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かわいくておいしい、そして没頭できる。oyatsuhinahinaのアイシングクッキーレッスンに参加しました。

バレンタインが今年もやってきます。街にチョコレートがあふれ、デパートには甘い香りが漂う季節。ときめくチョコレートを見つける絶好の機会でもあります。

でも、ふと思ってしまいました。毎年チョコレートを渡しているけれど、少し変化がほしい。そんなときに見つけたのが、アイシングクッキーです。

写真のようなチョコレートに見立てたアイシングクッキーは、かわいくておいしくて甘いクッキーはバレンタインの変化球にぴったりなのではと感じました。(作り方も公開しています。こちらのページへどうぞ。)

とはいえ、わたし(編集部・ツチヤ)はアイシングクッキーに挑戦したことがありません。どんなふうに始めたらいいかわからず、Craftie Styleでもレシピを作ってくださっているoyatsuhinahinaさんのレッスンに参加することにしました。この記事ではそのときの様子をお伝えします。

アイシングクッキーのワークショップが体験できる教室

oyatsuhinahina
都内でアイシングクッキーのレッスンやワークショップをしています。季節のお花をクッキーに描くのが好きです。日々のおやつクッキーの販売や特別な日の為のオーダーも承っています。Instagram: @oyatsuhinahina

季節に合わせたクッキーを楽しむoyatsuhinahinaのレッスン

『oyatsuhinahina』さんの定期レッスンが行われているのは小田急線喜多見駅から徒歩4分の場所にあるカフェ『CAFE&SPACE PushPull』です。

毎月行われている定期レッスンでは季節に合わせたかわいくておいしいアイシングクッキー作りを楽しめます。(Craftie Styleでも季節に合わせたレシピを書いてもらっているので、気になった方はぜひ合わせてチェックいただけるとうれしいです!)

わたしが参加した日は年末だったので、お正月に向けておせちのアイシングクッキーを作りました。到着後、先生のお手本を見てかわいらしさにときめくも、アイシングクッキーほぼ初心者のわたしに作ることができるのか不安でいっぱいです……。

クッキーに没頭できる穏やかな時間を

oyatsuhinahinaの杉本先生

時間になって他の参加者さんたちも集まったところで、レッスンは始まりました。参加されていたみなさんは何年もoyatsuhinahinaさんのレッスンに参加されているとのこと。初心者はわたし一人でしたが、とても穏やかな雰囲気でやさしく迎え入れてもらいました。

まずはこの日に作るアイシングクッキーの説明を聞きます。手元にはクッキーとアイシング、それとキッチンペーパー、つまようじ、細い筆、水が置かれていました。

小さなキッチンペーパーはクッキーの下に敷くためのもの。クッキーの角度を変えたいときに直接クッキーを触ろうとすると、誤ってアイシングを引っ掻いてしまう……なんて事故を防げます。

筆は水で湿らせて、ちょっとした修正に使います。大活躍でした。

アイシングクッキーワークショップ体験

まずは先生のデモンストレーションを見て、それから各自で進めます。参加者みんなで足並みをきっちりそろえて進めることはないのですが、作るおせちの順番はみんな同じです。この日は昆布から始めました。

始まるとみんな黙々と目の前のクッキーに向き合います。つい静かな空間になってしまってもそれが心地良い空気でもあり、時折おしゃべりもする、とても穏やかな時間が流れます。

参加者のレベルはそれぞれですが「置いていかれる!」と心配する必要はありませんでした。わたしのような初心者やピンチのときには先生がそっと助けてくれます。

レッスンはカフェに併設されているスペースで行っているので、途中でカフェのドリンクを注文するワンオーダー制。お店の方におすすめしてもらった「Old5ブレンド」のコーヒーをいただきながら、黙々とクッキーにおせちを描きました。

黙々とクッキーと向き合って、ついに完成です! 完成した人から、漆のお盆にクッキーを移動させて記念撮影をします。

この日は陽の光が入る場所が限られていたので、完成した人から日の当たる場所で撮影をすることに。まだ作り途中の人は撮影の順番を待ちながら完成に向けて取り組む流れだったので焦ることもなく最後までしっかりアイシングクッキーを作ることができました。

必要なのはちょっとの練習と覚悟。難しく考えるよりやってみて

クッキーにアイシングを乗せる前に、クッキーの下に敷く作業用シートやカッティングボードでまずは練習すると安心です。特に縁取りのときに試してみると、どのくらいの太さの線になるのか、どのくらいの力加減でアイシングを持てば良いのかがわかり安心して取り組むことができました。

それと、厚めに塗ったほうがぷっくりしてかわいさが増します。わたしは控えめに塗っていたので、少しぺらぺらした印象になってしまいました。(上記写真は先生のもの。ぷくぷくしてかわいい。)

とはいえ、厚く塗るときには注意しないとクッキーとアイシングの間に空気が入ってしまい、後々その部分が凹んでしまうおそれもあります。このあたりが難しくて、もっとうまくなりたい思いが掻き立てられました。

失敗しても、直後なら修正できるケースもありました。特に縁取りは「間違っちゃった!」と思った瞬間につまようじで潔くその部分を取ってしまえば、修復できます。

その反面、時間勝負なところもあり迷いなく描かねければならない場面もあるので、そんなときはやっぱり一度ささっとクッキングシートで練習してから臨むのがおすすめです。

海老の背中に手が当たってしまったのをアイシングを上塗りして、なんとかカモフラージュしました。

写経のような、真剣な時間を過ごすひととき

最初は自分にできるか少し不安でしたが、2個目を塗ったあたりから少しずつ慣れてきて黙々とクッキーにアイシングを乗せていました。日々の慌ただしさを忘れられるのは、大人にとって貴重な時間です。目の前のクッキーのことだけに集中できて、とても良いリフレッシュになりました。

同じく参加されていたみなさんにも感想を聞くと、アイシングクッキーに没頭できる時間が楽しいのだと教えてくれました。

「忙しい毎日の中で、このレッスンが月イチの楽しみです」
「2時間こんなに集中すること、日常じゃないもんね」
「毎月デザインがかわいくて、楽しみにしてます」
「作って終わりじゃなくて、持ち帰っておいしくいただけるところもうれしいよね」
「あと、先生に会いに来ているのもあります」

みなさんに話を聞いていると、先生に会いに来ているという声もありました。レッスン後に、先生にも少しお話を伺いました。

アイシングクッキーの楽しさを伝えたくて

――アイシングクッキーを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「8年くらい前にアートイベントのお手伝いをしていたんです。そのときイベントを主催していたデンマークの方が帰国することになったので、その方の顔のクッキーを作ったことがきっかけです。今みたいに技術がなかったのでシュガーペーストで作ったんですけども。

そのときにアイシングクッキーっておもしろいなと思っていたら、『作ってもらえないか』とお話をいただくことが増えたんです」

――アイシングクッキーを教えようと思ったのはどうしてですか?

「アイシングクッキーを作っている中で、この楽しさを伝えられたらいいなと思っていました。それで場所を探していたときに、偶然こちらのカフェ(CAFE&SPACE PushPull)に出合ったので定期レッスンをさせてもらっています。定期レッスンの他にも、お声がけいただいてレッスンをしているのが現在です」

――今後、どんな活動をしていきたいなどありますか?

「このカフェでクッキーを作って販売したり、作品としてアイシングクッキーを作ったりCraftie Styleでレシピを書いたり、教えるだけでなくいろんな活動をさせてもらっているのが自分の強みなのかなと最近思ったんです。

だから、もっといろんな方法でたくさんの人とアイシングクッキーの楽しみを共有できたらいいなと思います。

あと、お子さんがクッキーを使って物語を考えるようなワークショップもやりたいなと、密かに野望を抱いています。こちらも実現させたいですね」

チャレンジの一歩を、気軽に踏み出してみて

oyatsuhinahinaさんのレッスンは、先生がつきっきりでも放置でもなく、程よい距離感でそっと見守ってもらえている安心感もあったので、アイシングクッキー作りに集中できました。できあがったクッキーもかわいくて、家に帰って食べるときもつい笑顔になる自分がいました。

アイシングクッキーは、材料や道具をそろえたらおうちでもチャレンジできます。だけど、自分で道具をそろえるのは少しハードルが高いと感じている方やわたしのように初めての方は、直接教えてもらえるレッスンやワークショップに参加してみると思ったよりも気軽に挑戦できると参加して感じました。

新しいことにチャレンジするきっかけに、忙しい毎日の中を忘れて没頭する時間にぴったりです。

おいしいものが好きな人、かわいいものにときめきたい人、手作りでバレンタインのプレゼントを贈りたい人、バレンタインにチョコレート以外を検討している人にはアイシングクッキーのワークショップや体験レッスンがおすすめですよ。

気になるあなたはぜひチェックしてくださいね。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。