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本返し縫いは手縫いの中で一番丈夫!本返し縫いのやり方【縫い方の教科書】

コノトガク

縫い方の基本である「本返し縫い」は、縫い方の中で一番丈夫に縫うことができます。
ほつれの補修や、丈夫に仕立てたい部分になど、しっかりと縫いたい時にぴったりな縫い方です。
裁縫では、生地や作品に合わせて縫い方を変えるのがベストです。そのためにいろいろな縫い方をマスターしておきたいですね。

今回は、手縫いの中で一番丈夫な本返し縫いのやり方や、どんな時に適した縫い方なのかなど、詳しくご紹介します。

手縫いでも頑丈にできる!「本返し縫い」とは?

本返し縫いは、手縫いでも丈夫に仕立てられます。また、見た目がミシン縫いのような仕上がりになるのも魅力の一つです。
少し手間はかかりますが、なみ縫いや半返し縫いよりも強度があります。厚手の布を縫い合わせたり、強度が必要な作品を作る場合にぴったりです。

しかし、布が伸びるような生地には不向きかもしれません。
縫い目がガッチリとしているので、生地が伸びたときに引っ張られて糸が切れてしまいます。

本返し縫いに似ている縫い方に、「半返し縫い」があります。
こちらは強度的には劣りますが、柔らかい仕上がりで伸縮性のあるニットなど布地にも対応可能です。
布地に合わせて縫い方を変えるようにしましょう。

半返し縫いの詳しい縫い方は、こちらをぜひ参考にしてください。

頻繁に洗濯するアイテムの手作りに最適!

本返し縫いが活躍するレシピとして、手作りのマスクやエプロン、ズボンなどの毎日のように洗濯するアイテムがあげられます。
何度も洗濯するアイテムですから、水流に耐えられるような丈夫さが理想ですよね。

本返し縫いであれば縫い目が丈夫に仕立てられますので、ほつれにくくなります。
マスクや衣服の細かい部分がほつれたなど、ミシンを使うのはむずかしい、もしくはミシンをわざわざ出すまででもないような時にも、手縫いでさっと縫ってしまえます。

力のかかるバッグやポーチにも本返し縫いを!

本返し縫いで縫うと丈夫に仕上がるので、ファスナーの開け閉めをする部分や重たいものを入れるカバンなどに最適です。
ファスナー部分は使用していると何度も縫い目が引っ張られますし、重たいものをバッグに入れるとどうしても持ち手が強く引っ張られてしまいます。
力や負荷がかかる作品は出来るだけ丈夫に作りたいですよね。

ミシンをお持ちでない場合や、ミシンの調子が悪いなどで作品作りが億劫になっていても、本返し縫いならミシンに迫る仕上がりが期待できます。

「本返し縫い」を実際にやってみよう!

では実際に本返し縫いをやってみましょう。気をつけたいポイントさえ押さえれば、誰にでも出来る縫い方なのでまずはやってみましょう。

本返し縫いのやり方

  1. 針を生地の表から刺して裏から表にもどします。

  2. 糸を引き、玉結びがある最初の位置から1目飛ばした所をもう一度縫います。

  3. 最初の縫い目の端に針を刺して、1目飛ばした同じ幅の所に裏から表へ針を出します。
  4. 本返し縫いが完成しました。



    裏側もしっかり返し縫いになっています。

ポイント①縫い目の間が空かないようにする

一つ目のポイントは、針を戻す時に縫い目の端にきれいに並ぶように針を刺すことです。裏面の糸の重なりが綺麗になります。
裏面は人目に触れることこそ少ないですが、やはり綺麗にそろっていると気持ちがいいものです。

ポイント②針の刺す位置・出す位置の高さを揃える

二つ目のポイントは、針を刺す位置を一直線上になるよう意識することです。
針目の高さを揃えるようにすることも、きれいに縫い上げるコツです。難しいと感じたら、チャコペンなどで布に印をつけておくと失敗が少なくなります。

ポイント③糸をきつく引っ張りすぎない

三つ目のポイントは、糸をきつく引っ張らないことです。
きつく引っ張ると布がクシャッと縮み、ギャザーが寄ってしまいます。
なみ縫いの場合は縫い目をしごくことである程度解消されますが、本返し縫いの場合はギャザーが寄ってしまうと解消しにくいです。
縫っている時から糸をきつく引っ張らないように意識しましょう。また、糸の引き加減も均一にするとよりきれいに仕上がります。

本返し縫いでできる、手作りレシピ

こちらでは、フェルトで作るかわいいうさぎのマスコットのレシピをご紹介します。フェルトの優しい風合いはマスコット作りにぴったりです。

こちらのレシピでご紹介しているのは、うさぎの顔の部分です。
材料も簡単に用意できるものばかりですし、手順も少なく比較的誰にでも作りやすい作品です。
是非レシピを参考にして、かわいいうさぎのマスコットを作ってみてください。
本返し縫いを活用している部分は、縫い方の勉強にもなりますね。

ウサギのマスコットの作り方をみる

長く使いたい作品には、本返し縫いを活用してみよう!

長く使いたいアイテムや、洗濯を頻繁にしたい作品には本返し縫いが活躍します。
ミシンとは違った手縫いのぬくもりや優しい雰囲気は特別です。

赤ちゃんがつかうスタイや、かわいいぬいぐるみなどを作ってみるのはどうでしょうか?
コロナ禍でお家で過ごすことも多い昨今ですが、集中して針を動かすのもストレス解消になるでしょう。
是非本返し縫いを活用して、素敵な作品を作ってみて下さい。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。