インテリアやアクセサリー雑貨に取り入れられる、マクラメ。ナチュラルな風合いと作れる作品の幅広さから、多くの人から親しまれています。そんなマクラメ、実は世界中で伝統的に知られており、歴史のあるクラフトなのはご存知でしょうか？この記事ではマクラメについて詳しく解説し、基本的な結び方や初心者の方でも挑戦しやすいアイテム作りを紹介します。
Craftie Homeのキットで、マクラメのアイテム作りに挑戦しよう♪
マクラメのアイテム作りには、Craftie Homeのキットがおすすめです。制作に必要な材料が揃っているので、届いたその日に制作できるのも嬉しいポイント！タペストリーやハンギングなど、お好みのアイテム作りを気軽に楽しめます。はじめてのマクラメに、ぜひお役立てください♪
マクラメとは？
マクラメとは、アラビア語で「交差して結ぶ」という意味です。世界中で古来よりマクラメの語源となる「ひもを結ぶ」技術は取り入れられ、狩りや衣服の補強、装飾など、さまざまな目的で発展していきました。
日本でも正倉院御物や茶道の道具、神輿などでマクラメが使われていましたが、70年代にブームとなり、今再び人気を集めています。最近ではミサンガなどのアクセサリーやインテリア、バッグなど幅広く使われています。
マクラメの魅力について
マクラメは編み棒などを使わず、手で編んだり結んだりして作るのが特徴です。世界中で親しまれているだけあり、たくさんの「結び方」「編み方」があるので、作れる作品は無限に広がります。
はじめてマクラメで作品を作るときは「どんな編み方で何を作ろうか」と悩みがちですが、まずは取り組みやすい基本的な編み方をマスターし、身近なアイテム作り方挑戦するのがおすすめです。
初心者の方は簡単な編み方から挑戦したり、手芸経験者は少し難しい編み方に挑戦するなど、その人のペースに合わせて楽しめるのも、マクラメの大きな魅力です。
マクラメのいろいろな編み方
先ほど述べたように、マクラメにはいろいろな編み方があります。「平結び」や「ねじり編み」、「追いかけ編み」などいろいろな編み方を使い作品を作ります。
この記事では特に基本的な編み方となる「平結び」の編み方と、平結びで作れるコースターの作り方をご紹介しています。はじめてのマクラメ編みにもおすすめなので、ぜひ挑戦してみてください。
マクラメの紐の選び方
マクラメの紐には色々な種類があり、素材や太さによって編んだときの雰囲気がガラリと変わるのが特徴です。アクセサリーを作るなら細い紐を、インテリアとして楽しむならしっかりとした紐を選ぶのが良いでしょう。また、紐を結ぶ力加減で仕上がりの表情が変わるのも面白さのポイントです。
初心者の方は、材料が全て揃っているキットを選ぶのがおすすめ。「Craftie Home」のキットなら、制作に適した紐が用意されており、動画で確認しながら作ることができるので安心ですよ。
※Craftie Homeのマクラメキットはメルヘンアートスタジオの監修に基づき製作しています。
マクラメの基本「平結び」をマスターしよう
マクラメ編みに初心者の方が挑戦するのなら、まずは平結びをマスターするのがおすすめです。色々なアイテム作りに活用できるので、覚えておくとレパートリーが広がります。
基本の平結び（平編み）のやり方
まずは、マクラメの基本とも言える平結びのやり方をご紹介します。分かりやすいよう紐の色を3つに分けて制作していますが、お好みの色を使っていただいてOKです。
やり方
- 4本1組に紐を分け、先端をひと結びし、ボードにピンでとめます。ここでは分かりやすいよう、左の結び紐1本（グレー）、芯紐2本（ベージュ）、右の結び紐1本（ピンク）に分けています。
- 数字の4を書くように、左紐を芯紐の上にのせます。右紐は、左紐の上にのせましょう。
- 右紐を芯紐の下にくぐらせ、左紐に通して引き出します。
- 左右の紐を真横に引きます。ここまでで平結びの半分ができました。
- 次に、右紐を芯紐の上にのせます。数字の4を反転させた形になるようなイメージです。左紐は、右紐の上にのせましょう。
- 左紐を芯紐の下にくぐらせ、右紐に通して引き出します。
- 左右の紐を真横に引いて、結び目を引き締めます。
- これで平結びが1回できました。基本の平結びは、結び目のこぶが必ず左側にできます。
- 平結びを同じように続けて結ぶと、このような形になります。これが基本の平結びのやり方になるので、覚えておきましょう。
平結びで作るマクラメコースターの作り方
基本の平結びを使い、コースターを作ってみましょう。今回は、Craftieのハンドメイドキットサービス「Craftie Home」 で販売しているキットを用いて作っています。キットなら必要な材料や道具が簡単に揃いますので、手軽に挑戦できますよ。
※Craftie Homeのマクラメキットはメルヘンアートスタジオの監修に基づき製作しています。
また、紐はキットに合わせてモップコードという甘撚りの紐を使用します。シャリ感のあるリネンをブレンドした紐で、端をほどくと、ふさふさしたフリンジを簡単に作れるのが特徴です。
■制作時間：約60分（※個人差がありますので、目安としてください。）
■完成サイズ：約8×12cm（※フリンジを含む）
材料を揃えるのが大変、という方はキットを使って作るのもおすすめです。
作り方
- 55cmにカットした紐を20本作ります。そこから4本1組にし、合計5組作りましょう。
- 4本1組の束の先端を、ひと結びします。
5組全て同じように作りましょう。
- 2で作った束をそれぞれ、ボードにピンで打ち込みます。
結び目に斜め45度の角度でピンをとめ、ボードに固定していきましょう。
- ここから、平結びを1回半していきます。左端の束を残し、他の束をよけておきましょう。
- 基本の平結びの手順んで、数字の4を書くように、左の紐を真ん中2本の紐の上にのせます。
- 下から紐をくぐらせ、左右真横に引っ張ります。続いて、反対側も基本の平結びの手順で続けます。
- 最後に、もう一度同じ結び方をします。これで1回半の平結びが終わりました。
- 続いて、2番目の束をとり、5束同じように平結びを1回半ずつしていきます。
- これで、１段目ができあがりました。
- いったんピンをはずし、束を上にずらします。
- 1段目の結び目に、ピンを打ち直します。
- 続いて2段目を結びます。左端の2本を残し、次の4本で1組を作ります。残りはよけておきましょう。
- 同じ手順で、平結びを1回します。
- 平結び1回ができたら、次の4本1組で平結びを1回しましょう。
- 続けて2段目を4組結びます。右紐の2本が残ればOKです。このとき、高さが合っていない結び目を整えておきましょう。
- 3段目は、左端の2本を加えて4本1組で作ります。いちばん左端の紐と、その隣の紐を入れ替えます。
- 平結びを1回します。
- 3段目の平結びが1組できました。続けて次の4本1組で平結びを1回作ります。最後の1組は、右端の2本のひもを入れ替えてから平結びをします。
- 4段目～10段目は2段目と3段目の結び方を繰り返します。（偶数段が2段目と同じ結び方、奇数段が3段目と同じ結び方です。）
- 11段目の平結びは、3段目と同様、両端のひもを入れ替えてから、1回半ずつ結びます。
- これで、11段目まで結び終わりました。
- ピンをはずし、最初に作った結び目をほどきます。
このようになればOKです。
- 両端の紐を、お好みの長さにカットします。全体のバランスを見ながら少しずつ行いましょう。
- クシでほぐしていきます。裏表面、どちらからも丁寧に行うときれいに仕上がります。
- 全体の長さをそろえて、クシで整えたら完成です。
Craftie Homeの専用キットなら、生成り、グレー、そして生成りとグレーのコンビネーション合計3種類のコースターを作ることができます。動画を見ながら作れるので、初心者の方にも分かりやすくなっていますよ。
マクラメハンキングの作り方
平結びやコースターを作れるようになったら、ハンキングの制作にも挑戦してみませんか？シンプルなデザインなので、どんなお部屋にも合う素敵なインテリアアイテムとして活躍してくれますよ。リビングやダイニングを、マクラメのハンキングでおしゃれに演出してみましょう。Craftie Homeオリジナルのキットもあるので、初心者の方はキットを活用するのもおすすめです。
生成りのマクラメタペストリーもおすすめ
マクラメの基本的な編み方や、ハンギング、コースターなどを楽しんだ後は、タペストリーを作ってみるのもおすすめです。平結びと巻結びのシンプルなデザインで、どんなお部屋もおしゃれに演出してくれます。CraftieHomeのキットなら作り方を動画で丁寧に解説するので、安心して挑戦できますよ。
マクラメで色々なアイテム作りに挑戦しよう
マクラメは、ご紹介したようなコースターやハンギングだけでなく、天然石をあしらうアクセサリー、タペストリーなど、多くのアイテム作りに活用できます。編み道具がいらないので、最低限の準備で気軽に作れるのも魅力のひとつですね。基本の編み方ができるようになったら、さらに自分だけのマクラメアイテム作りに挑戦してみてください。
