冬の空にきらきら輝く雪の結晶は素敵ですよね。左右対称の幾何学的な模様は、切り絵にするととても綺麗です。切り絵と聞くと一見難しそうに感じますが、折り紙を使ったシンプルな切り方なら、お子さまたちと一緒に楽しめながら作れます。
今回は折り紙を使った雪の結晶のレシピ3つと、さまざまなデコレーションとして活用できるアイデアを紹介します。ぜひおうちに飾って冬の雰囲気を楽しんでください。
①細い枝が伸びたような雪の結晶の作り方
最初にご紹介するレシピは、雪の結晶の中でも特にイメージが強い、細い枝が伸びたような模様の雪の結晶です。中心から細い枝が伸びて、先端に向かって枝分かれしているのがとても綺麗です。
■今回作る雪の結晶について
完成サイズ:約W15cm×H15cm
所要時間:20分ほど
材料と道具
- 折り紙
- ハサミ
作り方
- 折り紙を用意します。
- 裏側(白色)が見えるように三角に折ります。
- さらに半分に折り、真ん中に折り目を付けます。
- 3分の1のところ(60度)で折ります。
- もう半分も同じように折ります。
- 半分に折ります。これで結晶を作るためのベースは完成です。
- 開いてる側をまっすぐに置き、写真のような形を書き、切り取ります。
- ゆっくり広げると、雪の結晶の完成です。
②枝の先が丸くなった雪の結晶の作り方
続いては、枝の先が丸くなった雪の結晶の作り方をご紹介します。細い枝が伸びた先に、丸い露(つゆ)がついたような模様なので、丸いフォルムで可愛らしい印象がありますよ。
■今回作る雪の結晶について
完成サイズ:W15cm×H15cm
所要時間:20分ほど
材料と道具
- 折り紙
- ハサミ
作り方
- レシピ①の手順 1~6までと同じように作ります。
- 開いてる側をまっすぐに置き、写真のような形を書き、切り取ります。
※先が丸い形は上部を半円に描くことがポイントです。
- ゆっくり広げるとこのような形になります。
他にも、以下のようにカットすれば、6枚の丸い花びらのような形になります。お好みで色々な形に作ってみてください。
③ふんわり立体的な雪の結晶作り方
次に、ふんわりとした立体的な雪の結晶の切り方をご紹介します。切るだけのものより少し難易度は上がりますが、完成した模様はとても可愛らしく華やかになるので、ぜひチャレンジしてみてください。
■今回作る雪の結晶について
完成サイズ:1つW7cm×H7cm(折り紙4分の1サイズ)
全体:W20cm×H20cm×Ⅾ4cm
所要時間:40分ほど
材料と道具
- 折り紙
- ハサミ
- のり
- テープ
作り方
- 立体的な結晶を作ります。折り紙1枚を、4等分に切ります。
- 4等分にした1枚を、三角に折ります。
- 1cmほどの幅で写真のように斜めに線を引き、カットします。切り落とさないように5mmほど残してください。
- ゆっくりと開きます。
- 上から2番目の両端を、輪になるようにのりで留めます。
- 細くて留めにくい場合は、鉛筆などを当てがっ て留めるとやりやすいですよ。
- 次にひっくり返して、3番目も同じように輪になるように留めます。
- 再度返して、4番目も同じように留めます。
- 再度返して5番目も輪にします。下2本が残ればOKです。
- 下2本は輪にせず、交互になるよう写真のように折ります。 これでパーツの完成です。
- 同じパーツを4つ作ります。
- 輪にしなかった部分を、上は上・下は下で写真のように留めて、繋いでいきます。
- 4つ繋げたパーツの両端も留めて、全てが繋がりました。
- 最後に各パーツの先端を中心に寄せて、テープで留めます。
- ふんわり立体的な結晶の完成です。中心のテープをデコレーションしても可愛く 仕上がりそうですね。
- 表裏が見えるので、動きのある形に見えます。色々な色で作ってみてくださいね。
折り紙の雪の結晶を使ったアイデア
シールにアレンジしてデコレーション
折り紙で作った雪の結晶を、クッキングシートを使ってシールにアレンジする方法があります。粘着テープで折り紙をコーティングするため、破れにくく、水にも強くなります。窓や壁に貼り付けて、お好きなデコレーションを楽しんでみてください。なお、シールを貼るときは、粘着テープの跡が残らないよう注意してくださいね。
フローティングフレームに入れてお部屋を冬模様に
折り紙で作った雪の結晶を、フローティングフレームに入れて飾るのもおすすめ。フローティングフレームとは、押し花などを透明のフレームに入れて飾るインテリア雑貨です。折り紙を入れて飾ると、綺麗な枝模様が浮かんでお部屋を冬模様にしてくれます。シルバーやゴールドなどの折り紙を使うと、おしゃれな印象になりますよ。
ラミネートを使ってしおりにアレンジ
折り紙で作った平面の雪の結晶に、ラミネートを貼り付けてカットすれば、本のしおりに変身。透明のフィルムのため、結晶の枝模様が綺麗に浮かび上がるのが魅力です。穴を開けてリボンや紐を付けると、オーナメントとしても活躍します。しおりにアレンジする場合は、小さいサイズの折り紙で作るのがおすすめです。
立体の折り紙作品をもっと作ろう!
くす玉やお花の立体作品も折り紙で作ってみませんか?おうち時間の遊びや、インテリアにもおすすめです。詳しい折り方はこちらの記事でご紹介しています。
色々な模様の雪の結晶を作ってみよう
折り紙を使った雪の結晶は、切り方次第でさまざまな模様が作れます。「ここを切ったらどうなる?」と試行錯誤するのも楽しい時間のひとつ。広げてみるまで全体図が分からないので、広げるまでのワクワク感も魅力です。
作った雪の結晶は、お家のデコレーション材料にしたり、インテリア雑貨にアレンジしたりと、色々な方法で楽しめます。お子さまと作った雪の結晶は思い出にもなりますし、おうちに飾り付けることで記念にもなりますよ。色々な切り方を試してみて、ぜひお気に入りの模様を作ってみてくださいね。