今回は、あたたかい季節のファッションをより楽しくしてくれる『三角ストール』のレシピをご紹介します。初心者の方でも簡単にサクサクっと編むことができるレシピなので、ぜひチャレンジしてみてください。
春夏に大活躍する、綿のストール
ストールは、少し肌寒いときにさっと羽織れるだけでなく、同じ服でも巻くだけで印象を変えることができる便利なファッションアイテムです。朝と日中の気温差があるシーズンには大活躍してくれますよ。
綿の糸で編む三角ストールの作り方
今回のレシピでは、このようなストールを編んでみます。
このイエローの糸は、以前ご紹介したみかん染めで染めたものです。みかん染めに興味がある方はぜひこちらを読んでみて下さいね!≫みかんの皮でレース糸をナチュラルカラーに『草木染め』しよう
では、材料を揃えて早速作ってみましょう。
材料
- 毛糸(綿100%) 100g
道具
- かぎ針 6/0号
- とじ針
編み図
このレシピは『鎖編み・細編み(こまあみ)・長編み』3つの編み方で編みます。(※編み方を知りたい方はそれぞれのリンクをクリック)
三角の頂点部分から編みはじめ、だんだんと段数が増えていくと幅が広くなっていきます。編みながら羽織って長さを確認できるのはもちろん、自分好みのサイズで編み終わることもできるので、はじめてストールを編む方におすすめです。
今回使う技法「束(そく)にすくう」または「束に拾う」とは?
今回、新しく登場する編み物用語があります。それは「束(そく)にすくう」または「束に拾う」。そのやり方を先に詳しく写真で説明します。
編み方
- 編み物でよくあるのは、編み目の間を割ってかぎ針を入れる方法です。でも「束にすくう」場合は、一つの編み目ではなく、編み目で出来た輪(下の写真のような空間)にかぎ針を入れます。
- そのまま糸を引っかけて引き抜きます。
- 真ん中で細編みをします。これが「束にすくう」です。今回は細編みやってみましたが、長編みや他の編み方でも使います。模様編みやネット編みなどは「束にすくう」やり方をすることで、綺麗に模様を編むことができます。お好みの方法で試してみてくださいね。
それでは、いよいよストールを編み始めます。
作り方
- はじめに鎖編みを8目します。
- 続けて長編みをします。このとき、1番目の鎖編みに針を入れます。これで1段目はおわりです。
- 2段目です。鎖編みを8目します。
- 細編みを1段目の鎖編みの「輪っか」にします。これが「束にすくう」です。
- 鎖編みを5目します。
- 長編みをして1段目の鎖編みの3つ目にかぎ針を入れます。これで2段目が完成です。
- 3段目です。3段目以降は同じ編み方になります。編みはじめは鎖編みを8目して細編みをします。
- 間は全部、鎖編み5目して細編みをします。
- 編み終わりは鎖編みを5目して長編みをします。このように、好きなストールの長さまで編んでいきます。編みはじめと編み終わりの編み方が混同しやすいので気を付けましょう。
- 完成したものがこちらです!100gの毛糸で写真のような大きなストールができました。細い毛糸で編むと、これ以上に細かくて繊細なストールに。太い毛糸で編むとサイズは小さくなりますが、ティペットのような可愛らしいサイズになります。いろいろな糸で編んでみてくださいね。
ストールの巻き方いろいろ
ストールは巻き方を工夫するだけで見た目の印象を変えることができるアイテム。胸元で結ぶだけでも十分おしゃれになります。でも、シンプルに羽織る以外にも、いろいろな巻き方をしてみるのも楽しいですよ!簡単な巻き方をいくつかご紹介します。
リボン結び
三角ストールをぐるぐるっと三角形の頂点から巻いて筒状にし、リボン結びに。首もとに、ふんわりとしたリボンがきて可愛らしい印象に。
ブローチやピンで留める
お気に入りのブローチや大きめのピン、パッチンどめで簡単に留めてみましょう。ストールを編んだ毛糸で、おそろいのブローチを作っても可愛いですね。
いろいろな毛糸・色で編んでみましょう!
あたたかくなると新しいファッションを楽しみたくなりますね。新緑の爽やかなグリーン、青空のような澄んだブルーなど、素敵だなと思った色で作ってみるのはいかがでしょうか?ぜひ、いろいろな種類の毛糸・色で編んでみてください。きっと、お出かけがさらに楽しくなりますよ。
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。