季節に合わせて楽しめるインテリア雑貨を、自分で手作りできたら素敵です。成形しやすく、絵や文字も書けるクレイ(粘土)は、そんなDIYにぴったり。季節の花の一輪挿しが楽しめるフラワーベースを作ってみませんか?
ミモザのドライフラワーで作るおすすめキット
Craftie Homeでは、ミモザのドライフラワーを使った素敵なキットをご用意しています。必要な材料が全て揃っているので、届いたらすぐに作ることができますよ。ガイドフレームやディフューザーなど、ドライフラワーをより素敵に演出してみてください。
雑貨づくりにおすすめなのは石塑粘土
子どもの頃、誰でも一度は遊んだことがある粘土。ひとくちに粘土といっても、素材や成分によってさまざまな種類があります。雑貨づくりにおすすめなのが、乾燥すると陶器のように固くなる石塑(せきそ)粘土です。
石塑粘土は石の粉からできている粘土で、石粉粘土ともいわれています。柔らかいので成形しやすく、固まると表面に絵や文字が書けるのも魅力です。
おうち空間や季節に合わせて手作りできる
暮らしの空間を彩るインテリアオブジェに目がない、と語るのは、ジャカルタ在住のカリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさん。仕事柄、撮影のスタイリングを手がけることも多く、常にスタイリング小道具を探しているのだそう。
「思い描くシチュエーションにぴったりの小物がいつも見つかるとは限りません。そこで、なければ自分で作ってしまおう! という感じで、クレイを使って小さなオブジェを作ってみました」(ヴェロニカさん)
今回、ヴェロニカさんが作ったのは2種類のフラワーベース。一輪差しとしてテーブルや棚上にディスプレイするのにちょうどいい大きさです。
「クレイを使ったオブジェは誰でも簡単に作れます。今回の2つのフラワーベースは、ミモザの季節に合わせて、Spring、Mimosa、 Be Happyの言葉をあしらいました。一輪差しとしてお花を活けるほか、ペンレストやお香立てなど、おうちのインテリアに合わせて自由に楽しめます」(ヴェロニカさん)
クレイのフラワーベースで使う材料と道具
材料
- クレイ(石塑粘土) 500g
- 水
道具
- めん棒(クレイを伸ばすため)
- 定規
- カッティングマット(プラスチックシートでもよい)
- 水を入れる容器
- 布(ふきん)
- 割り箸または鉛筆(一輪差しを作る場合は、穴をあけるために用意しましょう)
- スケッパー (一輪挿し、フラワーベースの2つを同時に作る場合)
クレイのフラワーベースの作り方
作り方
- クレイを袋から取り出して、カッティングマットの上に出し、めん棒で伸ばします。2個いっぺんに作る場合は、スケッパーなどでクレイを2つに分けておきます。
クレイは空気に触れると乾燥し、固くなります。余ったクレイはそのまま放置せずに、袋に入れるか、ラップで包んで密閉して保管しましょう。
- 石ころのフラワーベースを作ります。両手でクレイをはさみながら、ボール形に丸めます。裂け目ができたり、クレイが乾いて固くなったりしたら、表面にほんの少し水をつけてなめらかにします。濡らしすぎると手にくっついてしまうので注意しましょう。
- クレイがボール形になったら、手のひらや指の腹で形を整え、四角く成形していきます。きちんとしたブロックではなくて、石ころのように自然な形をイメージしながら成形していきましょう。
- 形ができたら、天板(テーブル)に置いて、側面がなめらかになっているか確認します。
- 筋や穴を見つけた側面は、少量の水をつけてなめらかにします。水をつけすぎないよう注意しましょう。
- 花を挿す位置に箸や鉛筆で穴をあけます。
- 成形後、一晩そのままにして乾かし、固めます。
- 次に葉っぱのフラワーベースを作ります。オーガニックでナチュラルな葉っぱのイメージです。石ころのフラワーベースと同様にめん棒で伸ばし、丸めたら、手で楕円形にして、表面をなめらかにします。
- 親指の腹を使って側面を押して少し曲げ、葉っぱのような形にします。
- 花を挿す位置に箸や鉛筆で穴をあけます。こちらは高さがないので、穴は底まで貫通させます。成形後、一晩そのままにして乾かし、固めます。これでフラワーベースの完成です。
クレイの表面に絵や文字を書くタイミング
クレイの表面に文字を書いたり、ペイントしたりする場合は、一晩そのままにして乾かしてから行いましょう。クレイの表面が乾き、固くなったらペイントできます。クレイがまだ湿っていたり、柔らかかったりすると、カリグラフィーのペン先がクレイに突き刺さってしまうので注意しましょう。
カリグラフィー&ドローイングで使う材料と道具
材料
- カリグラフィー見本 こちらから印刷してください
- ブラックインク (万年筆用のインク、書道や習字で使う墨汁でもOK)
- ホワイトペースト(ブリードプルーフ) (ガッシュ/不透明水彩の白色でもOK)
- メタリックカラーパレット(ゴールド) (アクリル絵の具のゴールドでもOK)
- アクリル絵の具
道具
- カリグラフィーペン
- 筆
- 絵の具用のパレット
- 小さな容器(ホワイトペーストを混ぜるため)
- 水入れ
- 水(筆をゆすぐため)
- スポイト(ブラックインクを容器に移す際にあると便利です。)
カリグラフィー&ドローイングの方法
作り方
- ホワイトペーストを筆にとり、小さな容器に入れます。ブラックインクをスポイトで少量ずつ容器に入れていきます。
クレイの表面に文字を書くときは、インクがにじまないようミルクくらいの粘度にする必要があります。ブラックインクとホワイトペーストを混ぜながら、インクの粘度を調整します。色はグレーになります。
ブラックインクにホワイトペーストを混ぜる方法のほか、ガッシュ(不透明水彩)を使うこともできます。ガッシュを使う場合は少量の水を加えます。
- 筆を使ってインクを混ぜます。混ぜながらちょうどよい粘度になるまで、ホワイトペーストやブラックインクを少しずつ足しながら調整していきます。
- カリグラフィーのペン先に工程2のインクをつけて、石ころのフラワーベースの側面に“Spring”を書きます。“Spring”が乾いたら、反対側の側面に“Mimosa”を書きます。
クレイの表面に書くコツは、ペン先の角度をやや低くして、ペン先をそっとクレイに触れるようにすること。こうするとペン先がクレイに刺さらず、スムーズに書くことができます。
クレイの表面に書く前に、底面に試し書きして、にじまないかをテストしておくといいでしょう。下書き用にクレイを1つ固めておくのもおすすめです。
- 葉っぱのフラワーベースの表面に“Be Happy”を書きます。
- 文字が乾いたら、筆にアクリル絵の具をつけて文字のそばに葉っぱを描きます。
- メタリックカラーパレットのゴールドは、水を加えてパレットの上で混ぜます。表面が液体になったら筆にとり、直接クレイに描いていきます。パレットが乾いてしまったら、再び水を加えます。
- アクリル絵の具で描いたところに、メタリックカラーパレットのゴールドで重ね塗りをします。
- 筆にアクリル絵の具をとり、表面全体に模様をつけます。ところどころホワイトペーストで描き加えてテクスチャーを出したり、全体のバランスを見てゴールドのハイライトを入れたりします。
- ペイントが乾くまで20〜30分待ちます。すっかり乾いたらリビングのお気に入りコーナーやテーブルに飾りましょう。
一輪差しから暮らしに季節を取り入れる
クレイで作ったフラワーベースに花一輪を飾ってみる。そんな小さな一歩から季節を感じる日常が始まります。
早春の花といえば、ミモザ。ほわほわの黄色い花はこの季節の人気者ですが、おうちに活けても1日か2日で少しずつしぼんできてしまいます。
ほわほわのお花はしぼんでも、まんまるい黄色は健在。そんなミモザは一輪差しにぴったり。クレイのフラワーベースにひと枝挿して、少しずつドライになっていく姿を楽しみましょう。お水は入れずにそのままポンと挿すだけ。いつもの食卓に飾ったら、いち早く春の気配に。新しい何かが始まりそうな、明るい気持ちになります。
スターターキットでカリグラフィーを始めよう
Craftie Homeでは、カリグラフィー初心者の方に向けたスターターキットを販売中。必要な道具はもちろん、キットに含まれる動画レシピではペンの持ち方から文字の書き方まで詳しく解説しており、カリグラフィーの基本をじっくり学ぶことができます。
下書き付きのポストカードやアートペーパーなどもあるので、練習だけでなく、おうちに届いたらすぐに素敵な作品を作れる初心者に嬉しいキットです。初めてカリグラフィーに挑戦するという方にも安心の内容になっています。
ゴールドインクとミモザのカリグラフィーキットもおすすめ
Craftie Homeのカリグラフィーキットの基本セットをお持ちの方向けの、「ゴールドインクとミモザのカリグラフィーキット」もおすすめです。書いた文字がワンランクアップするゴールドインクと、カリグラフィーと相性抜群のミモザをお届け。より特別感のあるカリグラフィーをたっぷり楽しめる内容になっています。
ヴェロニカさん著書
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春いちばんのミモザ体験をお届け!
Craftieでは、ミモザの季節に楽しみたい情報をお届け中です!ミモザでつくるハンドメイドキットやこの時期ならではのワークショップ、おうちで楽しめるミモザのハンドメイドなどなど、もりだくさん。ぜひご覧ください!