、電気窯で焼成すると、贈り物にもぴったりの器が完成します。最近では結婚祝いや出産祝いのプレゼントとして、マグカップや写真立てなどを手作りする人も多いようです。

転写紙のデザインもクラシックなヨーロピアンテイストの柄から、はんなりとした和風のデザイン、おしゃれな北欧風プリントなど、バリエーションがどんどん豊富になってきています。また仕上げにラインストーンなどでキラキラとしたアクセントをプラスする方法もあります。今回は、初めてポーセラーツを楽しみたい方に、ベースのアイテムとなる白磁についてご紹介します。

ポーセラーツに使う白磁とは?

ポーセラーツに欠かせないのが、白磁と呼ばれる焼き物です。白磁は、主に長石や珪石を原料とし、成型したのち無色の釉薬をかけて焼いた白色の磁器です。

吸水性はほぼなく、わずかに光を通すため透明感があります。また、軽くたたくと金属音がするのが特徴です。転写紙や上絵の具の馴染みがよく、美しく発色します。

もともと中国が発祥の地と考えられており、磁器は英語で”china”と呼ばれています。また、似たような焼き物として陶器がありますが、こちらは主に粘土を原料とし、叩くと鈍い音がします。また陶器には吸水性はありますが、透光性はありません。陶器でも、表面がつるんとして艶があり、ガラス質の釉薬がかかっているものなら、白磁と同様に絵付けを楽しめます。

ポーセラーツ用の磁器は、通販ショップやハンドクラフト店、通販ショップで手に入ります。白磁を購入する場合、100円均一ショップなどで取り扱っている安価な磁器は、ものによっては焼成の際にヒビが入ったり稀に燃えてしまったりするリスクもあるようなので、できるだけ日本ヴォーグ社の製品など、ポーセラーツ専用に作られた白磁を購入することをおすすめします。

白磁のように見えるガラスの器にご注意

中には一見白磁のように見えても、ほとんどがガラス質でできている食器もあります。見分け方としては、糸底と呼ばれる底の部分を確認することです。磁器の場合、素地に釉薬をかけて焼成しますので、底に釉薬がかかっていないザラッとした部分(糸底)があるはずです。

従って糸底がないものや、全体的につるっとしている器は、ガラス食器である可能性が高いでしょう。ガラス食器は、ポーセラーツと同じように800度で焼成すると溶けてしまいます。電気窯の傷みや故障の原因となる可能性がありますので、間違えないよう注意しましょう。

転写紙や筆を使って、白磁に絵付けします

転写紙は、和紙など吸水性のある紙に水溶性の糊を塗り絵柄をプリントしたのち、保護膜でカバーするように印刷されて作られています。ポーセラーツ初心者の方や、絵を描くのは苦手という方でも、磁器に転写紙さえちゃんと貼ることができれば失敗する心配はありません。専用の下地剤を塗り表面をザラッとした質感に変えた後、図案を転写します。

上絵の具を使う場合は筆で色付けをし、デザインに応じて金彩などで仕上げます。(下地や上絵の具、筆、金彩などの材料は手芸店やハンドクラフト店、通販ショップで購入できます。)
→ポーセラーツ制作に使うツールについて

白磁にペイントをする時は、紙の時とは筆の滑り方も異なりますし、表面が湾曲しているため慣れるまでは難しく感じるかもしれません。技術を磨いて様々な表現方法を学ぶためにも、信頼できる教室やサロンに通うのが近道です。

ぜひお好みのデザインで、とっておきのポーセラーツ作品を作ってみてくださいね。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
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