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簡単にできるコーヒー染めのやり方 濃さの調整方法

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ご自宅で染色するにはさまざまな方法がありますが、身近なインスタントコーヒーを使った「コーヒー染め」は、チャレンジしやすい染色方法のひとつ。ベージュやブラウンなどナチュラな色合いで、アンティークの風合いを楽しめるのが魅力です。

今回は、インスタントコーヒーを使った「コーヒー染め」で、Tシャツ・マスク・トートバッグを染めてみました。とくにコーヒーが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。無地の布や衣類などを染めて、愛着のわく作品作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

コーヒー染めの魅力

ご自宅にあるコーヒーを使って染色を楽しむ「コーヒー染め」。インスタントコーヒーやドリップの出がらしを使ってTシャツや布を染めると、コーヒー独特のブラウンカラーに仕上がります。

また、染色時間や回数、染める物の材質などによって色の濃さが変わるので、好みの色合いに調整していくのも醍醐味です。ナチュラルな色ムラも味で、アンティークな風合いに仕上がります。染色のときには、コーヒーならではの深い香りを一緒に楽しめるのも魅力のひとつです。

コーヒー染めできる素材

コーヒー染めができる素材を以下にまとめました。

▼コーヒー染め可能な素材

画用紙・レースペーパー・紙のコースター・和紙など
布・毛糸 綿・麻・ウール・シルク・レーヨン(木材パルプが原料)などで作られた布や毛糸
木材 無垢材・すのこ・集成材・ベニヤ板

インスタントコーヒーを使った「コーヒー染め」の方法

インスタントコーヒーを使ったお手軽なコーヒー染めの方法を紹介します。今回は、コットン素材のTシャツ・マスク・トートバッグを染色してみました。それぞれの色や染まり方の違いについてもチェックしてみてください。

■所要時間

制作時間:乾燥含めて3日ほど
※乾燥含めなければ3時間ほど

コーヒー染めに必要な材料・道具

コーヒー染め

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インスタントコーヒーでする染色の材料は、どれもスーパーやコンビニで手に入るものばかり。手軽に挑戦できるのがうれしいですね。

染めるものは、ブラウンやベージュなどに染めたい素材をお選びください。

材料

  • 染めたいもの
  • インスタントコーヒー(大さじ3ほど)
  • 牛乳・水(1:1の割合※今回は500mlずつ入れました)
  • 塩(大さじ1ほど)

道具

  • バケツまたはタライ
  • 大きめの鍋
  • トング

出がらしを使ってもOK

コーヒー染め

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今回はインスタントコーヒーで染めましたが、コーヒーをドリップした後の出がらしでも染められます。出がらしをフィルターに詰めるか、コーヒー液を煮出した後にザルなどで濾して使ってください。

コーヒー染め

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生地の下準備

コーヒー染めを始める前に、牛乳と水を組み合わせた「浸透液」に生地を浸すことで、より色が生地に浸透しやすくなり、キレイに仕上がります。

下準備の手順

  1. 染めるものを用意します。シミが付いてしまったTシャツや小さめの小物など、初めは失敗しても良いようなものからチャレンジしてみましょう。新品のものは初めに水洗いをして、のりを落としてください。
    コーヒー染め

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    コーヒー染め

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  2. バケツまたはタライに牛乳と水を1:1で入れて、浸透液を作ります。今回は水と牛乳を500mlずつ入れました。
    そこに染めたいものを入れて、ムラができないように時々混ぜながら1時間以上浸けます。
    コーヒー染め

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  3. 1時間以上浸したら、洗い流さずにそのまま絞ります。
    コーヒー染め

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  4. 陰干しして完全に乾かしましょう。
    コーヒー染め

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インスタントコーヒーで染めてみよう!

生地が乾いたら、いよいよ染色です。コーヒー液を作ってから、生地を浸して染色して、洗って乾かすといったステップになります。

染色の手順

  1. 生地が乾いたら、コーヒー液を作ります。たっぷりのお湯(1L〜2L)に、インスタントコーヒーを大さじ3ほど入れ、10分ほど煮立たせます。
    ※出がらしや豆を使う場合は、煮立たせた後にザルなどで濾してください。
    コーヒー染め

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  2. コーヒー液に染めたいものを入れます。
    ムラにならないようにトングでこまめに布を動かし、混ぜながら10分ほど煮たら火を止めて、好みの濃さになるまで放置します。洗うと色が薄くなるので、この段階では思ったよりも濃い目でOKです。
    コーヒー染め

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  3. 好みの濃さになったら、色を定着させるために塩を少量加えて溶かし、さらに20分ほど火にかけて煮ます。
    コーヒー染め

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  4. 取り出して水で洗います。
    コーヒー染め

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  5. 干して乾かしましょう。
    コーヒー染め

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  6. 乾いたら完成です。
    コーヒー染め

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     肌馴染みのいいナチュラルなコーヒー色に染まりました。
     シミ等も分かりにくくなっています。
    コーヒー染め

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    コーヒー染め

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    生成り色のトートバッグもほんのり染まりました。
    あえてシワのまま染めて、染めムラを柄として楽しんでもいいですね。
    コーヒー染め

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    (左:染める前 / 右:染めた後)
    コーヒー染め

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染める色の濃さを調節するポイント

色の濃さを調節する方法はいくつかあります。「コーヒーブラウンの深みをもっと出したい」「濃いブラウンに仕上げたい」という方は、以下の方法で調節してください。

▼濃いめのコーヒーブラウンに染色する方法

  • 煮染めを数回繰り返す
  • インスタントコーヒーの量を増やす
  • 染色時間を長くする
  • 煮染め繰り返す回数を多くする

ベージュや薄い茶色にしたい時には、上記とは逆に染料液の濃度を薄くしたり、煮染めする時間を短くしたりしてみてください。

▼左が1回染め・右が2回染めです。
元々真っ白な布がナチュラルなコーヒー色に染まります。好みの色合いを見つけて染めてください。

コーヒー染め

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コーヒー染めで自分好みの色を作ろう

ナチュラルな風合いやアンティーク感を楽しめるコーヒー染め。煮染める時間や回数によっても仕上がりの色が変わるので、ぜひお好みの色に染色してみてください。

また、コーヒー染めはシミがついた服や不要になった服の染め直しにも活用できます。いろんな物で染色を楽しんでくださいね!

このレシピのデザイナー

rino
モノづくりの仕事をしてきた経験を生かし、”作れそうなモノは作ってみよう”の気持ちで手軽に出来るハンドメイドを楽しんでいます。ほっこり石粉粘土ブローチ作家norinoとして活動中。Instagram: @rinonori3

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。