自宅の壁を変えたい。そんな時はインテリアを飾ったり、壁紙を張り替えたりと様々な方法がありますが、漆喰で壁塗りDIYに挑戦してみるのはいかがでしょうか?塗り方次第で個性的にもシンプルな仕上がりの壁にもなる、自由度の高い漆喰塗りはDIY初心者でもおすすめです。今回は簡単に扱える漆喰を使って、壁紙(ビニールクロス)の上から直接塗ってみました。この方法は現状復帰はできないので、ご注意ください。
今回挑戦した漆喰塗りについて
漆喰で壁を塗るのにかかった所要時間
3時間ほど+乾燥1日
※狭くて空間に角が多かったので長くなりました。壁1面だけなら1時間ほどで済むと思います。
漆喰塗りDIYの材料と道具
材料
- 漆喰(今回は「ひとりで塗れるもん(R)」を使用しました)
※今回使う漆喰は壁紙(ビニールクロス)の上からそのまま塗れるタイプを使用しました。
※ 塗る場所の面積によって漆喰の材料量を計算しましょう。
※ 蓋を開けてそのまま塗れる漆喰と、粉から練るタイプの漆喰、又は漆喰風の塗料など、様々な種類があります。お好みの用途で材料を選んでください。
道具
- コテ
- コテ受け(板やチリトリでもOK)
- 手袋
- マスカー
- マスキングテープ
- ぬれ雑巾
- 汚れてもいい服
漆喰の塗り方
塗り方
- 事前準備① 壁の掃除をする
まずはこれから塗る壁のほこりや汚れを拭いておきます。
- 事前準備② 剥がれかけ、浮き上がっている壁紙を剥がす
クロスに浮きがある場合は壁紙を剥がします。
- 事前準備③ 金物アイテムを外す
外せる金物は事前に外しておくと塗りやすいです。
- 事前準備④ 床や汚したくない場所を養生する
床や汚したくない場所を養生します。漆喰は厚みが出るので、壁にぴったり養生するのではなく、壁から2mmほど(漆喰の厚み分)の隙間をあけて養生を貼りましょう。
- 事前準備完了
塗る前の状態です。
- 漆喰塗り作業スタート
コテ先で漆喰をすくい、板(コテ受け)に乗せます。不要なおたまなどがあればそちらですくってください。
- コテ受けを壁に当てながら、漆喰を壁に塗ります。
コテは、軽く角度をつけて少し壁から浮かせて塗り広げます。角度を立てすぎると、漆喰を削いでしまうので気を付けましょう。
塗り進める順番は、基本は上から下へ向かって塗ります。
右利きの人は左端上から、左利きの人は右端上から塗り、天井との境を埋めて、下へ塗り進めます。
やり進めていくにつれてコツがわかってくると思います。まずは思い切ってやってみましょう。コテが汚れたらこまめに雑巾で拭いてください。2度塗り推奨の漆喰には2度塗りをしてください。今回使用した漆喰は1度塗りでもOKです。
- 漆喰の塗り方を工夫してみましょう
手袋をして大胆に手塗りしてもOK。面白い模様が生まれるかもしれませんね。
- 漆喰塗り完了 片付けをスタート
すべて塗り終えたら、完全に乾く前に養生を剥がします。
- 乾燥できたら完成
1日完全に乾燥させて、外した金物を元に戻したら完成です。
一見シンプルな白壁ですが、凸凹感がナチュラルで、光の加減で見え方も変わる面白い壁になりました。
BeforeとAfterを比べてみましょう
Before
無機質なトイレを変えたく壁紙を貼っていましたがボロボロに・・・
After
白いながらも温かみのある清潔感のあるトイレになりました。
漆喰塗りをやってみて
初めての漆喰DIYでしたが、初めてならではの自然な凸凹感がとてもいい雰囲気になりました。塗装や壁紙だとムラなく綺麗に仕上げないといけないと思いますが、漆喰はムラがあってもそれが面白い雰囲気になるので、とても自由度が高かったです。自分で手を加えたことで愛着もわく空間になりました。