仕事用にさらっとつけれるシンプルなもの、友達とのショッピング用に流行りのおしゃれなもの、大好きな彼とのデート用にとびっきり可愛いもの・・・身につけるシチュエーションによって、いくつでも欲しくなってしまうのがイヤリングやピアスですよね。
最近はハンドメイドのアクセサリーがオンラインやハンドメイドイベント等でもたくさん販売されていて、「すごい!」と思わず言ってしまいそうなほど完成度の高いものや、個性的なもの、繊細なものも多くて見ているだけでもワクワクしてしまいます。
自分でも作ってみたいなぁ、と思われる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、かぎ針の『ピコット編み』『細編み』『鎖編み』だけで簡単に作れるイヤリング(ピアス)の作り方をご紹介します。
デザインと、編み図の読み方
タッセルの様に耳元でゆらゆら揺れるフリンジが上品で、顔回りを華やかにしてくれるデザインです。木の細い枝から花の蕾がポコポコっとたくさん顔を出しているようなイメージです。
カラーは、ネイビー1色使いで作ってみました。シンプルで洋服に合わせやすく、金具をゴールドにすることで大人っぽい上品さも併せ持った組み合わせになります。
それでは、今回使う技法と、編み図で表記されている記号をお教えします。
まずは『細編み(こまあみ)』です。編み図では「×」印で描かれています。
続いて『ピコット編み』です。ピコット編みには様々な種類があるのですが、今回は鎖編みと合わせて『鎖3目の細編みピコット』で編みます。編み図ではこのように描かれています。
ここにある楕円形のような印が『鎖編み(くさりあみ)』の記号です。細編みをして、鎖編みを3目編み、1つ目の鎖編みの根元の糸2本の間から糸を引き出して、また細編みしていきます。
・・・文字では少しややこしいですね。実際の作り方の工程でイラストを入れますのでそちらをご覧ください。
ピコット編みのピアスの作り方
では、早速作っていきましょう!まずは全体の編み図です。
材料
- 毛糸(綿・中細)
- イヤリング/ピアス金具 2個
- 丸カン7mm 2個
- 手縫い糸 少量
道具
- かぎ針6/0号
- とじ針
- 平やっとこ
作り方
- 作り目として鎖編みを31目します。
- 下の編み図の赤い部分の鎖編みを1つします。この鎖編みは『立ち上がり』といいます。細編みの場合はこの目は1目に数えないので気を付けましょう!
- 細編みを4目編み、ピコット編みをしていきます。鎖編みを3目した後に図の赤の部分にかぎ針を通して、
ここで細編みをすればピコット編みの完成です。
- 同様に、細編み4目の後にピコット編み1目を7回繰り返せば、1つ出来上がりです。同じものを左右のイヤリング分で、計8個作ります。(片耳に4つ必要となります。お好みに合わせて数は調整しても大丈夫です。)
この状態で、サイズは長さ14.5cm×幅1cmです。
- 編み上がったら、仕上げにスチームアイロンをかけるとより綺麗になります。
- モチーフが編めたので組み立てていきましょう。まずはお持ちの手縫い糸を針に通し、モチーフの真ん中を刺します。(写真では分かりやすいように黄緑を使用していますが、実際は目立ちにくい色をお選び下さい。)
- 続けて、残りの3つも真ん中に針を通し、糸を5~6回ぐるぐると巻きつけて結び、余分な糸を切ります。
- 糸を巻いた部分に、平やっとこで丸カンを取り付けます。
- 最後に、丸カンとピアス金具を繋げて、完成です!
毛糸がところどころポコポコしているのが可愛いピアスが完成しました!
ふんわりとさせた方が糸の雰囲気や動きが出る為、編む時にはぎゅっと固く編むよりは少し緩めに編むことをおすすめします。
デザインのアレンジアイデア
このデザインは、編む糸によって雰囲気ががらりと変わります。
こちらのイヤリングは、刺繍糸で作りました。黄色・黄緑・水色を1つずつ組み合わせ、ポップなイメージに。
刺繍糸は6本の糸が1束になっており、刺繍の際はそのうち何本かを取って刺していくのですが、今回は6本のまま、レース針0号で編みました。
刺繍糸は毛糸よりも柔らかくつやがあるので、サクサクと編むことが出来ます。
他にも、レース糸で編んで上品なイメージにしたり、麻糸で編んでアジアンテイストにしたり・・・編む糸によって変わるデザインを楽しめます。自分の好みの長さや本数、糸などアレンジ方法も無限にあるので、ぜひたくさんチャレンジして編んでみてください!
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。