お気に入りのブックカバーに包まれた愛読書であれば、さまざまな場所に持ち運びたくなるほか、読書の時間をより幸せに感じられそう。
そこで今回は、紙を使ったオリジナルブックカバーの作り方をご紹介します。自分だけのブックカバーがあれば、「もっと色々な本を読みたい」という気持ちも高まるかもしれませんよ。
ブックカバーに使える「紙」にはどんなものがある?
オリジナルブックカバーに使用できる「紙」にはさまざまな種類があります。100円ショップでも手に入る包装紙やラッピングペーパー、お家にあるショッパー、お菓子の包装紙などでも作れますよ。
ただし、本の大きさを考慮しておく必要があります。文庫本サイズであれば、比較的小さめの面積の紙でも作成できますが、A4サイズの学習参考書などであれば大きめの紙を用意しましょう。また、仕上がりをキレイにするために、折りジワや折り線がついていない紙を選ぶこともポイントです。
自分だけのオリジナルブックカバーを作ろう
今回は包装紙を使って、オリジナルブックカバーの作り方をご紹介します。使用する包装紙は、事前に「本を覆える大きさかどうか」サイズを測っておくことがポイントです。
▼オリジナルブックカバー作成に必要な紙のサイズ
- 本を開いた状態の面積+上下左右「4~5cmくらい」の余白
- 厚みがある本の場合は、厚み分として左右の余白を多めにとる
■今回作るブックカバーについて
制作時間:10分ほど
完成サイズ:文庫本(A6判)に対して、包装紙 約31×24cm
必要な道具と材料
使用材料には、お好きな「紙」をご用意ください。包装紙を使用する場合は、事前にシワやヨレを伸ばしおきましょう。紙袋の場合は、事前に紙袋が平面になるように切り開いておくと作りやすくなります。
作り方
今回のレシピでは、文庫本(A6判)に対して約31×24cmサイズの包装紙を使用します。大きいサイズのブックカバーを作成されたい方は、使用する紙のサイズを本の大きさに適したサイズに変更して作成してください。
作り方
- カバーしたい本が覆える大きさの紙を用意します。包装紙やお気に入りの紙袋を開いて使ってもいいですね。
- 本から上下左右それぞれプラス4〜5cmくらいの大きさに切ります。大体OKです。
背表紙の厚みの分も忘れずに横幅を決めてください。
- 上下を本の高さに合わせて折ります。高さぴったりか、数ミリ余裕を持たせましょう。
- 左右の紙の端を合わせます。
- 背表紙にぴったりと紙を沿わせて、本のフチとはみ出た紙の部分を指でこすって跡を付けます。
- 跡に合わせて、左右を折ります。
- 左右にできた袋に、本の表紙・裏表紙をそれぞれ差し込みます。
- 完成です。簡単に作れるので、お気に入りの紙袋や包装紙を活用して作ってみてくださいね。
丈夫な布製ブックカバーも意外とかんたん
布製のブックカバーは、紙と比べて丈夫なため長く使えます。他のハンドメイド作品と同じ布を使ったり、余ったハギレを活用して作ってみてください。
また、自分の好きな柄や色の生地を選んで、オリジナルを作成できるという点では、紙のブックカバーと共通した魅力があります。耐久性や手触り、手軽さなど、好みに応じてブックカバーの素材を選びましょう。
紙のブックカバーとおそろいの「しおり」も作ってみよう
ブックカバーと同じ紙で「しおり」を作ってみるのもおすすめです。ブックカバーとおそろいのしおりがあれば、読書時間がもっと楽しくなるはず。紙を使ったしおりの作り方については、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
お気に入りのブックカバーで楽しい読書時間を
ブックカバーは本を汚れや傷から守ってくれるだけでなく、持ち歩いた時に表紙を見られることがないのもうれしいポイント。お気に入りの柄・色の紙を使ったり、捨てられない包装紙や紙袋を再利用したりできるのも、手作りならではの魅力です。
今回のレシピでは紙を使用しているため、お金をかけず手軽にブックカバーを手作りできますよ。愛読書に個性が光るオリジナルブックカバーを付ければ、読書を楽しむ機会も増えるかもしれませんね。