飾りつけやアクセサリー作り、マスコット作りなど様々なクラフトに活用できる「フェルトボール」。実は、たくさんつなげれば自宅で使える実用品も作ることができます。今回は、コースターや鍋敷き、ほかの用途にも使えるアイテムのかんたんな作り方をご紹介します。
「フェルトボール」とは?
フェルトボールは羊毛などの素材が球状に丸まったもの。直径1cmほどの大きさから、さまざまなサイズの商品が見られます。
布やニットの作品に縫い付けて飾りにしたり、アクセサリーに仕立てて身につけたり、目鼻を加えてマスコットを作ったりと、アイデア次第でさまざまな活用ができるのが「フェルトボール」です。
手芸初心者でもフェルトボールで簡単に作品が作れます
グルーガンや接着剤、手縫いなど加工の方法もさまざまで扱いやすいので、手芸初心者の方にもぴったりです。
たくさん使う時は色を揃えたり、模様を描いてみたり、マルチカラーを組み合わせてポップに仕上げてみるのもいいですね。
フェルトボールを使ったコースターの作り方
今回はシンプルな丸型コースターと、かわいいイヌ型コースターを作るレシピをご紹介します。
材料
- フェルトボール 適量
※手芸店や100円ショップなどで購入可能です - フェルト 白(イヌ型の目にハイライトを入れる場合)
道具
- ハサミ
- グルーガンまたは接着剤、もしくは針と糸
作業前の準備
実際に作り始める前に完成イメージをかためましょう。
材料を用意したら、フェルトボールを完成イメージに合わせて並べます。ランダムに並べる場合でも、色の組み合わせで雰囲気がガラッと変わるので、慎重に位置を決めていきましょう。
丸型コースターの作り方
- コースターの中心から外側へ向かう順番で、グルーガン(または接着剤)を使いフェルトボール同士を接着します。まず、円形の中心となるフェルトボールの側面と、周囲のフェルトボールの側面を1個ずつグルーガンでつけます。
- 同じ要領で、少しずつ円の外側へ向かってフェルトボールを接着していきます。
- 作りたいサイズになるまで、フェルトボールを接着したら完成です。
犬型コースターの作り方
- 犬の顔をイメージして、フェルトボールを机に並べます。この時、鼻、口、頬、目のパーツをそれぞれどのボールにするかを決めておいてください。
- 犬型の中心になるのは鼻です。そこで、まずは鼻のパーツ部分のフェルトボールを取り出し、鼻→口→頬→目の順にグルーガン(または接着剤)で1個ずつ接着していきます。
- 顔のパーツを全て接着し終わったら、続いてその周りのフェルトボールを接着し、輪郭を作っていきましょう。すべて接着し終わったら、両耳の先のパーツをハサミで少しとがった形に切りそろえます。
- 今回は白いフェルトを使って、目がきらっと輝いて見えるようハイライトを入れてみました。これで完成です!白いフェルトの代わりに刺繍をしたり、ビーズを縫い付けたりと、お好みで工夫してみてください。ヒゲや舌をつけてもかわいいですね。
接着剤がなければ、針と糸を使ってもOK
グルーガンや接着剤を使わずに、針と糸で縫いつけて形をつくっていくこともできます。フェルトボールの側面から針を入れ、中心を貫くようにすれば糸はさほど目立ちませんが、気になる場合は透明色の糸を使うと安心です。
フェルトボールの扱いに慣れたらアレンジも自由自在
今回は、シンプルかつ作りやすい丸型と、応用編として犬型をご紹介しましたが、「中心から接着して繋いでいく」という基本を押さえておけば、三角や四角、ネコや魚など自由なデザインで作れます。
犬型の耳のように細かくカットしたり、サイズの違うポンポンボールどうしをランダムに組み合わせたりすればさらにアレンジの幅が広がりますね。
大きさを広げれば鍋敷きやマットにも
コースターのサイズを広げれば鍋敷きにも、もっと広げればちょっとしたマットにもなります。丸いコースター同士を何個も縦横につなげて、四角いマットを作っても面白いですね。
反対に、小さく作ればブローチやキーホルダーにちょうどいいサイズにもなります。ぜひいろいろなアイディアを試してみてください。
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