ラッピングやイベント、キーホルダーなどで人気のロゼット。華やかなリボンが特徴で、作り方次第で色々な大きさやデザインを楽しむことができます。この記事では、そんなロゼットの基本的な作り方から、ロゼットメーカーの使い方、折り紙やマスキングテープを使ったアレンジレシピまでをご紹介。意外と簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
ロゼットとは?
ロゼットとは、地表に広がる植物の状態を表した言葉で、中心から放射状に広がる模様や、平たく広がる小さなバラという意味で使われることもあります。まるでお花や植物が開いたような形が可愛く、「リボンの勲章」と呼ばれることもあるようです。
現在ではクラフトやお祝いごとなど、様々なシーンでロゼットが親しまれています。
ロゼットの作り方
お好きなリボンとくるみボタンで作るロゼットの作り方をご紹介します。リボンはお好みでプリーツリボンを使用すると、手順1〜3のひだを作る手間を省くことができます。お好きなリボンで作ってみましょう。
材料(出来上がり全長約10cm)
- リボン(幅は2.5cmほどが作りやすいです) 約80cm
- くるみボタン台 (このレシピでは直径3cmを使用)
- くるみボタンを包む布
- フェルト
- ブローチ金具
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道具
- はさみ
- グルーガン
- ボンド
- 両面テープ
- 洗濯バサミ
- 定規
- 鉛筆やチャコペン
作り方
- まずはくるみボタンの周りのリボンひだを作っていきます。リボンは30~40cmくらいあるとちょうどよいです。リボンの両面の片側に細めの両面テープを貼り付けます。
- リボンの先端部分は片側に折り曲げておきます。
- 両面テープを少しずつはがしながら、リボンを折ってひだを作っていきます。リボンの端まで続けます。
- くるみボタンをフェルトの上に置き、鉛筆やチャコペンシルで周囲をなぞるように印をつけます。
- 描いた円に沿ってフェルトをカットします。
- くるみボタンをくるむ布を、ボタンより大きめに切ります。布の直径はボタンの直径の2倍が目安です。
- くるみボタンの表パーツの内側に両面テープかボンドをつけ、布を少しずつたたむようにしてボタンの中に入れ込みます。
- 全て貼り付けられたら、くるみボタンの裏側のパーツを取り付けます。ボタンの足はあらかじめペンチなどで取り外しておくと扱いやすくなります。この時、通常のくるみボタンの作り方と異なり、足が付いていた面を中に入れるようにして取り付けます。
- くるみボタンのへこみ部分にボンドをつけます。
- リボンの両面テープが付いた部分を、ボタンの裏面から貼り付けていきます。
- 余った部分をはさみで切ります。ボンドが乾くまで、洗濯バサミなどで中央をとめておきます。
- 次にロゼットの足を作ります。リボンを15cm程カットします。
- 中央で折り曲げて線をつけます。
- 線の部分に沿うように小さく切った両面テープをつけます。
- 両面テープまたはボンドで、くるみボタンの後ろに貼り付けます。
- 先端部分をVの字に切ります。
- 先ほどカットしたフェルトにグルーガンでブローチ金具を取り付けます。
- くるみボタンの裏の中心部分にボンドでフェルトを接着します。
- ロゼットの完成です。
より簡単に!ロゼットメーカーの使い方
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ロゼットメーカーがあれば、両面テープを貼らなくても簡単にリボンのひだを作ることができます。初心者の方やきれいなひだを作るのが難しいという方は、ぜひ活用してみてください。ロゼットメーカーには様々なサイズがあるので、作りたい大きさのものを準備しましょう。
作り方
- お好みのリボンをロゼットメーカーにセットし、ひだを作ります。
- 付属のホールドステッカーを貼り、中心部分に布を貼ります。
- 付属のブローチ台やピンを付けて完成です。
※作り方はご使用のロゼットメーカーにより異なります。説明書などを確認してから制作してください。
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マスキングテープのロゼットの作り方
リボンやグルーガンを準備するのが大変、という方は、マスキングテープでロゼットを作ることもできます。お好みの柄のマスキングテープで簡単に作れるので、プレゼントに添えるのもおすすめです。
作り方
- 厚紙に円を2つ(大きな円と小さな円)を描き、それぞれ厚紙から切り取ります。大きい方はロゼットの土台となるので、作りたいロゼットのサイズより一回り小さめにします。
- 小さい円の厚紙を、大きい円の中央にのせ、ペンか鉛筆で回りを型取って印をつけます。
- 次にマスキングテープを2本カットします。長さは、大きな円の円周の約3倍が目安です。
- マスキングテープ2本の、接着面同士の幅を少しずらして貼り合わせます。接着面からはみ出た部分の片側のみ、綺麗に折り込み貼り付けます。
- 4.で作ったマスキングテープを1~1.5cm程度の間隔でずらしながらじゃばらのように折っていきます。
- 5.を大きい円の土台の周りに貼り付けます。この時大きな円形の内側に描いた小さな円に沿って貼り付けていくと綺麗に貼ることができます。
- 小さい方の円形の厚紙を真ん中に貼り付けます。小さい円の厚紙部分には、手書きでメッセージを添えたり、ステッカーやシールなどを貼ったりしてアレンジしましょう。
- 最後にロゼットの裏側にお好みでカットしたリボンを貼り付ければ、勲章のような本格的なロゼットが出来上がります。
折り紙のロゼットの作り方
とっても簡単で誰でもきれいに作れる、折り紙のロゼットの作り方です。リボンのひだは折り紙を折って作るので、お子様と一緒に制作するのもおすすめです。
作り方
- 折り紙の縦横に折り目をつけて、4等分にして切り離します。
小さな正方形が4つ出来上がります。
- 4等分したおりがみをそれぞれアコーディオンの様に折っていき、さらに半分に折りたたみます。
- 2で重なった部分をのりで貼り合わせます。
するとこのような扇型になります。
- 4つの扇ができたら、一つずつのりで貼り合わせて1つの丸い円にします。
- 次にロゼットの中心部分を作ります。色画用紙にロゼットより小さなサイズの正円を描き、はさみで切り取ります。(セロハンテープやマスキングテープの芯などを使うときれいな円形が簡単に描けます。)
- 切り取った色画用紙に、メッセージなどを書き込みます。
- 両面テープを使い、色画用紙をロゼットに接着します。
- 最後にリボンまたは折り紙をリボン状に細く切った物を裏側から両面テープで貼り付けたら出来上がりです。
色々なシーンで♪ ロゼットのアレンジ活用例
光沢のあるリボンでウエディングシーンを華やかに
新郎新婦の胸につけたり、ゲストのために手作りしたり、華やかなロゼットはウエディングシーンで大活躍します。サテンのように光沢のあるリボンで作ると、さらにお祝いの席を美しく演出してくれます。
名前入りのキーホルダーや推し活に
ロゼットの中央部分に自分の名前を入れて、オリジナルネームのキーホルダーとして楽しむのもおすすめです。また、ロゼットは「推し活」にも人気で、推しの名前をロゼットに入れて手作りする人もいます。プレゼントにしても喜ばれるので、お好きなデザインで作ってみてください。
誕生日やお祝いに作る特別なロゼット
ホワイトのリボンやパールで作ったロゼットは、誕生日にぴったりな少し特別な作品に仕上がります。素材にこだわれば色々な雰囲気に仕上がるのも、ロゼットならではの楽しさです。
クリスマスカラーのロゼットを飾り付けに♪
クリスマスやハロウィンなどのイベントにロゼットを作るのも楽しくておすすめです。クリスマスには緑や赤のリボンに木の実をつけたり、ハロウィンにはオレンジ色のリボンで作ったり。お部屋に飾るだけでのイベントの気分を盛り上げてくれますよ。
オリジナルのロゼットづくりを楽しもう!
ロゼットはご紹介したように、色々な素材やデザインで作ることができます。決まった作り方はないので、リボンのひだの大きさを変えてみたり、お好きな折り紙やマスキングテープでアレンジしてみたり、ご紹介したレシピを参考にして自分だけのオリジナルロゼットづくりをぜひ楽しんでみてください。