ふわふわの羊毛を専用の針でチクチク刺して作品を作る「羊毛フェルト」で猫を作りませんか?白猫、黒猫、三毛猫などお好きな猫のデザインに作り上げることができます。今回は作った猫をブローチに仕上げます。それでは早速、作ってみましょう!
今回作る羊毛フェルトの猫ブローチについて
できあがりサイズ
約縦6cm × 横7cm×厚み2cm
所要時間
約60分(個人差があります)
羊毛フェルトの猫ブローチに必要な材料と道具
材料
- フェルト羊毛またはアクレーヌ(R)
白 5g
うすいピンク 1g
濃いグレー 1g - さし目(プラスティックアイ・キャッツアイ・ぬいぐるみアイなど) 9mm 1組(2個)
- ブローチ裏布用布フェルト 8cm×8cmくらい
- ブローチ金具 3cm〜5cmくらいのもの 1個
道具
- フェルティングニードル
- フェルティングマット
- ボンド(プラスティックの接着ができるもの)
- 目打ち(なければフェルティングニードルで代用できます)
- クリアファイル(A4サイズ・何色でもOK)
- セロハンテープ
- カッターまたはハサミ
- チャコペンシル(または鉛筆)
羊毛フェルト猫の作り方
作り方
- クリアファイルを切って耳と顔の型をつくります。
幅は2cm、顔の型はクリアファイルの短辺の長さそのまま、耳の型は長さを約10cmに切ります。クリアファイルの色は何色でも大丈夫です。
切ったクリアファイルをセロハンテープでとめます。耳の型は、4等分に折って、2辺を重ねて三角形に。顔の型は、直径4cmくらいの円形に。
- 羊毛フェルトを入れ、刺します。
顔の型に羊毛2gを入れて刺します。ずっと刺しているとフェルティングマットにくっついてしまうので、時々型からとりだして、裏側からも刺します。あまりかたくならないところで止めます。
- 耳を作ります。
左右同じサイズになるように、先に同じくらいの分量の羊毛を取り分けます。
後から足すこともできるので、少なめかな?と思うくらいの量で刺していきます。時々裏返して裏からも刺します。あまりかたくならないところで止めます。
薄いピンクの羊毛をほんの少量薄く取り分け、耳の内側のピンク色を差し付けます。画像左側の耳の、青い点線部分の内側がピンクにする部分です。
- 顔と耳をつなげます。
顔の後ろ側から耳を重ねて、表側から刺してつなぎます。
- 顔の中央に高さを出します
鼻の部分が高くなるように、顔の中央に羊毛を刺しつけます。
鼻の部分を刺したところを横から見るとこんな感じです。(写真右側)
- 薄いピンクの羊毛で鼻と口を刺しつけます。
鼻は少量の羊毛を軽く指先でまるめて逆三角形になるように刺しつけます。
口は細いこよりにして、刺しつけます。
- 目の位置を決めます。
目の位置に目打ちで穴を開け、その穴の周りをしっかり刺して、くぼみを作ります。同時に全体をしっかり刺しかためます。
再度目打ちで穴をしっかり開け、目を差し込みます。
- アイラインを入れます。
濃いグレーの羊毛を目の周りに刺します。目がしらと目尻をとがらせてレモンのような形にすると猫らしくなります。
- ブローチ裏布を作ります。
布フェルトにチャコペンシル(または鉛筆)で顔の形を写し取り、線の内側を切って猫の顔よりひとまわり小さな裏布を作ります。
金具をつけます。切り抜いた裏布の中央よりやや上の位置に、金具の印をつけ、切込みを入れます。
印をつけるのは青い矢印の先端部分、切込みを入れるのは赤い点線部分です。
切れ込みの部分に金具を差し込みます。
裏布全体と、金具と裏布の間にも接着在をしっかりつけ、猫に貼り付けます。
- 完成です!
羊毛フェルトや、さし目を変えて好きな猫の顔を作りましょう
アレンジアイデア1
模様をつけて茶トラやミケにすることもできます。色を付けるときは、ほんの少量の羊毛を薄く刺しつけます。
ニードルは「細針」を使って浅めに刺すときれいにさせます。
アレンジアイデア2
真っ黒なお目々に換えると、また違った表情を楽しめます。いろいろなタイプの目がありますので、お好きなものを探してみてくださいね。
アレンジアイデア3
猫の品種は50種類以上あるとか。お気に入りの子を作るには、まず顔の形の特徴をつかむことが大切です。長毛の子はほっぺの毛が長くて顔全体は四角っぽく見える?短毛種はシュッとした逆三角形?など、よく観察してみましょう。クリアファイルの型を作れば、かんたんにお顔の形を再現できますよ。ぜひお試しくださいね。
羊毛フェルトでハンドメイドを楽しもう
猫以外の動物やお好きなモチーフの作品を作ることができます。羊毛フェルトの色を揃えて、動物以外のモチーフにも、ぜひチャレンジしてくださいね。