北風が吹き、冬の足音が聞こえてきたら、そろそろクリスマスの準備を始める時期。大きなツリーを飾りたくても、小さなお子さんがいたりお部屋のスペースに限りがあったりして難しいこともありますよね。そんな方におすすめなのが、壁掛けできるリースや最近人気のスワッグです。
ナチュラルな雰囲気が魅力の花飾り「スワッグ」をハンドメイドしよう
リースは見たことがあるけれど、スワッグって何?と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」を意味し、生花や植物の枝、ドライフラワーなどを束ね、逆さまに吊るした飾りのこと。リースよりも簡単に手作りできナチュラルな雰囲気が出せるスワッグは、余分な場所をとらずにお部屋をぐっとおしゃれに見せてくれる優れもの。ぜひ今年は手作りしてみませんか?
ドライ花材の簡単スワッグの作り方
お好みの花材で自由に作れるスワッグ。今の季節には実ものや松ぼっくりなどの素材をあしらった、クリスマスらしいデザインに仕上げてみましょう。
今回は長持ちさせるために、ドライになった花材やアーティフィシャルフラワーを使用します。
材料
- ドライユーカリ
- 赤系のベリーピック 2~3本
- 白系の枝もの (白樺、三又など)1本
- 枝付きコットン 1本
- 松ぼっくり 3個
- ワイヤー
- 麻ひも
- お好みのリボン
- クラフト用はさみ
作り方
- まずドライユーカリを40㎝前後にカットし、残りのユーカリをそれよりも短く切り分けます。
- 40cmのユーカリをテーブルの上に置き、上に少しずつ短いユーカリを重ねていきます。先が尖ったシルエットになるよう意識して束ねるときれいに仕上がります。
- 白の枝ものをドライユーカリに合わせてカットし、バランスよく配置します。
- 赤い実のついたベリーピックをバランスを見ながら加え、枝付きのコットンをベリーよりも短くなるようにカットして加えます。
- 松ぼっくりの根元にワイヤーを引っ掛け、ぐるぐるとワイヤー同士を3~4回ねじって固定します。(これをワイヤリングと呼びます。)3個全てワイヤリングしたら、スワッグを束ねる所(バインディングポイント)付近にバランスを見ながら加えていきます。
- 麻ひもでしっかりと結びます。ナチュラルな仕上がりにするには麻ひものみで、華やかに仕上げるには幅広のリボンを麻ひもの上から結びます。
- 完成です!飾る時は下向きにして、根元が上に向くようにします。
アイデア次第で自由にアレンジ。シンプルなグリーンのクリスマスリース
クリスマス飾りの定番、リース。市販のリースも色々と販売されていますが、手作りすれば出来上がったときの愛着もひとしお。シンプルで、一年中飾っても違和感のないリースの作り方をご紹介します。
材料
- パイン 、ジュニパー、 サイプレスなど針葉樹のアーティフィシャルフラワー 3束~4束(ボリュームによって異なる)
- お好みのリボン
- ワイヤー
- 直径20㎝の蔓でできたリース
- 麻ひも
- クラフト用はさみ
作り方
- アーティフィシャルフラワーを10㎝程度に小さく切り分け、複数の種類を組みわせて束にします。全体で6~8束作ってみて、ボリュームが足りないようなら適宜追加します。ふんわりと空気を含ませるように束ねたら、ワイヤーで根元を固定します。
- そのうち1束を、ワイヤーを使ってリースに固定し、対角線上にもう1束を留めます。残りの束をバランスを見ながら、均等に留めていきます。束の先端が全て同じ方向を向くように気をつけて下さい。また、針金の先端は尖っていて危険なのでリースの内側に隠すように押し込みます。
- 残りの花材があれば、ボリュームの足りないところに継ぎ足し、最後にリボンをふんわりと巻きつけて結びます。細いリボンを長めに垂らしてもきれいです。
- 壁掛け用の紐を土台に通して、結んだら完成です!季節によってリボンの種類を変えれば、違った雰囲気にアレンジできます。
スワッグやリース、どんなところに飾るとおしゃれ?
定番の玄関のドアや、リビングの壁、窓辺、チェストの上など、ポイントとして見せたいスペースに気軽に飾れます。壁に穴が空くのが気になる方には、跡が目立ちにくい画鋲やホチキスで留める金具もあるので、利用してみるのもおすすめです。
いかがでしたか?身近な材料で簡単に作れて、見栄え良く仕上がるクリスマス用のスワッグとリース。ハンドメイドの温もりあふれる飾りで、当日をワクワクしながら楽しみに迎えましょう。
その他にも、クリスマスのものづくりレシピをご紹介しています。
→100円ショップのアイテムで作れる、クリスマスのミニチュアハウスオブジェ
ワークショップで作ろう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。