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ころんと可愛いキャラメルポーチの作り方。必要な道具やアレンジも

コノトガク

キャラメルポーチというアイテムをご存じですか?

名前のとおり、キャラメルのような見た目で、ころんとしたシルエットが可愛いポーチです。
そんなキャラメルポーチ、自分で作れて、いろいろなアレンジ方法があります。様々な場面で活用できる便利なアイテムになるでしょう。

今回は、キャラメルポーチの魅力や作り方をご紹介します。

かわいさ満点!使い方自由なキャラメルポーチ

キャラメルポーチという名前は、立体的なフォルムでキャラメルの包み紙に似ていることが由来しています。

そんなキャラメルポーチの魅力は、収納力が高いことです。マチが大きくて口が広く開くため、多くの小物を収納できます。活用方法はたくさんあるでしょう。

底が広いので、メイクポーチとして使うとメイク用品を取り出しやすく、とても便利です。他には、救急箱やペンケースとしても使えます。また、プレゼントのラッピングとしても大活躍するでしょう。

キャラメルポーチ作りに必要な材料と道具

キャラメルポーチに必要な材料と道具は、以下のとおりです。
布は、好みの柄や色のものを用意してください。

表布と裏布で柄の違うものを選ぶと、個性が出てお洒落ですよ。

材料

  • 表布(縦16.5cm×横22cm)×2枚
  • 裏布(縦16.5cm×横22cm)×2枚
  • タブ布(6cm×5cm)×2枚
  • ファスナー 20cm×1本
  • 糸 60番 ※普通地用(今回は青色を使用します)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • 50cm定規
  • 目打ち
  • ミシン
  • ミシン針 11番 ※普通地用

今回作るキャラメルポーチについて

■完成サイズ:縦7cm×横13cm×マチ7cm
■所要時間:40分ほど ※人によって多少前後します

◇おすすめの生地

表生地は柄合わせの無いランダムな柄を選びました。張りのあるオックス生地を使用していますが、かっちり作りたい場合は、接着芯を張って作っても良いです。

◇デザインのポイント

型紙無しで作ることができます。ファスナーは直線部分に縫い付けるので付けやすいデザインです。底をハギ(2枚以上の生地を縫い合わせて仕立てること)にする事で、よりファスナーを付けやすくしています。

基本のキャラメルポーチの作り方

作り方

  1. タブを作ります。
    縦6cmのタブ布を折って高さ3cmにします。

    折ったところを開いて、折り山に生地の端を合わせたらさらに折ります。

    2枚とも再度畳み直し、

    両端に2~3mmのステッチをかけましょう。

    ステッチがかかりました。
  2. 続いて縦半分に畳み、端から5mmの部分を縫ったらタブの完成です。
  3. 本表布にファスナー付け位置の印を付けます。
    ファスナーを取り付ける辺の端から、1cmの位置に印を付けます。
    左右両方に付けてください。
  4. ファスナーをまち針で留めます。
    まち針で、表布のファスナーを付ける辺と、ファスナーの表を中表に合わせた部分を留めます。中表とは、2枚の生地の表と表を合わせることです。
    ファスナーは、金具の外側と付け位置が合うようにしてください。

    ファスナーをまち針で留めました。
  5. 上から表生地を中表に重ねたら、まち針を留め直します。
    表生地とファスナー、裏生地の計3枚を、全てまち針で留めます。その後、端から7mmで縫いましょう。
    (詳しくはファスナーの付け方をご覧ください。)
  6. 3枚一緒に縫えました。
  7. 表生地を開きます。
    表生地を開いたら、同様に裏生地も開きます。写真のように、しっかりと折り目を付けてください。
    ファスナーの端から2~3mmに、押さえのステッチをかけて、布が浮かないようにします。
  8. ファスナーが縫えました。
  9. 反対側も縫い付けます。
    ファスナーの表側と表生地の表側を中表に合わせて、まち針で留めます。
  10. 裏生地を中表に重ねたら、まち針を留め直します。
    表生地とファスナー、裏生地の計3枚を、全てまち針で留めます。その後、端から7mmで縫いましょう。
  11. 3枚一緒に縫えました。
  12. 表生地を開きます。
    表生地と裏生地を開いたら、写真のようにしっかりと折り目をつけましょう。
    ファスナーの端から2~3mmに、押さえのステッチをかけて、布が浮かないようにします。
  13. ファスナーが縫えました。
  14. タブを付けます。
    仮止めクリップで、ファスナーの上止め側を固定して縫いましょう。ミシンが苦手な方は、手縫いでも問題ありません。

    縫えました。下止め側も同じように縫いましょう。
  15. ファスナーの上にタブを載せて縫います。本体の端とタブの端を揃えて、タブの「わ」が内側になるように仮止めしてください。端から5mmくらいの箇所を縫います。
  16. 上下のタブが縫えました。
  17. 底を縫います。
    表生地の底を中表に合わせてまち針で留めます。裏生地も同じように底を中表に合わせて、まち針で留めてください。端から1cmで縫いますが、裏生地は中心に7cmほど返して口を開けます。(画像は分かりやすいように右側をめくっていますが、脇も合わせて留めましょう。)
  18. 底が縫えました。
  19. 脇を縫います。
    中心にファスナーがくるように、表生地と裏生地を畳み直します。(画像の表布は分かりやすいようにずらしていますが、脇も合わせて留めましょう。)
  20. 脇を合わせて半分に折ったら、丁度半分のところに印を付けます。

    印を付けた部分が中心で合わさるように、へこませて折ります。

    裏布にも印をつけたら、へこませて4箇所全てを折りましょう。

    まち針で留めたら、端から1cmで縫います。

    脇が縫えました。
  21. 裏布の口から表に返します。

    表に返しました。
  22. 返し口を奥まつりでまつります。
  23. 完成です。

ひと手間で使い方広がる、キャラメルポーチのアレンジ術

基本のキャラメルポーチに持ち手を付けると、持ち運びが便利なミニハンドバッグに大変身します。
本体は前述のレシピを参考に、こちらでは持ち手の付け方をご紹介します。

■完成サイズ:縦12cm×横18cm×マチ12cm

材料

  • 表布  (縦26cm×横32cm)×2枚
  • 裏布  (縦26cm×横32cm)×2枚
  • タブ布 (6cm×5cm)×2枚
  • 持ち手 (縦12cm×横32cm)×2枚
  • 持ち手用接着芯 (縦12cm×横32cm)×2枚
  • ファスナー 30cm×1本
  • 糸 60番※普通地用(今回は黄色を使用)

作り方

  1. 持ち手布の裏側に、アイロンで接着芯を貼ります。
    接着芯とは、生地に張りを持たせて丈夫にするものです。片面に粒状の「のり」が付いているので、「のり」側と生地の裏側を合わせ、アイロンで貼り付けてください。

    接着芯が貼れました。

  2. 持ち手布をアイロンで折ります。
    12cm巾を半分に折り、6cmにしましょう。
  3. 次に、折った所を開いて、折り山に生地の端を合わせて折ります。
  4. 折り山をたたみ直すと、3cm巾のひもになります。
  5. 折ったひもをもう一度開いて、左右を1cmで折ってください。
  6. 下側を上に3cmたたみ、左側の縫い代は1cmに折ります。
  7. もう1度、下から3cm折ります。
  8. 上側も3cmも折ってください。
    写真のように、左脇の縫い代の間に挟むようにすると、端がきれいに見えますよ。

    端がきれいにたためました。
  9. 周りにステッチをかけます。

    ステッチをかけました。
  10. 完成した持ち手を、ポーチにつけます。
    今回は中心から、8cm下がった所から左右に3cmの位置に持ち手をつけましたが、位置はお好みで変えてください。
  11. 完成です。

    おむつとおしりふきを入れても余裕のある、使い勝手の良いポーチです。

細いサイズに変えれば、オリジナルペンケースに

より細長いサイズでキャラメルポーチを作ると、オリジナルのペンケースに変身します。底の広さは変わらないので、とてもたくさんのペンを収納できますよ。

また、開け口が大きく開くため、使いたいペンをすぐに見つけられるでしょう。子どもが学校で使うのにもぴったりです。

使用する布の柄によって、雰囲気を変えられるのも大きな魅力。表地と裏地の柄を変えたりして、自由に楽しんでみてください。

詳しい作り方を見る

大きめサイズ×持ち手をつければ、ミニバッグに変身

大きめサイズで作るのもおすすめです。さらに大容量になり、より多くのものを収納できますよ。

また、持ち手を取り付ければミニバッグとして使えます。オリジナルのミニバッグが完成すると、どこにでも持ち歩きたくなるでしょう。

ちょっとした買い物はもちろん、お出かけや旅行にも便利です。柄違いでたくさん作って、気分やファッションに合わせて使い分けてみてください。

赤ちゃん用のおむつポーチとしても活用できる

子育て中のママにとって、おむつポーチはお出かけの必需品。おむつだけでなく、お尻拭きやゴミ袋なども収納しなければいけません。そのため、収納力の高さが求められます。

そこで活躍するのが、大容量が魅力のキャラメルポーチ。必要なアイテムを全て収納できるように、大きめサイズで作ってみましょう。
頻繁に使うものなので、ストックを作っておくのがおすすめです。

詳しい作り方を見る

レースファスナーに変えると、ワンランク上の仕上がりに

ワンランク上のキャラメルポーチを作りたい方には、レースファスナーの使用をおすすめします。

通常のファスナーをレースに変えるだけで、可愛らしさがプラスされますよ。表布の上にレースファスナーを合わせて縫う工程になるので、通常のファスナーより手軽につけることができます。

一気に上級者のような仕上がりになって、手作りとは思えないポーチができあがるでしょう。

レースファスナーは、100均でも販売されています。簡単に手に入るので、ぜひ探して取り入れてみてください。

お友達の誕生日や記念日に、プレゼントとして作ってみては?

キャラメルポーチは、サイズを変えるだけで様々なアイテムに変身します。まずは、基本の作り方で挑戦してみてください。見た目がとても可愛いアイテムなので、贈り物としても最適。日常の中で何かと使うポーチは、いくつあっても嬉しいでしょう。お友達の誕生日や記念日などに作って、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?柄を少し変えて、お友達とお揃いにするのもおすすめです。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。