クッキーの上に、お砂糖のカラフルなアイシングでデコレーションしていく『アイシングクッキー』。手作りするには難しいものと思われがちですが、今回は、誰でもきれいなあじさい模様が描けてしまうレシピをご紹介します。
毎月1つずつ、かんたんアイシングクッキーのレシピを公開しますので、ぜひ一緒に作ってみてくださいね!
初心者の方もかんたんに花模様が描ける『馴染み模様』
このレシピでは、簡単なのにきれいな花模様を描ける『馴染み模様』という技を使うところがポイント。絵を描くのが苦手な方や、アイシングの扱いに慣れていない方にもおすすめの方法なのです。
馴染み模様は英語では”wet on wet”とも呼ばれていて、その名の通り、ベースのアイシングが乾かないうちに別の色をのせて、馴染ませるように模様を描いていきます。
それでは、実際にあじさいを描きながら練習してみましょう!
まずはアイシングクッキー作りの材料を揃えましょう
まずは必要な材料と道具を揃えます。
材料
道具
- クッキー型(丸型4cm、丸型5cm、あればリーフ型)
- シュガークラフト用ピックまたは爪楊枝
- アイシング用コルネ
紫陽花と葉っぱのアイシングクッキーの作り方
材料と道具が揃ったら、葉っぱつきの紫陽花のアイシングクッキーを作ってみましょう!
クッキーとアイシングの準備
- 丸いクッキーと、葉っぱ型のクッキーを型で抜いて焼きます。(クッキー生地の作り方はこちらを参考にしてみてください。)もし葉っぱの形の型がない場合は、このように丸形を抜いた後に少しずらしてもう一度抜くとリーフ型を作ることができますよ。
- 食紅を使い、水色・緑・白の3色のアイシングを用意します。(アイシングの作り方はこちら。)
- それぞれの色につき、やや固め・柔らかめの2種類に分けてコルネを作っておきます。(つまり、コルネは計6本になります。)水分を調整しながら、やや固めは約10g、柔らかめは約25gあればOKです。コルネの作り方はこちら。
*アイシングの固さの目安
やや固め: ヘラですくい上げた時に角がお辞儀する固さ
柔らかめ: すくい落した時に5秒くらいで平らに馴染む固さ
紫陽花の描き方
それでは、ここからはアイシングを使って紫陽花を描いていきます。
ベースのアイシングが乾いてしまう前に手早く描くのがポイントなので、あらかじめ各コルネの先をカットしておいたり、ピックを手元に用意しておくなどの準備をしておいてくださいね。
作り方
- 丸型のクッキーにやや固めの白いアイシングでフチ取りをします。
- フチ取りの中を、柔らかめの白いアイシングで塗りつぶします。
- 2が乾く前に、上から柔らかめの水色のアイシングで小さな菱形を描きます。ピックまたは爪楊枝を使い、ひし形の4辺から中心に向かってこのような筋を入れます。
- バランスを取りながら同じように花を4つ描きます。表面が乾いたらやや固めの水色のアイシングで中央に花芯の点を描きます。
- リーフ型のクッキーも花と同様にやや固めの緑色のアイシングでフチ取り、柔らかめの緑色のアイシングで塗りつぶします。
- 表面が乾いたら、上から緑色のやや固めのアイシングで葉脈を描き、紫陽花の花に似せた細かいギザギザのフチ取りをします。
- すべてしっかり乾いたら完成です!
アイシングが完全に乾燥しているかチェックする方法
大きさにもよりますが、自然乾燥で一晩置けば乾きます。ただし、気温や湿度も影響するため、長く放置しすぎるとクッキーが湿気てしまいます。
確実に乾いたかを確認する方法としては、サンプル用に余分にアイシングとクッキーを作っておき、デコレーションをする時にそのクッキーにもアイシングを塗っておくことです。一定の時間を置いた後に試しに割ってみることで、中までしっかり乾燥しているかどうかが確認できます。
慣れてきたら、色々な花模様を描いてみましょう
馴染み模様の作り方に慣れてきたら、色々なお花のモチーフに応用できます。色を変えたり、少し花びらの形を変えてみたり、数を増やしたり減らしたりして、自分のオリジナルデザインをぜひ作ってみてください。
他のアイシングクッキーのレシピはこちら
ハロウィンやクリスマス、バレンタインなど、イベントごとに色や絵柄をアレンジして楽しめるアイシングクッキー。他のレシピを見たい方はこちらからどうぞ。→アイシングクッキーのレシピ一覧
ワークショップでアイシングクッキーを作ろう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。