カバンの中や職場のデスクに、自宅のリビングや作業スペースにと、いくつあっても困らないのが鏡。なかでも、スペースをとらない小型の手鏡や折りたたみミラーは、重宝するものです。
今回は、手持ちの使わない鏡をスタンド型にリメイクできる折りたたみミラーの作り方をご紹介します。
布を使って、簡単に楽しくリメイクできます
折りたたみミラーは寸法をきっちりと測り、バランスをみながら作らないと、カバーが閉じられなくなったり、組み立てても自立しなくなったりするかも、と心配になりますよね。
しかし、今回作る折りたたみミラーは、そのような心配はありません！
カルトナージュのような発想で布を使って作るので、折り曲げ部分に余裕があり、カバーも簡単に閉じられる物になっています。
組み立てた時も、タイルシールやフェルトが滑り止めになるので、自立しやすいのはもちろん、鏡の角度を自由に決められるのです。
手作り折りたたみミラーの作り方
それではさっそく、折りたたみミラーを作ってみましょう。
材料
- ミラー（外枠をはずすなどして、なるべく平らな状態にしておきます）
- 厚紙 4枚（厚さ1mm以上、ミラーと同じサイズ）
- タイルシール 1枚
- フェルト 1枚
- お好みの布 （サイズは工程2, 4, 7参照）
道具
- ボンド
- ハサミ
- カッター
- 洗濯バサミ
作り方
- まず、ミラーと同サイズの厚紙を4枚用意して、さらに以下の写真の通りに切り分けます。
A・Cはミラーと同サイズのままで、Bは、ミラーの高さに対して1/3で切ったものをB-1、残りをB-2とします。フレーム用の厚紙は、端から2cm内側をくり抜きます。くり抜いた厚紙からミラー幅×高さ3.5cmのパーツを切り出し、 Dとします。
- ミラー部分を作ります。ミラーよりひと回り大きめにカットした布の上にフレーム用厚紙を置きます。中心部分の布を、のりしろを残しながらくり抜いて、四隅に切れ込みを入れ、フレームの内側からボンドでとめます。
- 2で布と接着したフレームの厚紙の上に、裏返したミラーをのせます。外側の布の四隅をカットして、フレームとミラーを一緒に包み、ボンドで接着します。フレームとミラーがしっかり固定されていないと、中でミラーが動いて割れやすくなるので、念入りにとめましょう。
- ミラーよりひと回り大きめにカットした布をもう1枚用意し、Aの片面をこのように包んでボンドで周囲を接着します。
- ミラーの裏面と、Aの紙の面を合わせてボンドで固定します。乾くまで洗濯ばさみなどでしっかり固定してください。この時洗濯ばさみで挟んだ跡がつきやすいので、あて布をして挟みましょう。
- これでミラー部分が完成しました。
- 次に、スタンド・カバー部分を作ります。以下の3枚の厚紙をすべて置いてひと回り大きめになる布を敷き、このように厚紙を並べます。この時、B-1とB-2の間は3mm、B-2とCの間は5mm程度の間隔を残しておいてください。すべての厚紙をこの状態にまっすぐ並べて布端で包み、ボンドでとめましょう。
- その後、B-2の部分にフェルトを、Cの位置にタイルシールをボンドで貼ります。
タイルシールがない場合は、B-2からCまで続けて1枚のフェルトを貼ってもOKです。
- Dを一回り大きめの布で包み、ボンドでとめます。
- Dをスタンド・カバー部分の下端にボンドで接着したら、スタンド・カバー部分が完成です。
- ミラー部分裏の上端1/3と、スタンド・カバー部分B-1の位置をボンドで接着します。ミラーとスタンド・カバーをつなぐ、力がかかりやすい部分なので、乾くまでしっかりと固定しましょう。
- 乾いたら完成です！
布製だから持ち運び簡単、お出かけや旅行にもおすすめ
コンパクトに収納できる折りたたみミラーは、カバンの中に入れておくのにもピッタリ。布や厚紙を使った折りたたみミラーは、他の荷物とぶつかっても傷がつきにくいので、特にお出かけ向きなのです。
レースや刺繍、シールやワッペンなどで自由にアレンジ可能
化粧ポーチと色やテイストを合わせたり、刺繍やワッペン、レースなどのパーツをあしらったりするのも良いですね。
壊れた鏡もリメイクで大変身させて再利用しよう！
いくつあっても困らない鏡だけれど、せっかくですからお気に入りを揃えておきたいもの。100円ショップのプラスチック製ミラーや、フレームが壊れてしまったミラーなどをお好みの布でリメイクして、使うのが楽しみになる折りたたみミラーを作ってみてはいかがでしょうか。
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