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北欧生まれの「ヒンメリ」の作り方。基本のレシピと飾り方まで

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「ヒンメリ」というインテリアをご存じですか?ヒンメリとは、北欧生まれの多面体型の装飾品のことです。最近ではおしゃれなカフェやお店で使われていることも多く、雑貨店などで見かけて興味を持った方も多いのでは?そんなヒンメリですが、実は家にあるもので簡単に手作りすることができます。お部屋のインテリアや雰囲気づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。この記事では、北欧風「ヒンメリ」に込められた意味や作り方などをまとめました。

「ヒンメリ」に込められた意味

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ヒンメリが誕生したのは、北欧のフィンランド。古くから伝わる伝統的な装飾品であり、「光のモビール」と呼ばれています。なぜその名が付いたのかというと、フィンランドの冬に関係しています。

緯度が高い地域に位置するフィンランドでは、冬に太陽が現れる時間はとても短く、朝10時くらいにやっと昇ったかと思えば、夕方ごろには姿を消します。地域によっては、一日中太陽が姿を見せないこともあります。

そこで生まれたのがヒンメリ。ヒンメリに使用される麦わらは「太陽と豊穣のシンボル」とされており、冬の寒く日が当たらないフィンランドでも、太陽を身近に感じられるようにと登場しました。現在もフィンランドでは日常的にヒンメリが飾られていて、太陽のぬくもりに癒されています。

ストローで簡単おしゃれに 北欧風ヒンメリの作り方

フィンランドなどで伝統的に作られているヒンメリには、麦わらが使用されるのが一般的。しかし、麦わらを手に入れるのが難しい場合もあるでしょう。

そこで活用したいのがストローです。一般的なストローを使って、自宅で簡単に本格的なヒンメリを作ることができるのです。今回は白・ライトパープル・グリーン・そしてお洒落なリーフ柄のストローを使った作り方を解説します。

白は大きなサイズ、ライトパープルとグリーンは中くらいのサイズ、リーフ柄は小さいサイズを使いますが、どんな組み合わせでも問題ありません。家にあるさまざまな色、大きさのストローを選んでみてください。

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材料

  • 約15cm長のストロー 1色(ホワイト)12本
  • 約16cm長のストロー 2色(ライトパープル、グリーン)6本
  • 約5cm長のストロー 1色(リーフ模様)5本
    ※ストローが長い場合は、カットして使用してください。
  • 刺繍糸または同程度の太さの糸
    (200cm ×1本、150cm ×1本、70cm ×1本、20cm ×1本)

道具

  • ハサミ
  • メジャー

所要時間

約60分

作り方

  1. 材料リストの通りの長さに、糸をカットします。200cm ×1本、150cm ×1本、70cm ×1本、20cm ×1本、合計で4本となります。

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  2. 材料リストの通り、ライトパープルとグリーンのストローを、すべて約8cm(一般的なストローの長さの約半分)に揃えます。

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  3. 8cm長になったライトパープルのストロー3本を、150cmの糸に通します。

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  4. このようにトライアングル状にしたら、糸端を15cm程残して、両端を結びます。※結んだ後、糸はカットしないでください。

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  5. 長くなっている方の糸にさらに2本ストローを通して、このようにトライアングルの形をもう一つ作ります。

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  6. 糸端は、最初に作ったトライアングルの角に結び付けておきます。

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  7. これを繰り返して、計11本のストローで5つのトライアングルを作ります。

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    11本で、5つのトライアングルができた状態です。

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  8. 12本目のストローを長い方の糸に通します。

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  9. 最初に15cm余らせておいた糸としっかり結びつけます。

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  10. そのまま持ち上げてみると、トライアングルの角同士が開いている部分が一か所あると思います。ここを、20cmの糸を使って固結びで繋ぎあわせます。

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    固結びをした状態です。この糸は、そのまま吊り下げ部分として使います。

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  11. 形を整えたら、ヒンメリが一つ完成です。

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  12. 同様にして、グリーン・白・リーフ柄でもヒンメリを作り、最後に組み合わせるとモビールのような仕上がりに。窓側に飾ると素敵です。

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    大きいサイズ(15cm長のストロー)を作る時は200cmの糸、小さいサイズ(5cm長のストロー)の時は70cmの糸を使ってストローを通します。

おしゃれなヒンメリを作るコツ

パステルカラーを使ったヒンメリでも可愛いですが、アイデア次第でおしゃれなインテリア雑貨にグレードアップさせることができます。

ナチュラルカラーのストローを使う

ブラウンやベージュなどのナチュラルカラーのストローを選べば、より自然な風合いに仕上がります。温かみのある北欧風インテリアや雑貨との相性も抜群です。最近はプラスチック製だけでなく、紙製や木製のストローも販売されています。プラスチックとは異なる質感のヒンメリを作成できるので、ぜひいろいろな素材で試してみてください。

大きさの異なるヒンメリを連ねて

大きさの異なるヒンメリを連ねて飾ると、立体感のあるおしゃれなインテリア雑貨に変身します。風が吹いた時などにゆらゆらと揺れて、光をあてると美しい幾何学模様の陰影が楽しめます。眺めているだけでも癒されるでしょう。また、大中小のヒンメリを吊るして、モビールにして飾るアイデアもあります。数十個のヒンメリを連ねれば、シャンデリアのような豪華な飾りが出来上がります。

形をアレンジしてみる

ヒンメリ作りに慣れてきたら、形をアレンジしましょう。一般的なひし形のほかにも、クリスマスの時期に星形や、ピラミッド型、ダイヤ型などもあります。星形は可愛らしく、ひとつ飾るだけでも存在感があります。ウォールインテリアとして吊るして飾るのがおすすめです。

シンプルな形が好みの方には、ピラミッド型やダイヤ型がおすすめ。モノクロのインテリアなど一緒に飾れば、雰囲気も抜群です。ほかにも、ヒンメリの中に造花を入れて吊るしたり、机に置いてオブジェクトとして楽しんてみてください。

手作りヒンメリで光のあるインテリアへ

ヒンメリは、どんなインテリアにも馴染むナチュラルさが魅力の装飾品。豊穣や幸福を願うといった意味も込められていて、揺れるヒンメリを見ていると心が癒されます。お部屋に飾るだけで幻想的な空間を演出してくれますよ。

1つ作って吊るすのも良いですし、異なる大きさのものを組み合わせても素敵です。自宅にあるストローで作成できるところも魅力的で、素材を変えることで雰囲気も変えるので、お好きな素材で形で手作りしてみてください。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。