かぎ針編みの帽子やマフラーは大掛かりすぎるけれど、コースターやシュシュは簡単すぎて……という方、かぎ針編みでがま口ポーチを作ってみませんか?今回は、かぎ針編みのがま口ポーチの作り方をご紹介します。
かぎ針編みのスターターキットで2種類のコースターを作ろう♪
Craftie Homeでは、初心者の方でも挑戦できるかぎ針編みのスターターキットを好評販売中です。必要な道具が揃っているので、届いたらすぐに作れるのがポイント。基本の編み方をマスターしながら、2種類のコースターを制作できます。作り方動画で編み方を分かりやすく解説しているので、自分のペースで作ることができますよ♪
小物をまとめるのに便利な編み物のがま口ポーチ
リップクリームやヘアピンなど、カバンの中で行方不明になりがちなアイテムたち。形の揃わないものをまとめて入れておけるがま口ポーチならスッキリ整理できます。張りがある皮や帆布のがま口と比べて、生地が柔らかく入れるものを選ばないのもうれしいポイントです。
完成サイズ
縦約14cm(金具含む)×横約16cm
所要時間
2時間程度
がまぐちポーチの材料と道具
材料
- お好みの毛糸(ウール・並太) 約22g
- がま口用丸型口金(縦約7cm×横約12cm) 1個
今回は縫いつけるタイプのものを使っています。他に、布端を挟み込むタイプのものもあります。 - 手縫い糸 約1g
- 布(内袋用) 25cm角1枚
※リンクをクリックすると楽天市場のページが開きます。
道具
がま口ポーチの編み図
編み図記号
5段目までの編み図
6段目から17段目までの編み図
がま口ポーチの作り方
それではさっそく、がまぐちポーチを作ってみましょう。
作り方
- 作り目を編む
毛糸玉の中心から糸の端を引っ張り出します。中心から取り出すことで、編んでいる最中に毛糸が転がっていかなくなります。もし、外側の糸端から使い始めてしまった場合は、ヤーンボウルなどに入れると転がってもあちこちへいかずにすみます。
はじめに毛糸を指にぐるぐると2回巻きます。指には写真のように3本の糸が掛かっている状態です。
この時、糸端は右手側に持ってきます。輪が崩れないように、そっと指から糸を外します。
かぎ針を右から左へ向かって輪に通し、通した先にある糸を引っかけます。
かぎ針に引っかけたまま、糸を輪の外へ引き出します。
もう一度、かぎ針に糸を掛けます。
先に引き出した糸をくぐらせるようにして、かぎ針に掛けた糸を引き出します。これが作り目です。
さらにもう一度、かぎ針に糸を掛けます。
同じように糸を引き出せば、鎖編みが1目編めました。この鎖編みは立ち上がりの目と呼ばれています。
もう一度糸を掛けて引き出せば、細編みが1目編めました。
同じ要領で、細編みをあと5目、合計6目編みます。
- 1段目を仕上げる
真ん中の輪っかを縮めて、1段目を仕上げます。糸端を少し引くと、真ん中の輪っかの毛糸2本のうち1本の輪が少し縮まります。縮まったほうの糸を引っ張りもう片方の糸を引き締めます。
続いて編みはじめの糸端を引っ張れば、2本のうち先ほど引っ張っていた糸が短くなります。
完全に真ん中の輪っかが縮まります。
最初と最後の目を繋げて円を完成させます。繋げるために引き抜き編みをしていきます。まず、1目めの細編みにかぎ針をいれます。
糸を引っかけて全て引き抜きます。
これで1段目がすべて編めました。1段目の細編みは合計6目あります。
- 2段目を編む
続いて、2段目を編みます。ここでは増やし目をして、円を大きくします。まず、かぎ針に糸を掛けて引き抜き、立ち上がりの鎖編みを1目編みます。
立ち上がりの鎖編みが編めました。編んだのと同じ目にかぎ針を入れ、細編みを1目編みます。
同じところにもう1目細編みを編みます。このように、同じ目に細編みを2目編み入れることを『細編み2目編み入れる』といいます。
『細編み2目編み入れる』をぐるっと1周編みます。2段目は全部で12目です。
- 3〜17段目を編む
3~8段目は各段6目ずつ増やしながら編みます。
〈3段目〉
細編み1目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計18目編みます。
〈4段目〉
細編み2目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計24目編みます。
〈5段目〉
細編み3目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計30目編みます。
6段目〉
細編み4目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計36目編みます。
〈7段目〉
細編み5目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計42目編みます。
〈8段目〉
細編み6目→細編み2目編み入れるを繰り返して、合計48目編みます。
8段目まで編めました。編地のサイズは、口金を合わせてみて、少し編地の方が大きいくらいがちょうどいいでしょう。
〈9~17段目〉
増減なし、細編みで48目編みます。これでがま口の本体は完成です。
- 内袋をつける
編み目の間から中身がこぼれ落ちないよう、内側に袋をつけます。まずは編地を半分に折り、その外周に沿って内袋用の布に印をつけます。
これをハサミでカットして、2枚用意します。
手縫い糸(写真では見やすいようにレース糸を使っています)で、袋状になるように丸い部分を縫い合わせます。編地と内袋を端がずれないように待ち針で留めます。
手縫い糸で縫い合わせます。
- 口金をつける
まず口金の穴の開いている方を編地と内袋の端で挟むようにし、洗濯ばさみかクリップで固定します。両端は口金に対して少し余ります。
口金の穴に沿って、端から手縫い糸でなみ縫いし、縫いつけていきます。
ぐるりと縫いつければがま口ポーチの完成です。
途中で毛糸の色を変えて編んでみよう
作り方
- がま口を複数の毛糸を使って、切り替えながら編んでみましょう。用意する毛糸は、基本と同じかぎ針8/0号に適したものだと編みやすいです。今回は8段目まで基本の毛糸で編んでいます。
- 輪の中にかぎ針を入れます。
- 切り替えて編みたい毛糸の端をかぎ針に引っかけます。
輪の外に引き出します。
基本の毛糸をぎゅっと引っ張ります。
これで新しい毛糸が繋がりました。
- 細編みを編んでいけば2色のがま口ポーチの編地、完成です。
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。