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突っ張り棒でかんたん、インテリア映えするカフェカーテンの作り方

コノトガク

家の小窓や収納戸棚など、カフェカーテンはおしゃれなインテリアとして、お部屋のアクセントとして活躍してくれるアイテムです。また、視線や日差しを程よく遮るので、プライベート空間の目隠しにもなります。おしゃれな布を使ってカフェカーテンを手作りしてみませんか?  突っ張り棒を使うことで、とてもかんたんに装着できます。

小窓をおしゃれに飾る「カフェカーテン」

カフェカーテンは丈が短くて、小窓や出窓など小さいスペースに用いるカーテンのこと。装飾がない小窓は殺風景で、どこか寂しい印象があります。

また、道路沿いや隣家の近くの窓は、外からの視線が気になることもあるでしょう。そんな時に活躍するのがカフェカーテンです。

カフェカーテンは外からの視線を遮ってプライバシーを守ってくれ、日差しを防ぐこともできます。本棚やカラーボックスといった収納部分に取り付ければ、見せたくないものを隠せるのです。

インテリアに合う色やデザインの生地で、お部屋の雰囲気作りに役立てましょう。

カフェカーテンを作るときの大切なポイント

手作りカフェカーテンには、大切なポイントが3つあります。ひとつずつ解説していきましょう。

プライバシー対策には透けない生地を選ぶ

トイレや脱衣所などの小窓にカフェカーテンをつける場合、プライバシーを守れる透けない生地がおすすめです。しかし、そのための暗い色や厚い生地は、選び方によっては重たい雰囲気になるかもしれません。

プライバシー保護が目的のカフェカーテンなら、ミラー加工が施されている生地はいかがしょうか。特殊な糸が使用されており、淡い色の布でも透けにくく加工されています。光を通しながら透けないので、ミラー加工の布はトイレや脱衣所にぴったりです。

お部屋の雰囲気にマッチするデザインを選ぶ

お部屋とカフェカーテンの雰囲気を合わせることも大切です。たとえば、エレガントな印象のお部屋作りをしている方には刺繍が施された上品な生地を選んだり、シンプルなお部屋なら目立たない色の生地にしたりするのもよいでしょう。

子供部屋などポップな印象にしたい場合は、お子さまお気に入りの柄入りの生地が適しているでしょう。色味の少ないお部屋なら、あえて華やかな色・柄の生地を使うのもおすすめです。カフェカーテンが、ほどよいアクセントになるでしょう。

日焼け対策には「遮光・UVカット」の生地もおすすめ

小さな窓からも紫外線は入ってきます。たとえば、調味料が並ぶキッチンの小窓、日光にあてたくない本棚など、日差しを入れたくない場所には、遮光やUVカット効果のある生地を選びましょう。カフェカーテンが紫外線をブロックして、肌や品物を守ってくれます。

ただし、遮光率が高ければ高いほど、窓からの採光ができなくなります。遮光率が高いと日中でも部屋が暗くなるので、必要に応じてカフェカーテンの開け締めをしなしょう。小窓から柔らかい光を取り入れたい場合には、遮光率の高いカーテンは不向きです。

今回作るカフェカーテンは2パターン

今回作るカフェカーテンは、突っ張り棒を使います。突っ張り棒は100円ショップやホームセンターなどで、さまざまなサイズが販売されてるので、ちょうどよいサイズが見つかるでしょう。

「クリップを使って、突っ張り棒が見えるタイプ」と、「突っ張り棒を本体の布に通して、突っ張り棒が隠れる」タイプの2パターンをご紹介します。取り付ける場所やお好みで選んでみてください。

【パターン1】突っ張り棒を隠せるカフェカーテン

カーテンの布本体に棒を通す場所を作って、突っ張り棒を隠せるカフェカーテンを作ります。突っ張り棒が見えず、すっきりとした見た目になるほか、窓枠との隙間から視線や日差しを入るのを防げるのが特徴です。全て直線縫いなので簡単に作ることができます。

■突っ張り棒を隠せるカフェカーテンについて

・完成サイズ:縦61cm×横79cm
・所要時間:40分ほど ※人によって多少前後します。

必要な材料と道具

材料

  • 表布  1枚 ※「作り方」の計算式から、必要な寸法を出しましょう。
  • つっぱり棒 長さは窓に合わせてお選びください。
  • 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • メジャー
  • 厚紙 縦7cm×横30cm(アイロン定規用)
  • ミシン
  • ミシン針14~16番(中肉厚地用)

おすすめの生地

今回は薄手の綿ローンを選びました。薄手の生地を選ぶと、光が通りやすく明るい印象になります。

室内を太陽から守りたいときは、オックスのようなしっかり中肉の生地を選ぶとよいでしょう。かける場所に合わせて選んでくださいね。

ポリエステルのオーガンジやレースのような透ける生地を選ぶとガーリーな印象になるのでおすすめです。

突っ張り棒を隠せるカフェカーテンの作り方

作り方

  1. 窓の大きさを測りましょう。
    今回作るカーテンは、窓枠の内側に突っ張り棒を渡してつけるものなので、内側を測っていきます。
    例では、縦の長さは61.5cmだったので、切りのよい61cmにします。
    横の長さは79cmでした。
  2. 窓の縦横の長さを計算式にあてはめて、生地のカット寸法を出します。

    *計算式*
    縦・・・・(縦の寸法)+12cm=【縦カット寸法】
    横・・・・(横の寸法)+4cm=【横カット寸法】

    今回の場合は、縦61cm、横79cmの窓だったので
    縦・・・・(61cm)+12cm=【73cm】
    横・・・・(79cm)+4cm=【83cm】

    この寸法には縫い代も含まれているので、計算した寸法通りにカットしてください。
    今回は、縦73cm×横83cmの生地が1枚カットできました。

  3. アイロン定規を作ります。
    縦7cm×横30cmの厚紙を用意し、下の端から2cmと6cmの所に線を書きます。
    寸法がわかるように厚紙に2、6と書いておきましょう。
    修正できるように、えんぴつかシャープペンで書くのがおすすめです。
    ※アイロン定規とは?
    縫いしろを手早く折り返す道具です。折りたい幅の線に生地の端を合わせ、折り目にアイロンをかけます。市販品もありますが、厚紙でかんたんに作ることができます。
  4. アイロン定規を使って左右と上下の端をそれぞれ3つ折りしたら、アイロンをかけていきましょう。
    最初に左右の脇を始末します。横端をアイロン定規にあわせ2cm折り、アイロンをかけます。

    アイロンをかけた折山に生地の端を合わせて折ります。

    折り線でもう1度3つ折りにし、左右とも始末します。
  5. 上端を始末しましょう。
    上端をアイロン定規に合わせて6cm折り、アイロンをかけます。

    折ったら上端を広げ、もう1度アイロン定規を合わせて2cm折り、アイロンをかけます。

    上端が3つ折りに始末できました。
  6. 下端を始末しましょう。
    下端をアイロン定規にあわせ6cm折り、アイロンをかけます。

    アイロンをかけた折山に生地の端を合わせて折ります。

    折り線で、もう1度3つ折りにします。

    左右、上下の端が3つ折り始末できました。
  7. 横端を縫います。
    左右の横端それぞれ、3つ折りの端から2~3mmを縫います。
    先ほど3つ折りした上下の端は一度開いて、端から端まで縫っていきましょう。

    左右の横端が縫えました。
  8. 上、下の端を縫います。3つ折りの端から2~3mmを縫います。

    上下の端が縫えました。
  9. 上端につっぱり棒を通します。
    つっぱり棒はあらかじめ窓枠に合わせて長さを調節しておくと、取り付ける時にスムーズです。

    つっぱり棒が通りました。窓につけましょう。
  10. 完成です。

【パターン2】突っ張り棒が見えるカフェカーテン

先ほど作った突っ張り棒が隠せるカフェカーテンにクリップを取り付けて、開け締めしやすいカフェカーテンにアレンジしてみました。カーテンクリップをおしゃれな形や色で選ぶと、インテリアのアクセントになりますよ。カーテンクリップを使うと、取り付けや開け閉めがしやすいという魅力があります。

■突っ張り棒が見えるカフェカーテンについて

・完成サイズ:縦61cm×横79cm
・所要時間:40分ほど ※人によって多少前後します。

必要な材料と道具

材料

  • 表布 今回は前述のレシピで作った完成品を使います。
  • つっぱり棒 長さは窓に合わせてお選びください。
  • カーテンクリップ
    クリップの数は、窓に合わせてお選びください。10~13cm間隔にクリップをつけるとバランスが良いです。
  • 糸 60番 ※普通地用(今回は生成りを使用)

突っ張り棒が見えるカフェカーテンの作り方

ここからは、カーテンクリップを使って、突っ張り棒が見えるカフェカーテンの作り方を解説します。手順に沿って、少しずつ進めてください。

作り方

  1. 完成したカーテンにクリップをつけます。
  2. クリップをつけた分だけ、縦の長さが長くなります。
  3. しっかりと窓下までカバーできるカーテンになりました。
  4. 窓の長さに合わせて作る場合は、「縫い方7.」の後で上端を始末して、クリップを付けます。下端を窓に合わせて折ります。
  5. 折った線から6cm縫い代を付けてカットし、3つ折り始末します。
    3つ折りの端から2~3mmを縫って完成です。

カフェカーテンのおしゃれな活用アイデア

カフェカーテンはおしゃれなインテリアになります。色や柄を厳選して、お部屋のアクセントや収納の目隠しに活用してください。

キッチンや水回りの小窓に

キッチンや洗面所の小窓は、換気や日差しを取り入れるときに便利です。しかし、人の目の高さに設置されていることもあり、外からの視線が気になる部分でもあります。

こうした場所でのカフェカーテンは、レースなどの透け感のある素材がおすすめです。外からの視線を防げつつ、日光もほどよく取り入れられます。

おしゃれなファブリックでお部屋のアクセントに

カフェカーテンの色やデザインにこだわって、お部屋のアクセントにしましょう。お気に入りの柄のカフェカーテンをキッチンに取り付けると、料理中も気分が上がりそうですね。よく目に入る場所には、明るめの色を選んでみてはいかがでしょうか?

家具や壁の色に合わせることも大切です。お部屋に馴染ませたい場合は、壁や大型家具と同系色のものを選んでみてください。お部屋に統一感が生まれます。

収納棚やクローゼットの目隠しにも

カフェカーテンは目隠しにも使えます。あまり中身を見せたくない収納部分に取り付けて、おしゃれに隠しましょう。

たとえばトイレや洗面所など、トイレットペーパーや洗剤が丸見えになっている場所にカフェカーテンを取り付ければ生活感をおさえられます。玄関の棚に付ければ、靴や生活雑貨などの目隠しになります。

扉が付いていないオープン棚に付けるのもおすすめです。中身を隠すことで、すっきりとした印象を与えられるでしょう。

お部屋の目隠しはカフェカーテンにおまかせ

プライバシーを保護したいお部屋の小窓や、丸見えにしたくない棚などに、カフェカーテンが活躍する場所はたくさんあります。お気に入りの生地で手作りして、生活感をおさえたおしゃれな空間作りにチャレンジしてみてください。しょっちゅう開け締めする場所なら、カーテンクリップタイプがおすすめです。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。