かわいい、素敵なデザインを見かけると「私も刺繍をやってみたい」と思うことがありませんか?今回は初めて刺繍にチャレンジをする方に向けて、必要な道具や材料、布の選び方、刺繍針への糸の通し方、基本のステッチなど刺繍の基本をご紹介します。
初心者さんでも大丈夫♪ Craftie Homeのキットで刺繍をはじめよう
Craftie Homeでは、初心者さんでも楽しめる刺繍キットを豊富に取り揃えています。基本のステッチを学びながら作れるキットから、かわいいアートを作れるキットまで。刺繍枠や刺繍糸などの単品アイテムも多数販売中です♪ おしゃれなキットで、憧れの刺繍をはじめてみませんか?
刺繍をはじめる時に揃える材料と道具
刺繍は道具を全て揃えなくては始められない訳ではありません。針と糸とハサミさえあれば、いつでもどこでも縫うことができるのです。まずは自分が縫いたいものを決めたら、それに必要な物だけ揃えましょう。これもあったら便利だな、あれがあったらこんなこともできるな…と、少しずつ買い足していくものいいかもしれません。
刺繍の材料と道具
- 裁ちバサミ
- 糸切りバサミ
- 刺繍針(初心者の方へのおすすめはフランス刺繍針No.7)
- 刺繍糸
- 布
- 刺繍枠
- 刺繍用コピーペーパー
- トレーシングペーパー
- セロファン
- トレーサー
- フリクションペン
- 水性チャコペンシル
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布の選び方
初心者の方には木綿や麻の布、フェルトが縫いやすくてオススメです。
スウェット生地や薄手の布に刺繍をしたい場合は、布が伸びるのを防ぐため、裏にフェルトをあてたり接着芯を貼るなどして 工夫します。こうすることによって作業がしやすくなり、結果仕上がりも美しくなります。
準備① 図案を写します
まずは図案を布に写しましょう。
チャコペーパー、図案を写したトレーシングペーパー、セロファンの順で重ね、トレーサーで絵をなぞって写します。まち針やマスキングテープなどで固定すると作業しやすいです。
セロファンを使用するのは、トレーシングペーパーが破れるのを防ぎ、トレーサーの滑りを良くするためです。
トレーシングペーパーで写しにくい時は、窓ガラスに図案、布の順にマスキングテープで固定し、光で透けさせて水性チャコペンやフリクションで写すと簡単です。(ただし薄い色の布の時に限ります。)
準備② 刺繍枠に布を張ります
布を刺繍枠にピンと張ります。ポイントは、少しずつ四方に、均一に布を引っ張ることです。木綿や麻の場合はなるべくきつめに張ると、仕上がりが綺麗になります。柔らかい布を刺繍枠に張る時は、生地が伸びないように優しく張りましょう。
刺繍はどうしても施した部分のみ布が縮んでしまい、仕上がったあと刺繍の周りに小さなシワがたくさんできてしまいます。しかし刺繍枠で布をピンと張って縫うことで、それを防ぐことができるのです。また四方に布が綺麗に引っ張られていることで、図案通りに縫いやすいです。
ただ、柔らかい布やデリケートな布は、布自体が伸びてしまうため向いていません。その場合、丁寧に糸を引く加減を調整しなければいけないので、刺繍枠を使えないような柔らかい布は上級者向きといえます。(ジャージー、スウェット生地など)
刺繍枠の使い方については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
準備③ 刺繍糸を切ります
刺繍糸を切っておきます。
糸は短すぎると縫いにくく、長くとり過ぎると絡まったり糸が傷む原因となるので、一回に切って使う糸の長さは50cmくらいがおすすめです。これは、ヨーロッパ刺繍でも日本刺繍でも、50cm(女性の肩幅程度)が目安と言われているようです。
刺繍糸については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
準備④ 刺繍糸を針に通します
刺繍糸は細い糸が6本集まって太い1本になっているため、そこから必要な本数を抜き取って針に通します。2本〜3本で縫うことが多いです。これを『2本どり』『3本どり』といいます。
必要な本数の糸を揃えたら、糸の先をVの字に折って、その先端を針穴にグッと当てます。
糸に折り目がついたら、そのまま針穴に通します。
もちろん糸通しを使っても構いません。2本どりで針に糸を通した状態です。長くなっている方の端に玉結びを作っておきます。
まずは練習!基本のステッチ
刺繍でよく使われる代表的なステッチです。実際のステッチのやり方は、各ステッチのリンク先をご覧ください。
ランニングステッチ
「ぐし縫い」や「並縫い」とも呼ばれ、服などの縫製にも使われる直線の基本的なステッチです。
バックステッチ
刺繍で線を縫う時によく使うステッチです。イニシャル等の文字を縫ったり、絵を縫ったり模様にしたり、アレンジの効くステッチです。カジュアルで、ハンドメイド感のある雰囲気が出ます。
■バックステッチのやり方はこちら
アウトラインステッチ
バックステッチ同様、線を縫う時の基本的なステッチです。立体感のあるロープのような縫い目になるのが特徴で、イニシャルを縫ったり、図案の輪郭を縫ったり、イラストでは滑らかな曲線を表現したい時にも使います。
アウトラインステッチは上品で綺麗なイメージで、様々な図案に使われます。
■アウトラインテッチのやり方はこちら
チェーンステッチ
鎖のような独特の縫い目が可愛く、様々な使い方をします。イニシャルや文字を表現したり、模様として使ったり、チェーンステッチで図案を塗りつぶす(色を塗るイメージ)ような事もします。
■チェーンステッチのやり方はこちら
コーチングステッチ
『コーチング』とは伏せるという意味で、土台になる糸を上から別の糸でとめ付けていくステッチです。隙間を開けず前面をコーチングしたものをサテンコーチングステッチといい、ヨーロッパ刺繍ではイニシャルを縫う時によく使われます。
こちらのハンカチのイニシャル刺繍はコーチングステッチです。アウトラインステッチよりも上品で美しい仕上がりになります。
フレンチノットステッチ
イニシャルを縫う時には間のドットに使ったり、動物を刺繍した時に目をこれで縫ったりします。羊や雲など、モコモコした図案をこれで縫うと立体的になって可愛いです。
■フレンチノットステッチのやり方はこちら
左から2つずつ、2回巻き、3回巻き、4回巻きです。
ロングアンドショートステッチ
広い面積を縫う時に使います。ロングアンドショートと名がついていますが、隣の糸と縫い目をずらしているだけなので、実際にロングとショートなのは図案の上下、縫い始めと縫い終わりの部分のみです。実際、全て糸の長さをバラバラにして、かなりランダムに縫うこともあります。
■ロングアンドショートステッチのやり方はこちら
サテンステッチ
狭い面積を縫う時や、ツヤっと綺麗に仕上げたい時にこのステッチを使います。ただ、糸が浮いてしまいやすく、またハンカチなど実用的な物だとひっかかりやすいため、広範囲の面積を埋めるのには向いていません。
■サテンステッチのやり方はこちら
刺繍の使い道いろいろ
様々な縫い方や色を組み合わせる事で、表現の幅は無限に広がります。
ハンカチや枕カバー、キッチンクロスなどの日用品に刺繍してもいいですし
絵を描くように刺繍して、額に入れて飾るのも良いでしょう。
贈り物に刺繍を施せば、一層お祝いの気持ちが伝わるかもしれません。
ハンカチの端にイニシャルと好きな花(フリージア)を縫ったものです。糸の色や縫い方の組み合わせで、表現の幅は無限に広がります。手刺繍ならではの立体感も魅力的です。
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